使い勝手のよさと高い柔軟性が魅力─HyperCloudに見る最新VPS/IaaSの実力

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ドメインサービスのDomain Keeperやハウジングサービス,各種ホスティングサービスなどを提供するハイパーボックスでは,VPS/IaaSとしてHyperCloudを提供しています。同様のサービスは多くのプロバイダから提供されていますが,それらと何が違うのでしょうか。ここでは実際にHyperCloudを利用しながら,その魅力に迫っていきます。

可用性も選べるクラウドVPS/IaaSサービス

インターネット上でサービスを提供する際のインフラとして,あるいはWebアプリケーションの開発やテスト環境としてなど,現在さまざまな用途で使われているのがVPSやIaaSといったサービスです。いずれもroot権限が提供されているため,自由にOSの設定を変更したりアプリケーションをインストールしたりできるほか,仮想化技術を用いてハードウェアの利用効率を高めることにより,低価格でのサービス提供を実現していることなどが特徴となっています。

こうしたVPSやIaaSとして,老舗のホスティングプロバイダであるハイパーボックスから提供されているのがHyperCloudで,VPS型のサービスである「HyperCloud VPS」とIaaS型のサービスである「HyperCloud Public」の2種類が提供されています。

VPS型のサービスであるHyperCloud VPSは,月額1575円から利用できるという価格の安さが魅力となっているほか,スペックの異なるサーバーグレードから用途に応じて選択することができます。なおサーバーグレードの種類は7種類で,1コア/0.5~1GHzの「HV1-50」から,4コア/2.93GHzの「HV4-300」の7種類が用意されているため,用途に応じて最適なスペックを選択できるのは嬉しいところでしょう。

IaaSとして利用できるのはHyperCloud Publicです。こちらは時間単位での従量課金と,月単位での課金の2つの選択肢が用意されています。たとえば数日間だけサーバーを使いたいなど,短期間の利用でも無駄なコストが発生しないというわけです。可用性の面では,ハードウェア障害の予兆を検知した際にサーバーを停止する事無く正常なハードウェアにライブマイグレーションする「障害予兆検知・ライブマイグレーション」と,万が一ホストが停止した場合でもサーバーを正常なホストで再起動する「自動フェイルオーバー」の2重のHA構成となっており,サーバー停止による影響が大きい用途でも安心して使うことができるでしょう。なおHyperCloud Publicでも,HyperCloud VPSと同様にサーバーグレードを選択することが可能です。

HyperCloudの特徴として,作成したサーバーをHyperCloud VPSとHyperCloud Publicで相互に移行できる所が大きな特長の1つです。たとえば開発はVPS上で行い,本番運用の際には2重HA構成となっているHyperCloud Publicに移行する,といった運用状況に合わせて可用性を選ぶ事ができるわけです。また手動でのサーバーグレードの変更も当然可能で,状況に応じてサーバーパフォーマンスを調整できます。このように柔軟な運用が可能な点は,HyperCloudの大きなメリットになっています。

オートスケール対応でサーバー運用負荷を低減

この2つのサービスに共通する特徴として,注目したいのがオートスケールアップ/ダウンに対応していることです。サーバー負荷があらかじめ設定したしきい値を超えた,あるいは下回った場合,自動的にサーバーグレードを変更したり,あるいはメモリ容量を調整したりするという機能です。これを利用することにより,たとえば10分以上のメモリ使用率が90%を上回った場合,1GBのメモリを追加するといった設定ができます。サーバー運用の負担をできるだけ軽減したいといったユーザーには見逃せない機能でしょう。

国内データセンターでの運用で低遅延を実現

迅速に新規サーバーを構築できることもポイントとなっています。HyperCloud Publicであれば,コントロールパネル上での新規サーバー作成の操作後,最短100秒程度でサーバーにアクセスして操作することが可能になります。たとえばトラフィックが増大したので新規にサーバーを構築して負荷を分散したいといった場面で,このスピードは大きな意味を持つのではないでしょうか。

さらに信頼性という観点で見逃せないのが,HyperCloud Publicにおいて設定されている100%のSLA(Service Level Agreement:サービス品質保証)です。一般的にIaaSのSLAは99.9~99.95%程度であり,100%のSLAを設定しているサービスは多くありません。このサービスの可用性に対する,ハイパーボックスの自信が見て取れます。また,電話サポートは24時間365日対応となっているため,何らかの問題が発生した際にすぐに相談できるのも心強いポイントでしょう。

こうしたサービスは海外でも多数提供されていますが,実際に利用して実感するのが遅延の大きさが及ぼす影響ではないでしょうか。たとえば日本国内からアメリカの西海岸のデータセンター内にあるサーバーと通信した場合,RTT(往復遅延時間)は百数十ミリ秒に達します。特にレスポンスが重要となるWebアプリケーションでは,これだけ大きな遅延があるとユーザーの使い勝手に大きな影響を与えかねません。遅延は実行通信速度にも大きく影響するため,たとえば容量の大きいファイルを転送するような用途にも不向きです。しかしHyperCloudは国内のデータセンターで運用されているため,こうした遅延に悩む必要はありません。特にパフォーマンスやレスポンスを重視する場合には,ハードウェアスペックだけでなく,こうしたデータセンターの場所にもこだわりたいところです。

使い勝手のよい独自開発のコントロールパネル

使い勝手のよい,独自開発のコントロールパネルが提供されていることも,HyperCloudの見逃せない特徴となっています。実際に利用しながら,このコントロールパネルの使い勝手を見ていきましょう。

図1 HyperCloudのダッシュボード。新規サーバーを構築するには,⁠サーバー作成」ボタンをクリックする

図1 HyperCloudのダッシュボード。新規サーバーを構築するには,「サーバー作成」ボタンをクリックする

コントロールパネルにアクセスし,ユーザー認証を経てまず表示されるのはダッシュボードです。ここではサーバーやHDD,ネットワーク転送量などを一目で確認することができます。

サーバーを構築するには,⁠サーバー作成」ボタンをクリックしてウィザードを起動します。このウィザードでは,作成するサーバーの名前や説明を入力した後,利用するOSやサーバーグレードなどを選択していきます。さらにrootアカウントのパスワードを設定し,IPアドレスの種類(プライベート/グローバル)を設定すれば完了です。

図2 サーバー作成画面。OSイメージやタイプ(VPS/Public(IaaS)⁠サーバーグレードなどを指定することができる

図2 サーバー作成画面。OSイメージやタイプ(VPS/Public(IaaS),サーバーグレードなどを指定することができる

構築したサーバーの詳細をチェックするには,サーバー一覧画面にアクセスします。ここではサーバーに割り当てた名前(ラベル名)やIPアドレス,ホスト名,現状のステータスなどのほか,選択したサーバーグレードやインストールしたOSなども確認することが可能で,サーバーの状況を一目で把握することができます。

図3 サーバー詳細画面。利用しているサーバーのスペックやIPアドレスなどのほか,利用料金なども表示される

図3 サーバー詳細画面。利用しているサーバーのスペックやIPアドレスなどのほか,利用料金なども表示される

なおHyperCloud VPSおよびHyperCloud Publicでは,いずれのサーバーグレードにおいてもHDDは40GBで,必要に応じてユーザー自身で追加する形となっています。HDDを追加するには,サーバーをシャットダウンした上でサーバー詳細画面のHDD欄にある「+追加」ボタンをクリックしましょう。これでHDDの追加画面が表示されるので,HDDラベル名や容量などを指定して実行すれば完了です。もちろん,追加したHDDを別のサーバーに付け替えることもできます。

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