情報処理試験
                    平成20年度 テクニカルエンジニア ネットワーク 合格教本 
                    
                  
                  
                  - 岡嶋裕史 著
 - 定価
 - 3,168円(本体2,880円+税10%)
 - 発売日
 - 2008.3.25[在庫なし]
 - 判型
 - A5
 - 頁数
 - 616ページ
 - ISBN
 - 978-4-7741-3427-7
 
概要
難関試験「テクニカルエンジニア ネットワーク」の合格をつかむための必携書登場!午前試験で必須の知識はほぼ網羅。午後試験対策は、あらゆるジャンルの問題に対応できる実力をつけられるよう、様々な工夫を凝らしました。また、パソコンで午前問題の学習ができる強力ソフト「DEKIDAS」付。この1冊で試験対策は万全です。
こんな方にオススメ
- 「テクニカルエンジニア ネットワーク」試験を受験するにあたり、基礎から徹底的に学習したい方
 
目次
■第Ⅰ部 知識のまとめ - 午前、午後Ⅰ・午後Ⅱ問題対策 -
第1章 ネットワークの基礎知識
- 1.1 プロトコル
- 1.1.1 言葉の定義
 - 1.1.2 プロトコルの制定主体
 
 - 1.2 OSI基本参照モデル
- 1.2.1 階層化
 - 1.2.2 7階層の詳細
 - 1.2.3 エンティティとサービス
 - 1.2.4 コネクション
 - COLUMN 要求される下位プロトコル
 
 - 1.3 回線交換とパケット交換
- 1.3.1 回線交換
 - 1.3.2 パケット交換
 
 - 1.4 コネクション型通信とコネクションレス型通信
- 1.4.1 コネクション型通信
 - 1.4.2 コネクションレス型通信
 
 - 1.5 LANとWAN
- 1.5.1 通信距離による区分
 - 1.5.2 キャリアが介在する通信はWAN
 
 - 1.6 集中処理と分散処理
- 1.6.1 集中処理
 - 1.6.2 分散処理
 - 1.6.3 クライアントサーバシステム
 
 - 1.7 トラフィック理論
- 1.7.1 アーラン
 - 1.7.2 呼損率
 - COLUMN アーラン、待ち行列
 
 - 1.8 待ち行列理論
- 1.8.1 M/M/1モデル
 - 1.8.2 待ち行列の計算に必要な要素
 
 - 章末問題
 
第2章 電気通信
- 2.1 音声信号の符号化
- 2.1.1 アナログとディジタル
 - 2.1.2 ディジタル化のメリット
 - 2.1.3 標本化
 - 2.1.4 量子化
 - 2.1.5 符号化
 
 - 2.2 画像信号の符号化
- 2.2.1 画像符号化の基礎知識
 - 2.2.2 画像データ圧縮の手法
 - 2.2.3 画像データ規格
 
 - 2.3 同期制御
- 2.3.1 同期
 - 2.3.2 ビット同期
 - 2.3.3 ブロック同期
 
 - 2.4 ベーシック手順
- 2.4.1 ベーシック手順の概要
 - 2.4.2 データ伝送のフェーズ
 
 - 2.5 HDLC
- 2.5.1 HDLCの概要
 - 2.5.2 HDLCのフレーム構成
 - 2.5.3 HDLCの通信クラス
 - 2.5.4 HDLCの各モード
 - 2.5.5 HDLCの通信手順
 
 - 2.6 ITU-T勧告X.25
- 2.6.1 X.25とは
 - 2.6.2 伝送手順
 - 2.6.3 X.25のヘッダフォーマット
 
 - 2.7 回線制御装置
- 2.7.1 回線制御装置の種類
 - 2.7.2 データ伝送の手順
 
 - 2.8 誤り制御
- 2.8.1 誤り制御の種類
 - 2.8.2 パリティチェック
 - 2.8.3 パリティチェックのバリエーション
 - 2.8.4 CRC
 - 2.8.5 ハミング符号
 
 - 章末問題
 
第3章 LAN
- 3.1 物理的な接続
- 3.1.1 同軸ケーブル
 - 3.1.2 ツイストペア
 - 3.1.3 光ファイバ
 - 3.1.4 光ファイバの規格
 - 3.1.5 リピータ
 - COLUMN ハブとスイッチングハブ
 
 - 3.2 論理的な接続と伝送制御
- 3.2.1 ネットワークトポロジ
 - COLUMN 通信機器の呼称について
 
 - 3.3 伝送制御方式
- 3.3.1 CSMA/CD方式
 - 3.3.2 イーサネット
 - 3.3.3 トークンリング方式
 - 3.3.4 アーリートークンリリース方式
 - 3.3.5 FDDI方式
 - 3.3.6 TDMA
 - 3.3.7 ATM方式
 - COLUMN ATM
 
