■3. 環境変数を設定する

●3-1 メモ帳(notepad.exe)を起動する

ただSDKをインストールしただけでは、SDKの提供する機能を簡単に使用することができません。そこで、環境変数というものを設定することで、インストールした機能を容易に使用できるようになります。
まずは画面左下の[スタート]メニューより、[プログラム]→[アクセサリ]の順で開いていき、[メモ帳]を選択します。
メモ帳の選択

●3-2 AUTOEXEC.BATを開く

メモ帳が起動したら、左上の[ファイル]メニューより、[開く]を選択します。
[開く]を選択

「開く」ウィンドウが開いたら、[ファイルの種類]欄は、「テキスト文書」ではなく「すべてのファイル」にします。そして[ファイル名]の部分に、次のように記述してください。先頭には、2-3でメモした場所の、先頭のアルファベットを記述します。

[メモした内容の先頭のアルファベット]:\autoexec.bat

autoexec.batを開く
ファイル名と種類の指定を終えたら、[開く]ボタンをクリックします。

●3-3 パスを記述する

すでに書かれている内容の一番最後の行にカーソルを移動し、改行して、次の内容を正確に記述してください。[メモした内容]の部分には、2-3でメモした場所を記入します。

SET PATH=[メモした内容]\bin;%PATH%

パスをメモ帳に記述する
なお、すでに書かれている内容を削除してしまうと、OSが起動しなくなることもあるので、必ず追記するようにしてください。

●3-4 AUTOEXEC.BATを保存する

入力が終わったら、右上の×をクリックします。「AUTOEXEC.BATは更新されています。保存しますか?」というメッセージが出たら、「はい」をクリックします。
.
設定を反映させるため、Windowsを再起動してください。

●3-5 コマンドプロンプトを開く

では、設定が反映されているか確認しましょう。[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]の順に開いていき、[MS-DOSプロンプト]を選択してください(Windows98の場合は[スタート]→[プログラム])。
MS-DOSプロンプトの選択

●3-6 実行の確認

プロンプト画面が開いたら、カーソルが点滅している箇所(「>」の後)に、次のように入力してください(「java」と「-version」の間には半角スペースが入ります)。

java -version

javaインタプリタが正常にインストールされていれば、次のように表示されます。

java version "1.4.2_04"
java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.4.2_04-b05)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.2_04-b05, mixed mode)

次に、環境変数が正しく設定されたか確認するために、次のように入力してみてください。

javac

設定が正しく行われていれば、javaコンパイラのオプション内容が表示されます。

使い方: javac  
使用可能なオプションには次のものがあります。
  -g                        すべてのデバッグ情報を生成する
  -g:none                   デバッグ情報を生成しない
                          :

ここで「command not found」などのエラーが出てしまう場合は、正しく環境変数の設定がされていません。3-1に戻って、もう一度やり直してみてください。

●3-7 設定の完了

これで完了です。アンインストールする場合は、[コントロールパネル]→[プログラムの追加と削除]より行ってください。

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