知りたい!サイエンスシリーズなぞの金属・レアメタル―知らずに語れないハイテクを支える鉱物資源―
2009年2月6日発売
福岡正人 著
四六判/232ページ
定価1,659円(本体1,580円)
ISBN 978-4-7741-3704-9
この本の概要
私たちの身近なハイテク機器のほとんどに使われているレアメタル。その稀少性と現代産業との関わりから,資源問題を語る際には欠かすことのできないテーマとなっています。一方で,近年になって急に注目された話題であることから,食糧問題や原油問題と比較するとどうしても知識が浅くなりがちです。
本書では,そんなレアメタルの形成メカニズム,分布や産業,気になる諸外国との関係や将来・環境問題について地学的観点から解き明かします。
こんな方におすすめ
- 鉱物に興味のある方
- 地球の資源環境に興味のある方
著者の一言
昨年の前半頃まで,エネルギー資源である原油価格および生物資源である穀物価格等の高騰と共に,鉱物資源である産業の原材料価格も高騰を始めましたが,それらの多くが『レアメタル』に含まれていたことと,『レアメタル』のほとんどが先端産業に必須な資源であることから,『レアメタル』に注目が集まりました。しかし,その後の金融危機および経済危機の拡大につれて,諸資源の需要が低下しているために,関心が薄れてしまったように見えます。
けれども,最先端産業製品の輸出に頼る日本においては,中~長期的に『レアメタル』の確保は大事なことと思います。この状況を逆に利用して,新たな確保策を実行できるチャンスとすることが大切でしょう。
いずれにしても,『レアメタル』とは何なのかをキチンと理解しておくことが重要ですので,そのために関連する情報をまとめたのが本書です。とくに,天然においてレアメタルはどのようにして生まれどのような状態で存在するかに重点を置いて説明しています。また,陸上面積に比べて海洋面積の大きな日本にとっては海洋資源に含まれるレアメタルも重要ですので,それについても説明しています。
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- 新たな資源問題 ふしぎな金属レアメタル
- 私たちの身近なハイテク機器のほとんどに使われているレアメタル。例えば,携帯電話の液晶ディスプレイには透明電極が必要なのですが,それにはインジウムというメタルが使われていますし,その電源のバッテリーにはリチウムなどのメタルが必要です。
- 巻頭:レアメタル鉱石鉱物写真館
- 第1章:レアメタルとは何か
- 第2章:地球の誕生とレアメタルの形成
- 第3章:レアメタルのモトを探る
- 第4章:世界におけるレアメタルの分布
- 第5章:レアメタルと海底鉱物資源
- 第6章:レアメタルを活用する産業
- 第7章:レアメタルの将来
- 第8章:レアメタルと環境問題