 - 3.4 データリンク層の接続機器
- 3.4.1 ブリッジ
 - 3.4.2 スイッチングハブ
 - COLUMN プロトコルアナライザ
 
 - 3.5 インターネットワーキング
- 3.5.1 ルータ
 - 3.5.2 L3スイッチ
 - 3.5.3 VLAN
 
 - 3.6 品質とサービスを構成する技術
- 3.6.1 ゲートウェイ
 - 3.6.2 L4スイッチ
 - 3.6.3 L7スイッチ
 - 3.6.4 MPLS
 
 - 3.7 無線LAN
- 3.7.1 無線LANの規格
 - 3.7.2 無線LANのアクセス手順
 - 3.7.3 無線LANのアクセス方式
 - 3.7.4 セキュリティの向上
 - COLUMN IEEE802.11n
 
 - 章末問題
 
第4章 インターネットプロトコル
- 4.1 インターネット技術の基本
- 4.1.1 インターネットの定義
 - 4.1.2 インターネットの成り立ち
 - 4.1.3 インターネットへの接続
 - 4.1.4 アクセス経路の発展
 - 4.1.5 インターネット利用形態の高度化
 
 - 4.2 IPの基礎知識
- 4.2.1 IP
 - 4.2.2 コネクション型通信とコネクションレス型通信
 - 4.2.3 ベストエフォート型
 - 4.2.4 パケット通信
 - 4.2.5 経路制御
 - 4.2.6 IPヘッダ
 - 4.2.7 IPアドレス
 - 4.2.8 サブネットマスク
 - 4.2.9 IPアドレスクラス
 - 4.2.10 IPマルチキャスト
 - 4.2.11 特別なIPアドレス
 
 - 4.3 IPアドレス枯渇問題に対する技術
- 4.3.1 IPアドレスの枯渇問題
 - 4.3.2 プライベートIPアドレス
 - 4.3.3 CIDR
 - 4.3.4 IPv6
 - 4.3.5 IPv6の機能
 
 - 4.4 データリンク層との接続
- 4.4.1 MACアドレス
 - 4.4.2 ARP
 - 4.4.3 Proxy ARP
 - 4.4.4 ICMP
 - COLUMN tracerouteコマンド
 
 - 4.5 TCPとUDP
- 4.5.1 トランスポート層の役割
 - 4.5.2 ポート番号
 - 4.5.3 UDP
 - 4.5.4 TCP
 
 - 4.6 伝送効率制御
- 4.6.1 スライディングウィンドウ
 - 4.6.2 高速再送制御
 - 4.6.3 フロー制御
 - 4.6.4 伝送効率を向上させるその他の方法
 
 - 4.7 ルーティング技術
- 4.7.1 自律システム
 - 4.7.2 RIP
 - 4.7.3 RIP2
 - 4.7.4 ディスタンスベクタ
 - 4.7.5 リンクステート
 - 4.7.6 経路情報のループ
 - 4.7.7 OSPF
 - 4.7.8 BGP-4
 
 - 4.8 アプリケーションに対応した技術
- 4.8.1 SMTP
 - 4.8.2 MIME
 - 4.8.3 S/MIME
 - 4.8.4 POP before SMTP
 - 4.8.5 SMTP Authentication
 - 4.8.6 POP3
 - 4.8.7 IMAP4
 
 - 4.9 名前解決およびアドレス管理技術
- 4.9.1 DNS
 - 4.9.2 DHCP
 - 4.9.3 BOOTP
 
 - 4.10 ファイル転送技術
- 4.10.1 HTTP
 - 4.10.2 FTP
 - 4.10.3 Telnet
 - 4.10.3 SIP
 
 - 章末問題
 
第5章 WAN
- 5.1 WAN技術の基本
- 5.1.1 LANとWANの境界
 - 5.1.2 キャリアとユーザの新しい関係
 
 - 5.2 通信事業者が提供するサービス
- 5.2.1 回線交換とパケット交換
 - 5.2.2 公衆電話回線
 - 5.2.3 専用回線
 
 - 5.3 回線交換技術
- 5.3.1 DDX
 - 5.3.2 フレームリレー
 - COLUMN フレームリレーの経済性
 
 - 5.4 ISDN
- 5.4.1 ISDNによる通信サービス
 - 5.4.2 ISDNの規約群
 - COLUMN UNIについて
 
 - 5.5 ATM
- 5.5.1 従来のプロトコルの弱点
 - 5.5.2 ATMの基本的な考え方
 - 5.5.3 ATMの料金体系
 - 5.5.4 QoSの品目
 - 5.5.5 ATMのプロトコル構成
 - 5.5.6 ATM-LAN
 
 - 5.6 ADSL
- 5.6.1 ADSLの概要
 - 5.6.2 ADSLで利用される高速化技術
 - 5.6.3 ADSLのオプション仕様
 
 - 5.7 光ファイバによる通信
- 5.7.1 SDH/SONET
 - 5.7.2 FTTH
 - 5.7.3 広域LAN
 
 - 5.8 CATV
- 5.8.1 ケーブルテレビ網を使用した通信
 - 5.8.2 CATV接続の原理
 - 5.8.3 CATVの技術的な余力
 - COLUMN アクセス回線の今後
 
