ここは知っておくべき!Windows Server 2008技術TIPS

第5回 バックアップ機能

この記事を読むのに必要な時間:およそ 1.5 分

Windows Server 2008ではバックアップ機能が大幅に変更されました。名称や操作画面も以前と変わっており,とまどう可能性もありますので,今回は順にバックアップについてご紹介しましょう。

Windows Serverバックアップのインストール

バックアップ機能は2003までの「NTBackup」から「Windows Serverバックアップ」と名称も変わり,既定ではスタートメニューにあるもののインストールされていないため,サーバーマネージャから「機能の追加」を行う必要があります。

Windows Serverバックアップはデフォルトではインストールされていない

Windows Serverバックアップはデフォルトではインストールされていない

機能追加の際は,バックアップ本体だけではなくコマンドラインツールも併せてインストールしておくことをお勧めします。コマンドを使用してスクリプト化しバックアップをスケジューリングすることも可能となります。

このコマンドラインはPowerShellベースで動きますので,インストール時に同時に追加することとなります。

画像

バックアップの実際の流れ

バックアップの操作画面は他ツールと同じくMMCベースとなり,NTBackupとは印象がかなり変わっています。画面右の操作ウィンドウには主要操作として「バックアップスケジュール」⁠バックアップ(1回限り)⁠回復」の3つがあります。

バックアップをとるには,定期的に行う「スケジュール」「1回限り」の2択となり,大きな違いはバックアップデータの保存先です。⁠スケジュール」の場合には,内蔵か外付けのローカルハードディスクが必要でネットワーク上のディスクは指定できません。また,バックアップデータ保存専用として使用する必要があり,ディスクはフォーマットされ,ドライブレターは割り当てられません。対して,⁠1回限り」は内蔵・外付けのローカルハードディスクに加えて,ネットワーク上の共有フォルダやDVDが対応しています。ただしNTBackupでは可能であったテープへのバックアップは対応していませんので注意が必要です。

また,⁠スケジュール」を選んだ場合のバックアップの頻度も変更され,1日1回か複数回を30分単位で指定します。

画像

選択肢にない時間などを指定する場合には「wbadmin」コマンドを使用し,タスクスケジューラで指定します。

画像

システム状態データのバックアップにも変更があります。2008ではGUIのバックアップツールではシステム状態データのみのバックアップを取ることはできません。⁠wbadmin」コマンドを使って,指定する必要があります。

wbadmin start systemstatebackup  -backupTarget:ボリューム名

このコマンド操作が改善され,2008R2ではGUIによるシステム状態データのバックアップ操作が復活し,チェックボックス1つでバックアップが取れるようになりました。

画像

著者プロフィール

安藤奈帆子(あんどうなほこ)

マイクロソフト認定トレーナー(パソナテック所属)として,ITプロフェッショナル向けコースを担当するほか,教育企画・開発を担当。

Microsoft Certified Trainer Award 2006新人賞 受賞
Microsoft Certified Trainer Award 2009優秀賞 受賞

パソナテックMicrosoft University
URLhttp://www.pasonatech.co.jp/msu/

コメント

コメントの記入