Windows Azure通信

2013年1月29日号:Windows Azureメディアサービス正式公開

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

Windows Azureメディアサービスが正式公開(1/22)

これまでプレビュー版としてサービスを提供してきたWindows Azureメディアサービスが正式リリースとなりました。

Windows Azureメディアサービスは,マルチプラットフォーム向け(Windows / iOS / Android)の動画コンテンツを配信(HTML5 / Flash / Sliverlight)するための機能を備えており,個人や社内利用,商業利用まで,動画コンテンツをアップロードして,エンコーディングや配信を容易に行うことができます。

Windows Azure管理ポータルからGUIで利用できるほか,Rest APIや.NETおよびJava向けSDKによりWindows Azureメディアサービスを操作できます。また,大量の動画メディアを一度にアップロードする場合などは,一斉アップロード(Bulk Upload)するBulk Ingest .NET Libraryやパートナー提供のソリューションを利用できます。

なお,先日アナウンスされた占有ユニットは,オンデマンドストリーミングおよびエンコーディングに利用でき,ユニット数を拡張することで処理を高速化できます。

なお,正式リリースにより 2013年2月17日より課金,SLA(Service Level Agreement)が適用となります。

各種モバイルにプッシュ通知を送信できるWindows Azureの新サービス,通知ハブがプレビュー公開(1/22)

Windows Azureメディアサービスのリリースとともに,通知ハブ(Notification Hubs)と呼ばれる新しい機能がプレビュー公開されました。Windows Azure通知ハブは,各種デバイスにプッシュ通知メッセージを送ることができるサービスで,各種デバイスに対応,メッセージ送信サービスをAPI経由で容易に利用できます。

こちらは遅延を抑えて何万ものデバイスにプッシュ通知を行えるように設計されており,自分でルーティングのインフラ構築を行うことなく,Pub/Subモデルで通知を行うことができます。 現在Windows 8およびiOS向けアプリケーションで即時利用できるようになっており,AndroidおよびWindows Phoneもまもなく対応予定です。

また, per-user-tagと呼ばれるタグによって,デバイスやアプリケーションは識別できる仕様になっており,アプリケーションからユーザIDやお気に入り,場所などをタグに設定/取得することで,デバイス別やタグ情報に沿ったプッシュ通知などを行うことができます。

なお,通知ハブは Windows Azureモバイルサービスからの利用はもちろん,クラウドサービスや仮想マシン,Web サイトに配置されているアプリケーションからも利用できます。

SQL Server 2012 SP1 CU2でデータベースをWindows Azureへバックアップ,ODBCドライバでWindows Azure向け機能強化(1/24)

SQL Server 2012 SP1の累積的な更新プログラム(CU: Cumulative Update)#2と新しいODBC Drivers for SQL Serverが公開されました。

このCU2により,SQL Server Native Backupの機能を利用してSQL Serverデータベースを Windows Azureストレージに容易にバックアップできるようになりました。オンプレミス(社内設置)はもちろん,Windows Azure仮想マシンなどクラウドで稼働しているSQL Serverのデータベースで利用でき,T-SQLおよびSMOを用いてWindows Azureブロブストレージへバックアップできます。ユーザ自身でバックアップ用のリソースを準備する必要がなく,また,Windows Azureストレージ自体がデータ保護のために多重化されており,地域冗長を利用することでより強固にバックアップできます。

新しいODBC Drivers for SQL Serverには,Windows版に加えてLinux版が追加されています。Windows Azure関連の機能としては,Windows版のODBCドライバでは,接続が切断されたWindows Azure SQLデータベースへのセッションステートを復旧できるようになりました。Linux版では,オンプレミスまたはWindows Azure仮想マシンのLinux上のアプリケーションからWindows Azure SQLデータベースへ接続できる機能が含まれています。

馮富久の眼

Windows Azureメディアサービスの正式公開により,今まで以上にWindows Azure上でのWebサービス開発がしやすくなりました。また,同時に発表されている,各種モバイルへのプッシュ通知にも注目したいところです。こういった汎用的な部分が整備されることで,スマートデバイス向けサービス/アプリの開発がより進むと予想されます。

クラウド連携スキルを高める無料ハンズオントレーニング開催!

クラウド環境でのアプリケーション開発事例が増えつつある現状を踏まえ,開発者向けに Windows Azure をテーマとした無料のハンズオントレーニングを連続開催します。
詳細,ご参加はこちらから↓

画像

著者プロフィール

大森彩子(おおもりあやこ)

日本マイクロソフト株式会社 プラットフォームテクノロジーアナリスト。

マイクロソフト製品・テクノロジー全般,とくにWindows Azure Platformの啓蒙・マーケティングに関わり,2010年7月より現職。

バックナンバー

Windows Azure通信

バックナンバー一覧

コメント

コメントの記入