 - 5.9 ラストワンマイル問題と対処
- 5.9.1 ラストワンマイル問題の対処技術
 - 5.9.2 移動体通信
 
 - 章末問題
 
第6章 信頼性向上
- 6.1 RASIS
- COLUMN RASISとRAS
 
 - 6.2 対障害設計および性能管理
- 6.2.1 フォールトアボイダンス
 - 6.2.2 フォールトトレランス
 - 6.2.3 対障害設計
 - 6.2.4 性能管理
 - COLUMN システムのログ観察
 
 - 6.3 バックアップ
- 6.3.1 バックアップの必要性と準備作業
 - 6.3.2 バックアップ方法
 - 6.3.3 バックアップ運用
 - 6.3.4 遠隔地管理
 - COLUMN インターネットデータセンタ(IDC)
 
 - 6.4 RAID
- 6.4.1 RAIDとは
 - 6.4.2 RAIDの種類
 - COLUMN スタンバイ方法による切替え時の速度
 
 - 6.5 ネットワーク管理技術
- 6.5.1 syslog
 - 6.5.2 NTP
 - 6.5.3 SNMP
 - 6.5.4 新しいネットワークの要素
 
 - 章末問題
 
第7章 セキュリティ
- 7.1 暗号化
- 7.1.1 盗聴リスクと暗号化
 - 7.1.2 暗号の種類
 - 7.1.3 共通かぎ暗号
 - 7.1.4 共通かぎ暗号の実装技術
 - 7.1.5 公開かぎ暗号
 - 7.1.6 公開かぎ暗号の実装技術
 - 7.1.7 ハイブリッド方式
 
 - 7.2 認証システム
- 7.2.1 認証システムの基本的な考え方
 - 7.2.2 パスワード認証
 - 7.2.3 パスワード認証の運用上の注意点
 - 7.2.4 バイオメトリクス認証
 - 7.2.5 認証を省力化する技術
 
 - 7.3 ディジタル署名
- 7.3.1 ディジタル署名の基本的な考え方
 - 7.3.2 メッセージダイジェスト
 - 7.3.3 PKI
 - COLUMN 認証の連鎖
 
 - 7.4 コンピュータウイルス
- 7.4.1 コンピュータウイルスの分類
 - 7.4.2 コンピュータウイルスの3機能
 - 7.4.3 コンピュータウイルスの感染経路
 - 7.4.4 ウイルスへの対策
 - COLUMN ネットワークから遮断したシステム
 - 7.4.5 感染後の対応
 - 7.4.6 ウイルス対策の基準
 - COLUMN ウイルスチェックソフトの多機能化
 
 - 7.5 LANにおけるセキュリティ対策技術
- 7.5.1 ファイアウォール
 - 7.5.2 DMZ
 - 7.5.3 パーソナルファイアウォール
 - COLUMN パーソナルファイアウォール
 
 - 7.6 ユーザ認証におけるセキュリティ対策技術
- 7.6.1 リモートアクセス技術
 - 7.6.2 認証技術
 - 7.6.3 Kerberos
 - 7.6.4 SSL
 - COLUMN ディジタル証明書の有効期限
 
 - 7.7 公共回線におけるセキュリティ対策技術
- 7.7.1 VPN
 - 7.7.2 VPNの基本構成
 - 7.7.3 VPNの2つのモード
 - 7.7.4 VPNを実現するプロトコル
 - 7.7.5 クラッカが使用する攻撃手段
 - 7.7.6 攻撃への対応
 - COLUMN 誤検出について
 
 - 7.8 セキュリティ関連規格
- 7.8.1 ISO/IEC 15408
 - 7.8.2 ISMS
 
 - 章末問題
 
第8章 最新技術動向
- 8.1 広帯域通信
 - 8.2 企業内ネットワーク
 - 8.3 アウトソーシングサービス
 - 8.4 ホームネットワーク
 
■第Ⅱ部 長文問題演習 - 午後Ⅰ・午後Ⅱ問題対策 -
記述式試験の対策
- 1 音声データの統合
 - 2 サーバの移設
 - 3 ADSLとIMAP4
 - 4 Webシステム
 - 5 無線LAN
 - 6 インターネット利用システム
 - 7 光ファイバとネットワークの再構築
 
事例解析の対策
- 1 セキュアVLAN
 - 2 災害対策とバックアップ
 - 3 リモートアクセスのセキュリティ
 
平成19年度 秋期 テクニカルエンジニア ネットワーク試験問題
- 午前問題
 - 午後Ⅰ問題
 - 午後Ⅱ問題
 - 解答・解説
 
プロフィール
岡嶋裕史
中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務を経て、関東学院大学准教授、情報ネットワーク論担当(現職)。Webサービス・イニシアティブ技術部会副部会長。ISMS審査員補、ネットワークスペシャリスト、情報セキュリティアドミニストレータ、第一種情報処理技術者、その他。
【著書】「ネットワーク社会経済論」(紀伊國屋書店/共著)、「【テクニカルエンジニア】ネットワーク合格教本」(技術評論社)ほか多数。