Google Spacesにおけるインラインスレッド機能がリリース

Googleは、Google Spacesにおけるインラインスレッド機能を順次リリースしたことをアナウンスした

これまではGoogle WorkSpaceユーザーのみが作成できる、スレッド返信ができるスペースにおいてのみスレッド化された投稿が画面上に並ぶ形であったが、このリリースが適用されると、新しい標準のスペースと既存のスレッド返信機能のないスペースにおいて、各投稿に対して返信できるインラインスレッドを作れるようになる。

このインラインスレッドでのやり取りは、スペースの通常のやり取り上では表示されずに、各投稿に紐づく「スレッドで返信」ボタンを押すことで通常のやり取りの横に表示される形になっている。そのスレッドの関係者のみに通知が飛ぶため(インラインスレッドをフォローすれば通知できる⁠⁠、スペース参加者のノイズを減らすことができる。

また、インラインスレッド形式のスペースでは画面右上に、アクティブなインラインスレッドを確認するための(スレッドナビゲーションパネルを開くための)ボタンが付け加えられる。このボタンから、自分宛てにメンションが付いているインラインスレッドやフォローしているインラインスレッドを探すこともできる。

なお冒頭でも触れたように、既存のスペースでインラインスレッドを使えるのは標準設定で作成したスペースである「スレッド返信のないスペース」のみであり、これまでオプションで作成できていた、スレッド返信のできるスペース(今後は会話トピック別メッセージ形式のスペースと呼ばれる)では使うことができない。さらに来年初頭以降、会話トピック別メッセージ形式のスペースは作成できなくなることを言及している(既存のスペースはそのまま使えるとのこと⁠⁠。

このインラインスレッドのリリースについては、先日開催されたGoogle Cloud Next '22において発表されたものであり、Google WorkSpaceの新機能については公式ブログにまとまって紹介されているので参照してほしい。

さらにGoogle WorkSpaceユーザーの場合には、Gmailの統合レイアウトの画面左下に、Google Spacesのやり取りの最新情報を得るためのボタンが表示されるようになる(この機能も順次リリースされている⁠。

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