この数年に販売されたデスクトップPCの多く,そしてノートPCのほとんどは,複数のディスプレイを利用することができるようになっています。また,液晶ディスプレイの価格下落に伴い,WUXGAクラスのディスプレイであっても,非常に安価に調達できますので,複数のモニタをお持ちの方も多いかもしれません。
今回はUbuntu上でデュアルディスプレイを設定するレシピをお届けします。
デュアルディスプレイの分類
デュアルディスプレイ(トリプル,クアッドといった,2つ以上のマルチディスプレイも含みます)の使い方は,大きく分けて2つあります。
1つは「ミラーリング」などと呼ばれる使い方で,複数のディスプレイに同じ映像を表示する使い方です。これは主にノートPCとプロジェクタを組み合わせる場合に用い,複数のユーザに同じ画像を見せたい場合に利用します。
もう1つが「拡張デスクトップ」などと呼ばれる方法です。これは複数のディスプレイの表示を横や縦に並べ,あたかも一つの大きなディスプレイであるかのように扱います。(図1)は,1600x1200の解像度を持つモニタを横に並べ,3200x1200の仮想解像度で利用している状態のスクリーンショットです。
Ubuntuはこれらの使い方の両方に対応しています(注1)。
- 注1)
- 正しくは「Ubuntuは」ではなく,「Linuxでは」「Xorgでは」となります。
「画面解像度の設定」ダイアログの利用
Ubuntuでは標準のGUIとして,[システム]→[設定]→[画面の解像度]という設定ダイアログが用意されています(図2)。
モニタを追加した場合はこのダイアログを利用して設定を行うことで,本来はミラーリング・拡張ディスプレイともに容易に設定可能です。ミラーリングを行う場合は「複数の画面をミラーする」を,拡張デスクトップとして利用する場合は追加されたディスプレイをクリックし,解像度を設定することで利用できます。設定後はログアウトすることでXを再起動すれば設定が反映されていることが期待できます。
ただし,色々な原因でこのダイアログからは設定が行えないことがあります。最初にこのダイアログから設定を試みて,正常に動作しないようであれば他の手段を試す必要があるでしょう。

