低価格なPCサーバで低コストの業務効率化を!――NEC「Express5800/S70 タイプSD」レビュー

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Samba活用で使われる主なコマンドと設定ファイルの変更

SambaやSWATのインストール,各種設定やコンフィグの書き換えに使用したコマンドの一覧です。

図26 viでは,⁠i⁠でカーソルの左へ挿入,⁠a⁠でカーソルの右へ挿入,⁠Esc⁠キーでコマンドモードに移行します。また,⁠:q⁠で終了,⁠:wq⁠で保存して終了です

図26 viでは,”i”でカーソルの左へ挿入,”a”でカーソルの右へ挿入,”Esc”キーでコマンドモードに移行します。また,”:q”で終了,”:wq”で保存して終了です

SambaとSWATのインストール

パッケージリストを取得

[root@localhost root]# apt-get update

最新パッケージリストの更新を確認

[root@localhost root]# apt-get upgrade

Sambaのパッケージを検索

[root@localhost root]# apt-cache search samba

SambaとSWATをインストール

[root@localhost root]# apt-get install samba
[root@localhost root]# apt-get install samba-swat

パッケージ検索で見つかったすべてのプログラムやファイルをインストールしても構いません。その場合はapt-get install samba samba-client samba-common samba-doc samba-libsmbclient samba-libsmbclient-devel samba-swatとしてフルインストールします。

Sambaの起動と自動起動

Sambaの起動

[root@localhost root]# /etc/rc.d/init.d/smb start

Sambaの自動起動

[root@localhost init.d]# chkconfig smb on

Sambaの起動確認

[root@localhost init.d]# chkconfig --list smb

Sambaが起動していない場合は,すべてoffで表示されます。

Sambaの再起動

[root@localhost root]# /etc/rc.d/init.d/smb restart

smb.configを書き換えたときに再起動します

Sambaのコンフィグ設定

[root@localhost root]# vi /etc/samba/smb.conf

リストの⁠workgroup =” を自分のワークグループ名に変更

Sambaユーザの作成

[root@localhost root]# smbpasswd -a ユーザー名

パスワードを設定するよう求められるので入力。ただし,パスワードは表示されず空白になるので注意更

SWATをブラウザで表示できないとき

[root@localhost root]# vi /etc/xinetd.d/swat

only_from = ⁠のIPを指定,⁠disable = ⁠をnoにする。

[root@localhost root]# vi /etc/inetd.conf

# swat stream tcp nowait.400 root /usr/sbin/tcpd swat⁠の先頭にある⁠#⁠をはずす。

[root@localhost root]# vi /etc/hosts.allow
”swat: localhost 127.0.0.1”のIPを指定する。もしくは”swat: ALL”とする

INETを起動・再起動する

[root@localhost root]# /etc/rc.d/init.d/inet start
[root@localhost root]# /etc/rc.d/init.d/inet restart

設定がうまくいけばWindowsネットワーク上からホストコンピュータが見えるはずです。ダブルクリックでアクセスしようとするとユーザ名とパスワードを要求されますので,事前にVine Linuxに「Windows User」を登録しておくとよいでしょう。アクセスできればディレクトリが見えるはずなので,あとは任意で運用するだけです。

図27 Windows Vistaのネットワーク上に表示されたホストコンピュータ

図27 Windows Vistaのネットワーク上に表示されたホストコンピュータ

図28 ユーザに与えられた共有フォルダが見えます。お手持ちのプリンタのLinux対応ドライバを入手すればプリンタサーバとしても活用できます。

図28 ユーザに与えられた共有フォルダが見えます。お手持ちのプリンタのLinux対応ドライバを入手すればプリンタサーバとしても活用できます。

自在なシステム運用にオススメの1台

Express5800/S70 タイプSDは廉価なサーバというだけでなく,すでに企業において高い導入実績を誇るExpressサーバと同じノウハウを持つPCサーバです。今回紹介したVine Linux 4.2を使って,ファイルサーバだけでなく,Webサーバやメールサーバ,FTPサーバとして活用することも可能です。今回はVine Linux 4.2を使用しましたが,近年注目を浴びている「Ubuntu LinuxUbuntu Japanese Team)⁠をベースに導入されてもよいでしょう。

図29 Ubuntu LinuxではCD-ROM起動,フルインストールでも正常に稼働しました。

図29 Ubuntu LinuxではCD-ROM起動,フルインストールでも正常に稼働しました。

スペースの都合上,この場ですべてを解説できませんでしたが,Linux系OSを使ってサーバを構築する際の情報や知識は,ネット上でたくさん得ることができます。そうした有用な情報や知識を得つつ,自前でサーバ運用を行うこともコストメリットが高いIT導入方法のひとつといえます。チーム内で情報共有を行いたいとき,あるいは小規模企業におけるWebサーバ運用など,Express5800/S70 タイプSDが活躍できるシーンは無限ともいえます。アイデア次第で導入コストと相談しながら選ぶことも可能なPCサーバ,Express5800/S70 タイプSD。企業にとって魅力の詰まったPCサーバであることは間違いないでしょう。

著者プロフィール

中山一弘(なかやま かずひろ)

テクニカルライター歴10年。ライティングプロダクションエースラッシュの代表でもある。アウトドアからPC,IT,ビジネスまで幅広いジャンルで執筆活動を展開中。

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