Trac入門
――ソフトウェア開発・プロジェクト管理活用ガイド

[表紙]Trac入門――ソフトウェア開発・プロジェクト管理活用ガイド

紙版発売

B5変形判/272ページ

定価3,168円(本体2,880円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3615-8

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この本の概要

『ソフトウェア開発における必須のプロジェクト管理ツール・Trac』Tracは,もはやソフトウェア開発に欠かすことができないプロジェクト管理ツールです。基本的には,情報を蓄積し管理するwikiとバージョン管理ツールのSubversionから構成されたものが「Trac」です。Webアプリとして動作します。本書は,既存のソフトウェア開発の中で起こるさまざまな問題が「Trac」により,どのように改善されるのか,どのようなうれしい効果があるのか,これらをわかりやすくイラストで解説しました。Tracの導入によって,プロジェクトが見える化して開発が楽になるというメリットを享受してください。

こんな方におすすめ

  • 開発プロジェクトで問題管理の効率を上げたいと考えている開発者,リーダー,プロジェクトマネージャー
  • 開発プロジェクトに限らず,問題管理やタスク管理のいいツールを探している人
  • Tracの名前は聞いたことあるけど自分の仕事には関係ないと思っているあなた
  • 問題管理やタスク管理ツールをインストールしてみたものの,期待した効果を出せなかったあなた

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

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著者プロフィール

菅野裕(すがのゆたか)

1976年生まれ,愛知県出身。株式会社豆蔵所属:コンサルタント。

独立系SIベンダーにてSEとしての勤務を経た後,オブジェクト指向技術に光明を見いだし,2004年から現職。システム開発の現場でアーキテクチャー構築や新技術導入の支援,ツール開発などに従事している。ソフトウェアの品質はエンジニア個人およびチームが日々実践するプラクティスによって作り込まれるものだと実感している。身も心もプロセスもクルマもライトウェイトが好み。技術雑誌記事の執筆や技術書の翻訳でも活動中。


今田忠博(いまだただひろ)

1976年生まれ,茨城県出身。株式会社豆蔵所属:コンサルタント。

SIerの現場でシステムエンジニア,プロジェクトマネージャーなどを経験。システム開発現場で悲惨な体験をし,開発現場を効率的にしたいと2004年に豆蔵に移籍。システム構築プロジェクトのアーキテクトやフレームワークの設計・実装,プロジェクトマネージャー支援,要件定義コンサルタントなどの業務を経て,そもそも要求が間違っているとそのあといくらがんばっても幸せになれないと理解する。現在,要求から設計,実装をつなぐ方法を模索中。プライベートは自他共に認める愛妻家で,奥さんを子供に取られて悔しい思いをしている。趣味はフットサル。本書の他に,株式会社豆蔵 社長山岸と共著でITアーキテクトに記事「上流工程を極める」を執筆(IDGジャパン社)。


近藤正裕(こんどうまさひろ)

1968年生まれ,京都府出身。株式会社豆蔵所属:シニアコンサルタント。

個人認証システム,P2Pシステムなどの研究開発を経て,データウェアハウス・OLAP・データマイニングなどの情報系システムを手がける。現在は,システム開発の現場で,開発標準化やアーキテクチャー構築を支援する日々。現場でもTrac/Subversionを愛用。データ可視化やデータマイニング/テキストマイニングの分野をもっと仕事でやっていきたいと考えている。

アイデアプロセッサiEditを開発し,フリーソフトウェアとして公開中


杉本琢磨(すぎもとたくま)

1977年生まれ,愛知県出身。株式会社イージフ所属:ITアーキテクト。

大手印刷会社で顧客管理システムなどを手がけた後,株式会社豆蔵にてアーキテクトとしていくつかのプロジェクトに参画。期間の長いプロジェクトに関わる中で,プロジェクト管理の大切さを痛感する。2008年4月より現職。オープンソースの企業向け文書管理基盤Alfrescoの導入支援・拡張機能の開発に携わっている。

家では,妻ともに幼い双子たちの育児に追われる日々を過ごす。好きなテレビ番組は「クインテット」(NHK教育)。本書の他に「開発の現場 Vol.012」(翔泳社)にJava開発の現場向けのRuby解説記事を執筆。また,創作文芸分野での執筆活動を行っており,「超短編の世界」(創英社)「てのひら怪談2」(ポプラ社)異形コレクションシリーズ(光文社)などに,怪奇短編や掌編,怪談を寄稿。