Ubuntu Weekly Topics

2011年10月14日号Ubuntu 11.10 “Oneiric Ocelot”リリース・preciseに向けての提案・UWN#236

Ubuntu 11.10 “Oneiric Ocelot”のリリース

10月13日(現地時間)に新しいリリースとなるUbuntu 11.10 ⁠Oneiric Ocelot⁠公開されました。関連するドキュメントは以下の通りです。少なくとも利用の前にリリースノートは確認しておくようにしてください。

その他、Lubuntuのリリースノートやリリースの少し前に公開されたCanonicalによるリリース(同、ビジネス向けバージョンもあります。

また、リリース後のkernelに重要なパッチが提供されるため、該当するプリンタを利用しているユーザーはアップデートが必須となるでしょう。もともとフリーズ直後にいくつかの問題が見つかっているため、⁠11.10に更新後、最初に行うのはカーネルのアップデート」⁠タイミングによってはアップデート時点で取り込み済み)ということになりそうです。とはいえ、リリース直後には「目」の数が爆発的に増えることもあり、多くのバグが見つかるのが恒例です。十分に安定した状態で移行したい場合はまだアップグレードせず、しばらく経ってから更新するのが良いでしょう。

逆に、バグ出しや新機能の確認のため早期にアップグレードしたい場合、AlternateCDをダウンロードし、国内のミラーサーバーを指定しなおして(アクセスが集中するjp.archive.ubuntu.comとその実体である富山大学指定を避けて)アップグレードすると快適に更新できます。インストールせずにまだ様子を見る場合は、壁紙一覧Oneiricをインストールして最初に行った15のことといった記事を確認してください。

Preciseへのアイデア

11.10のリリースとともに、preciseに向けてのアイデア出しが進められています。……とはいえ、主な戦力はほぼ全員リリースエンジニアリングに回っているため、活発な意見交換は来週から開始されることになります。現状では登録されたBlueprintも非常におとなしい状態です。

  • カーネルにおいて、64bitのGeneric FlavourとServer Flavourを統合し、Server独自の設定は起動後に変更するようにできないか考えてみようという提案。
  • Postfixはリリースが頻繁なので、microrelease[2]に切り替えられないか、という議論

UWN#236

Ubuntu Weekly Newsletter #236がリリースされています。

その他のニュース

今週のセキュリティアップデート

usn-1223-2:Puppetの再アップデート
  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2011-October/001441.html
  • Ubuntu 10.04 LTS用のアップデータがリリースされています。usn-1223-1で発生したエンバグを修正するためのアップデートです。
  • usn-1223-1の修正により、SSH authorized_keysファイルの管理が行えない状態になっていました。
usn-1227-1:Linux kernel のセキュリティアップデート

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