ソロソロ来るゾ! Google Cloud Platform!

第1回 Google Cloud Platformの概要

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

2013年終盤にGoogleが本格的にIaaS事業に参入することが発表され,2014年は一気に展開が進み,広く一般にサービスとして利用できる状況になりました。2015年はいよいよ普及のフェーズに入っています。

今回から6回に渡り,圧倒的な技術力でそろそろ攻勢に出そうなGoogle Cloud Platformについて紹介します。

Google Cloud Platformとは

検索・広告の巨人Googleが提供する,Infrastracture as a Service(IaaS)⁠Platform as a Service(PaaS)です。

正式名称はGoogle Cloud Platform(GCP)です。

サービスラインナップは,今や業界のデファクトスタンダードとなったAWSとの対比で見てみるとわかりやすいと思います。

今まではGoogleのクラウドと言うとGmailやGoogle Drive・Google for WorkのようなSaaS,Google App Engine(GAE)のようなPaaSが有名でしたが,いよいよGoogle Compute Engine(GCE)を引っさげてIaaSにも手を伸ばし始めました(逆にAWSはAmazon WorkMailなどでSaaSに手を伸ばし始めました)⁠

GCPとAWSのサービスラインナップ対比

サービス内容 Google Amazon
総称 Google Cloud Platform(GCP) AWS
コンピューティング Google Compute Engine(GCE) EC2
ブロックデバイスストレージ GCEのPersistent Disk EBS
オブジェクトストレージ Google Cloud Storage S3
ファイアウォール GCEのFirewall Security Group
ロードバランサ GCEのLoad Balancing ELB
RDBMS Google Cloud SQL RDS
DNS Google Cloud DNS Route53
ビッグデータ BigQuery RedShift
Container Google Container Engine(GKE) ECS
PaaS Google App Engine(GAE) Elastic Beanstalk
KVS Google Cloud Datastore DynamoDB

それぞれ特色豊かなサービスが提供されており,横に並べてみたものの厳密に言うとあまり競合していないサービスも多くあります。それぞれのサービスの詳細については第2回以降で詳しく解説します。

Google Cloud Platformの特徴

Google Cloud Platformの特徴はなんと言ってもGoogleの圧倒的な技術力です。Googleが自身のために開発・利用している技術をベースにすることで,機能的優位を産みだしています。

何度も引き合いに出してしまいますが,今やデファクトスタンダードとなったAWSの場合は背景に小売・流通の精神があり,ユーザ本位の展開でシェアを伸ばし今の地位を確立しました。サービスラインナップや拡張の方向性がとても優れているのがその現れです。

背景の異なる2社が競い合って,より便利に使いやすくなる方向で発展してくれることでしょう。

Google Cloud Platformの利用事例

今まではGoogle Cloud Platformと言うとGoogle App EngineやBigQueryの事例ばかりだったのですが,最近はGoogle Compute Engineの事例も出始めました。

Google for Work Japan公式ブログで,⁠株)エイチームさんのスマートフォン向けリアルタイムRPG「ユニゾンリーグ」の事例が公開されています。

絶賛利用拡大中なのでこれからどんどん増えていくことでしょう。

Google Cloud Platformコミュニティ

先日Google Cloud Platform User Groupが設立され,2015年1月14日に第1回勉強会がGoogleオフィスで開催されました。筆者も参加しまして,サービス紹介あり,事例紹介あり,ハンズオンありのとても充実した楽しい会でした。

支部勉強会も積極的に支援していく方針ですし,皆さまぜひGoogle Groupから参加してください。

Google Cloud Platformに関する情報源

筆者が普段チェックしている情報源は以下のとおりです。今年はいよいよGoogle Cloud Platformが本格的に展開していく年になりそうなので,ぜひこまめにチェックしてみてください!

はじめてみよう!

筆者が自社ブログにチュートリアルを書いていますので御覧ください。ターミナルを使わずにサーバにログインできますよ。

次回は

次回はGoogle Compute Engineを中心に紹介します。

著者プロフィール

馬場俊彰(ばばとしあき)

株式会社ハートビーツ 技術統括責任者。

電気通信大学の学生時代に運用管理から業界入り。MSPベンチャーの立ち上げを手伝った後に,中堅SIerにて大手カード会社向けJavaプログラマーを経て現職。現在インフラエンジニアとして活動中。インフラエンジニア勉強会hbstudy主催。最近の興味は写真とPythonプログラミングとクラウドの活用。大好物はカレー。静岡県の清水出身。

URLhttp://heartbeats.jp/
Twitter@netmarkjp

コメント

コメントの記入