Ruby 3.3リリース! 新機能解説

Ruby 3.3 YJITのメモリ管理とRJIT
〜すべてが新しくなった2つのJITを使いこなす

RubyはJust-In-Time(JIT)コンパイラという機能を備えており、これを有効化すると実行時に機械語を生成して様々な最適化が行なわれ、実行が高速になります。Ruby 3.3にはYJITとRJITという2つのJITコンパイラがあり、デフォルトでは無効になっていますが、それぞれ--yjitと--rjitで有効化できます。この回では、Ruby 3.3でYJITの性能特性が変化した点や、YJITに新たに追加された便利な機能、またRJITはどのように使うものであるかについて解説します。

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プロフィール

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k0kubun

2017年にERBのメンテナとしてRubyコミッタに就任し、2018年にRuby初のJITコンパイラとなるMJITをマージしてからはRuby処理系の高速化に注力している。2022年からShopifyでフルタイムRubyコミッタとなり、YJITの最適化を行なっている。

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