●3-2 ロケールをEUCにする(Fedora Core1のみ)
Fedora Core1では、日本語環境のロケール(文字コード)が、従来のEUCからUTF-8に変更されています。配布ソースファイルはEUCであるため、開くと文字化けします。ロケールをEUCに設定し直すには、次の手順に従ってください。
ルートから/etc/sysconfig/i18nを開き、元の部分をコメントアウトして、次の記述を追記します(現時点での全ユーザが変更の対照となります)。
Language=ja_JP.UTF-8
↓
# Language=ja_JP.UTF-8
Language=ja_JP.eucJP
インストール後すぐにデスクトップを開いてしまうと、デスクトップ環境がUTF-8に設定されてしまいます。そこで、ユーザのホームディレクトリにある.dmrcを、次のように書き直します。
LANG="ja_JP.UTF-8"
↓
# LANG="ja_JP.UTF-8"
LANG="ja_JP.eucJP"
ロケールがUTF-8の場合、文字コードがEUCのままになっているmanページを開くと、文字化けしてしまいます。ルートから/etc/man.configを開き、次のように書き換えることで、正しく表示されます。
PAGER /usr/bin/less -isr
↓
# PAGER /usr/bin/less -isr
PAGER /usr/bin/lv
●3-4 実行の確認
再ログインしたら、次のように入力してください。
$ java -version
javaインタプリタが正常にインストールされていれば、次のように表示されます。
java version "1.4.2_04"
java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.4.2_04-b05)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.2_04-b05, mixed mode)
次に、環境変数が正しく設定されたか確認するために、次のように入力してみてください。
$ javac
設定が正しく行われていれば、javaコンパイラのオプション内容が表示されます。
使い方: javac
ここで「command not found」などのエラーが出てしまう場合は、正しく環境変数の設定がされていません。3-1に戻って、もう一度やり直してみてください。