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Dドライブのフォーマットについて(P207)

Windows XPのインストール時に、ハードディスクにパーティションを2つ(またはそれ以上)設定した場合、本書の解説のみでは2つめのパーティションをフォーマットできない場合があることが判明いたしました。Windows XPの起動後、[マイコンピュータ]に2つめのドライブのアイコンが表示されずフォーマットができない場合は、以下の手順をお試しください。

  1. [スタート]ボタンから[コントロールパネル]-[コンピュータの管理]の順で選択します。
  2. [コンピュータの管理]ウィンドウの左側ペインから[ディスクの管理]を選択します。

    これにより、右側ペインにPCに内蔵(接続)されているディスク全般の情報が表示されます。

  3. 内蔵のハードディスクが1台だけの場合、右側ペインに[ディスク0]という名前のディスクがあるので、これを見つけます。

    [ディスク0]の右側に(C:)と書かれたドライブがあります。これがWindows XPをインストールしたCドライブです。

    その右側にもう1つドライブの“領域”が表示されています(ドライブ文字はなく、「見割り当て」と書かれているはずです)。これがWindows XPのインストール時に作成した、2つめのパーティションです。

  4. 前記のパーティションを右クリックします。ショートカットメニューから[新しいパーティション]を選択します。
  5. [新しいパーティション]ウィザードが起動したら、[次へ]ボタンをクリックします。
  6. [パーティションの種類を選択]画面が表示されます。[プライマリパーティション]のボタンを選択した状態にして、[次へ]ボタンをクリックします。

    ここでは、初期状態で[プライマリパーティション]が選択されているはずです。

  7. [パーティションサイズの指定]画面が表示されます。[パーティションサイズ]欄にパーティションのサイズを入力して[次へ]ボタンをクリックします。

    初期状態でパーティションのすべての容量を割り当てる(=最大サイズ)よう設定されているはずなので、そのままで大丈夫です。

  8. [ドライブ文字またはパスの割り当て]画面が表示されます。ここでは[次のドライブ文字を割り当てる]を有効にして、その横のスクロールボックスでドライブ文字を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    ハードディスクを2つのパーティションに分ける場合、通常はCドライブとDドライブにすることが多いのですが、光学ドライブなどに先に「D」が割り当てられてしまい、ここで「D」が選択できないことがあります。その場合、ドライブ文字は後から設定しなおすことができるので、とりあえず適当なドライブ文字を選択してください。

  9. [パーティションのフォーマット]画面が表示されます。[ファイルシステム]は[FTFS]、[アロケーションサイズ]は[規定値]であることを確認します(既定でそうなっているはずです)。[ボリュームラベル]は自分の好みのものを入力して、[次へ]ボタンをクリックします。
  10. 最後の画面で[完了]ボタンをクリックすると、[新しいパーティション]ウィザードが終了し、パーティションのフォーマットが始まります。

    この後、手順(3)の「見割り当て」だった部分に「フォーマット中」と表示され、その横に「xx%」と表示されて、フォーマットの進行状況が知らされます。「100%」と表示されてフォーマットが完了すると、エクスプローラから新しいドライブとして使えるようになります。

    なお、フォーマットは非常に時間がかかります。40Gバイトのパーティションをフォーマットすると、20~30分くらい要します。

    この後、手順(8)で割り当てたドライブ文字を変更したい場合は、手順(4)の操作でショートカットメニューから[ドライブ文字とパスの変更]を選択し、作業を進めます。その際、使いたいドライブ文字が他のドライブに割り当てられている場合は、先にそのドライブのドライブ文字を変更しておいてください。