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第70回 GW特別企画・電源プラグ型コンピューターSheevaPlugの使い方(2):インストール編

この記事を読むのに必要な時間:およそ 7.5 分

rootパスワードの変更

SheevaPlugのデフォルトファイルシステムのrootパスワードは,前述の通り「nosoup4u」です。このまま利用するのは問題ですので,パスワードを変更しておいてください。

# passwd

初期ユーザーの作成

デフォルトではrootユーザーしか存在しないので,adduserコマンドで新規にユーザーを作成してください。以下では「test」というユーザーを作成していますが,利用したいユーザー名に置き換えて実行してください。

# adduser test
Adding user `test' ...
Adding new group `test' (1000) ...
Adding new user `test' (1000) with group `test' ...
Creating home directory `/home/test' ...
Copying files from `/etc/skel' ...
Enter new UNIX password: (ユーザーのパスワードを入力)
Retype new UNIX password: (ユーザーのパスワードを再入力) 
passwd: password updated successfully
Changing the user information for test
Enter the new value, or press ENTER for the default
        Full Name []: 
        Room Number []: 
        Work Phone []: 
        Home Phone []: 
        Other []: 

また,このユーザーではsudoを実行できませんので,vigrコマンドで作成したユーザーを"sudo"ユーザーグループに追加し,さらにvisudoコマンドを実行し,sudoersファイルに「%sudo ALL=(ALL) ALL」を追加してください。これで追加したユーザーでsudoを利用できるはずです。

resolv.confの変更

SeehvaPlugのデフォルトでは,自身をDNSレゾルバとして利用するようになっています。これは効率が良くありませんので,お使いの環境のDNSサーバーを指定するように設定しておきましょう。/etc/resolv.confを編集し,⁠namaserver 192.168.254.1」などと指定してください。この例はDNSサーバーが192.168.254.1に存在することを仮定しています。

IPアドレスの変更

SheevaPlugは,デフォルトではDHCPクライアントとして設定されています。サーバー的に利用するにはこれも望ましいものではありませんので,固定IPアドレス設定を行いましょう。/etc/network/interfacesのうち,以下の部分がDHCPクライアントとしての設定です。

auto eth0
iface eth0 inet dhcp

たとえば以下のように設定します。この設定は,SheevaPlugのIPアドレスを192.168.254.20,デフォルトゲートウェイを192.168.254.1と仮定しています。

auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.254.20
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.254.255
gateway 192.168.254.1

ホスト名と/etc/hostsの変更

デフォルトでは,ホスト名が"debian"になっています。/etc/hostnameを修正し,別の名前にした方が混乱が少ないでしょう(少なくとも"ubuntu"にした方が安全でしょう)⁠

また,デフォルトの/etc/hostsは,⁠自ホスト名が"debian"になっている」⁠ports.ubuntu.comが91.189.88.36に決め打ちされている」注7等,幾つかの問題があります。/etc/hostsでも自ホスト名を変更し,⁠91.189.88.36 ports.ubuntu.com」行はコメントアウトした方がよいでしょう。

注7
向き先としては正しいのですが,DNSエントリが固定的に運用されるので(将来的にports.ubuntu.comが移動した場合に)好ましい状態になりません。

ロケールの生成

SheevaPlug用のルートファイルシステムには,限られたパッケージしか導入されていません。また,ロケールも最小限しか設定されていません。ソフトウェアの利用上,問題になる可能性があるため,以下のようにしてja_JP.UTF-8ロケールを生成しておく方がよいでしょう。

sudo /bin/sh -c 'echo 'LANG="ja_JP.UTF-8"' > /etc/default/locale'
sudo locale-gen "ja_JP.UTF-8"

著者プロフィール

吉田史(よしだふみひと)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社創夢所属。システム管理を中心にWindows/PC Unixを併用している。Ubuntu Japanese Teamではパッケージサーバの管理や翻訳などの作業を担当。

コメント

  • 誤字の件

    ご迷惑をおかけいたしまして,申し訳ございませんでした。
    ご指摘のとおり,「?p」ではなく「-p」が正しい引数の書き方でした。

    本文もあわせて修正させていただきました。
    今後とも本連載をよろしくお願いいたします。

    Commented : #3  gihyo.jp編集部 (2009/10/23, 15:17)

  • コマンドの確認をお願いします。

    たびたびすみません。
    その後、いろいろと試行錯誤・確認をしていたところ、掲載記事内にあるコマンドに誤字と思われる箇所を発見しました。

    uImageとルートファイルシステムを書き込み
    uImageの書き込み
    # cd /
    # /usr/sbin/flash_eraseall -j /dev/mtd1
    # /usr/sbin/nandwrite ?p /dev/mtd1 /uImage.sheeva.040309

    3行目のnandwriteの引数が「?」ではなく、「-」だと思われますが、いかがでしょうか?
    ご確認のほど宜しくお願いいたします。

    Commented : #2  ふりー (2009/10/22, 00:22)

  • 第70回 GW特別企画・電源プラグ型コンピューターSheevaPlugの使い方(2):インストール編

    いつも助かっております。
    ここまではうまくインストールできたのですが、その後u-bootが起動しません。
    おそらくu-bootの設定だろうと思うのですが、ご助言いただければと思います。
    よろしくお願いいたします。

    Commented : #1  ふりー (2009/10/20, 16:41)

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