Ubuntu Weekly Recipe

第197回 Ubuntu 11.10でGNOME Shellを使用する

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2.5 分

今回はUbuntu11.10で,Unityの替わりにGNOME Shellを使う方法を説明します。

GNOME Shellとは?

本連載をご覧の皆さんは,おそらくすでにGNOME Shellのことをご存知かと思いますが,念のため紹介しておきます。GNOME ShellはGNOME 3.0からデフォルトとなったユーザーインターフェースです。ただしUbuntuではGNOME ShellではなくUnityをデフォルトのユーザーインターフェイスとしており,GNOME Shellは別途インストールする必要があります。

UnityもGNOME Shellも旧来のユーザーインターフェースとは全く違う考え方を取り入れており,拒否反応も多々見られます。しかしながら,個人的にはどちらも進化する方向として正しいと思っていますし,便利に利用しています。旧来のユーザーインターフェースは確かに慣れているので直感的に使用できますが,あくまで慣れているからであって大して優れているとは思っていません。今の時代のマシンパワーに合ったユーザーインターフェースとして,UnityもGNOME Shellもよく考えられていると思います。

GNOME Shellのメリット

GNOME ShellにはGNOME Shellの,UnityにはUnityの優れたところがありますが,個人的にはGNOME Shellのほうが好みです。その理由ですが,大きく分けて2つあります。

まずは,筆者は記憶力が悪くてアプリケーションの名前を覚えられず,ごく限られたアプリケーションを除いてほとんどメニューから起動することです。例えば(これはさすがに覚えていますが)geditを起動する場合,GNOME Shellだと[アクティビティ(オーバービュー)⁠-⁠アプリケーション]⁠-⁠アクセサリ]⁠-⁠gedit]で起動できますが,Unityだと[Dashホーム]⁠-⁠それ以外のソフト]⁠-⁠結果の絞り込み]⁠-⁠アクセサリ]⁠-⁠XX個の結果を表示]⁠-⁠テキストエディター]で起動します。しかも同じ[アクセサリ]でもGNOME ShellとUnityでは項目が違います。これまでのメニューに準じているのはもちろんGNOME Shellです。

次にGNOME Shellはワークスペースの数を動的に増やすことができ,それが縦に並んでいることです。筆者のようにウィンドウを散らして作業する人には便利です。Unityだと原則として4つで,かつ上下ばかりではなく左右にも存在するので,どのワークスペースを何に使うかを考える必要がありますし,ワークスペースの移動も面倒ですが,GNOME Shellだと手間がかからず気分が楽です。

あとは大した理由ではありませんが,アプリケーションメニューがあまり好みではないというのもあります。

もちろん個人差があるのでUnityよりもGNOME Shellのほうが優れている!とはいいませんが,Unityはイマイチ慣れないという方はGNOME Shellを試してみてはいかがでしょうか。

インストールとログイン

GNOME ShellのインストールはUbuntuソフトウェアセンターで⁠gnome-shell⁠を検索して行なってください。ついでにGNOME ShellほかGNOME 3の設定ツールである⁠gnome-tweak-tool⁠もインストールしておいてください。後ほど使用します。

インストールが完了したら,一度ログアウトします。名前の横にある歯車アイコンをクリックすると選択肢が表示されるので,⁠GNOME⁠を選択してからログインしてください。

図1 GNOME Shellを使用するために⁠GNOME⁠を選択する

図1 GNOME Shellを使用するために”GNOME”を選択する

ワークスペースの増やし方

お気に入り機能であるワークスペースの増やし方を解説します。非常に簡単で,オーバービューモード(Superキーを押した場合,ないしアクティビティをクリックした場合のモード)でワークスペースを変更したいウィンドウを右側の欄にドラッグアンドドロップするだけです。具体的には,次の図2〜5の通りです。

図2 ワークスペースを変更したいアプリケーションを起動する。この例ではgedit

図2 ワークスペースを変更したいアプリケーションを起動する。この例ではgedit

図3 ⁠アクティビティ]をクリックするなどしてオーバービューモードに移行する

図3 [アクティビティ]をクリックするなどしてオーバービューモードに移行する

図4 ウィンドウをドラッグして右に移動するとワークスペースが増えるので,ドロップする

図4 ウィンドウをドラッグして右に移動するとワークスペースが増えるので,ドロップする

図5 2個目のワークスペースにgeditが移動し,ワークスペースがさらに増えた

図5 2個目のワークスペースにgeditが移動し,ワークスペースがさらに増えた

ワークスペースはオーバービューモードにするか,Ctrl+Alt+上下矢印キーで切り替えできます。また,Ctrl+Alt+Shift+上下矢印キーで現在アクティブのウィンドウを別のワークスペースに移動することもできます。

コメント

  • ありがとうございます。

    著者冥利に尽きます。

    Commented : #2  いくや (2011/11/15, 13:28)

  • GNOME Shellを使う気になりました。

    いままで、なんとなくUnityしてましたけど、
    この記事読んでGNOME Shellを使う気になりました。

    てか、昨夜から使うことにしました。
    使い続けるかは…未定

    Commented : #1  yutamgc (2011/11/11, 12:33)

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