Windows Azure通信

パイロット版 2012年7月~9月アップデート

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Windows Azure Webサイト

Windows Azure Webサイトの機能強化~Paid Shared Instanceの追加,Gitデプロイによるバージョン管理(9/17)

Windows Azure Webサイトの機能が強化されました。これまでは,インスタンス領域を共有し,10個まで無料で利用できる無償版と,インスタンス領域を占有で利用できる予約版の2種類が提供されていましたが,Free/Shared/Reserved Instanceの3種類になります。

Free(Free Shared Instance)はこれまでの無償版と同じく,インスタンス領域は共有,10個まで無料でWebサイトを作成できます。帯域幅はOutbound(送信)165MB/日の上限があります(Inbound(受信)には上限はありません)⁠

新しく追加されたShared(Paid Shared Instance)はFreeと同じくインスタンス領域は共有ですが,帯域幅の上限がなくなり,5GB/月までは無料,超えた分のOutbound(送信)については従量課金となります。また,CNAME/A-record設定により独自のDNSドメイン名を複数設定できます。料金は1.75円/時間(約1258.71円/月)⁠只今プレビュー期間となりますので33%Offの1.14円/時間(約818.16円/月)となります。

Reserved Instanceでは,インスタンスのサイズ(S/M/L)を選択でき,必要に応じた拡張・縮小が可能です。料金はSインスタンス10.49円/時間,プレビュー期間につき33%Offの7.00円/時間となります。

なお,Windows Azure Webサイトのデプロイ(配置)についても機能が強化され,GitおよびCodeplexによるデプロイではワークフロー機能によりチェックイン,バージョン管理が行われます。また,Gitの⁠master⁠以外のbranchがサポートされ,Windows Azure Webサイト側で⁠Live⁠(現在稼働中)⁠Staging⁠(テスト)の使い分けなどが可能になります。

Windows Azure仮想マシン

Windows Server 2012 RTM,BizTalk Server 2012 R2 CTPがWindows Azure仮想マシンで利用可能に(8/16,8/29)

Windows Azure仮想マシンで用意されているイメージでもWindows Server 2012RTM版が公開され,利用が可能になりました。Windows Server 2012は,オンプレミス(社内設置型)の仮想環境,およびWindows Azure上におけるアプリケーションの展開やSystem Centerによる一括管理など,クラウドに最適化したソリューションを提供します。

また,Microsoft BizTalk Server 2010 R2(CTP)がWindows Azure仮想マシンのギャラリーに追加され,試用できるようになっています。BizTalk Serverは,プラットフォームを超えてアプリケーションを接続し,ビジネスプロセスとして統合や管理を行う製品で,オンプレミス(社内設置)に加えてクラウドに配置できることで,オンプレミスとクラウドの連携において試用,検討にもお使いいただけます。

Windows Azureクラウドサービス

Windows Azureクラウドサービス,古いバージョンのGuest OSのサポート終了

Windows Azureクラウドサービス(ホステッドサービス)で古いバージョンのGuestOSのサポートが2012年10月に終了となります。

Windows Server 2008 R2対応Guest OS 2.9(Release 201112-02)およびWindows Azure Guest OS 1.17(Release 201112-02)より古いバージョンが利用できなくなります。

Windows Azure仮想マシン,VMロールのご利用には影響ありません。また,Guest OSを最新バージョンに自動アップデートする設定にされている場合,および上記より新しいバージョンをご利用の場合,変更はありません。

2012年10月3日以降,対象となる古いバージョンのGuest OSはWindows Azureポータルから選択できなくなります。また,対象の古いバージョンをserviceconfigration.cscfgに指定して利用することもできなくなります。なお,現在稼働中のクラウドサービスで対象のGuest OSを利用している場合は,自動的に最新バージョンのGuest OSにアップデートされます。

Windows Azureモバイルサービス

Windows Azure Mobile Servicesプレビュー公開(8/28)

Windows 8やスマートフォン(iPhone/Windows Phone/Android)などマルチデバイス対応アプリケーションのプラットフォームをWindows Azure上で提供するWindows Azure Mobile Servicesが公開されました。

データのテーブル設定や保存,ユーザ認証やプッシュ型通知といった機能を簡単にアプリケーションに組み込めるサービスで,現在,Windows 8アプリケーションのテンプレートが用意されています。後日iOS/Android/Windows Phone用も公開予定になっています。

Windows Azure Mobile Servicesのプレビュー版は,windowsazure.comのアカウントページにある「プレビュー機能」よりお申込み,ご利用いただけます。

Windows Azure Mobile services,SDK をオープンソースとして公開,iOS および Android 対応を開始(9/20)

Windows Azure Mobile Servicesのアプリケーションを開発キットであるWindows Azure Mobile Services SDKがGitHubにて公開され,オープンソースライセンスとして利用できるようになりました。

また,iOS および Android 対応がパートナーのXamarin Inc.によって進められており,まずGitHubにてiOS版のSDKとサンプルが公開されています。

著者プロフィール

大森彩子(おおもりあやこ)

日本マイクロソフト株式会社 プラットフォームテクノロジーアナリスト。

マイクロソフト製品・テクノロジー全般,とくにWindows Azure Platformの啓蒙・マーケティングに関わり,2010年7月より現職。

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