図解でわかる
図解でわかる
はじめてのデジタル画像処理
- 山田宏尚 著
- 定価
- 2,728円(本体2,480円+税10%)
- 発売日
- 2008.6.3[在庫なし]
- 判型
- A5
- 頁数
- 264ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3494-9
サポート情報
概要
画像処理の分野は、デジタル家電をはじめ、デジタル放送、ロボット視覚処理、細胞診察自動化など幅広い分野で実用化され、将来も応用範囲が広がっていく。
本書では、デジタル画像処理の原理や基本について、できるだけやさしく解説し、豊富な図とイラストを用いて理解を深めることができる。画像処理の入門書として最適。
こんな方にオススメ
- 高等専門学校、理系大学生、技術者
- 電気関連メーカー開発、研修
- 初級エンジニア
- デジタル画像処理に興味ある人
目次
Chapter0 デジタル画像処理ってなに
- 0-1 コンピュータの発達が「デジタル画像処理」を可能にした
- 0-2 アナログ画像処理とデジタル画像処理
- 0-3 デジタル画像処理で何ができるのか
Chapter1 画像の基礎
- 1-1 デジタルカメラと画像のデジタル化
- 1-2 量子化のしくみ
Chapter2 カラー画像のしくみ
- 2-1 色をとらえる視覚のしくみ
- 2-2 カラー印刷と三原色
- 2-3 色を数値で表現する
- 2-4 カラー画像のデジタル化
Chapter3 デジタル画像のフィルタ処理
- 3-1 フィルタ処理のしくみ
- 3-2 メディアンフィルタ
- 3-3 輪郭を抜き出すフィルタ
- 3-4 ラプラシアンによるエッジ検出
- 3-5 画像をシャープにする鮮明化フィルタ
Chapter4 画像の明るさを変えよう
- 4-1 濃度ヒストグラムのしくみ
- 4-2 濃度ヒストグラムによるコントラスト変換
- 4-3 トーンカープによるコントラスト変換
- 4-4 いろいろなトーンカープを試してみよう
Chapter5 印刷のための画像処理
- 5-1 ハーフトーンのしくみ
- 5-2 カラー印刷とハーフトーン
- 5-3 パソコン用プリンタで使われる画像処理
Chapter6 画像とフーリエ変換
- 6-1 フーリエ級数とは何か
- 6-2 複素フーリエ級数の世界
- 6-3 離散フーリエ変換(DFT)
- 6-4 離散コサイン変換(DCT)
- 6-5 縞模様と周波数の関係
- 6-6 2次元離散フーリエ変換
- 6-7 2次元DCT
Chapter7 静止画と圧縮のしくみ
- 7-1 フーリエ変換とフィルタ
- 7-2 標本化定理とエリアシング
- 7-3 カラー画像と圧縮
- 7-4 DCTを使った圧縮
- 7-5 エントロピー符号化のしくみ
- 7-6 JPEGと画質の劣化
- 7-7 JPEG可逆圧縮
Chapter8 動画像と圧縮のしくみ
- 8-1 動画像のしくみと圧縮
- 8-2 デジタル放送とMPEG
- 8-3 MPEG1のしくみ
- 8-4 動き補償フレーム間予測符号化
- 8-5 MPEGのフレーム構成とGOP
- 8-6 MPEG2のしくみ
- 8-7 MPEG4とH.264
- 8-8 MPEG7とMPEG21
Chapter9 テレビ放送と画像処理
- 9-1 アナログビデオ信号とY/C分離
- 9-2 2次元Y/C分離と3次元Y/C分離
- 9-3 3次元DNR
- 9-4 信号の時間ずれを修正するTBC
- 9-5 デジタル放送の画像処理
- 9-6 IP変換
- 9-7 テレビシネマ変換
- 9-8 ビデオ端子とケーブル
Chapter10 ロボットの目に迫る
- 10-1 コンピュータビジョンとロボットビジョン
- 10-2 視覚情報処理は難しい
- 10-3 視覚情報処理の手順
- 10-4 ロボットによる組み立て作業
- 10-5 Hough変換
- 10-6 積み木の世界
- 10-7 見え方に基づく3次元物体の認識
- 10-8 ステレオビジョン
- 10-9 レンジファインダ
- 10-10 アクティビジョンとビジュアルサーボ
Chapter11 様々な分野で活躍する画像処理
- 11-1 文字の認識
- 11-2 バイオメトリクス
- 11-3 コンピュータ断層撮影
- 11-4 自動車のための画像処理