知りたい!サイエンス 動物たちの奇行には理由がある ―イグ・ノーベル賞受賞者の生物ふしぎエッセイ―

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著者
ビクター・ベノ・マイヤーロホ (Prof. Dr. Victor Benno Meyer-Rochow) 著
江口英輔 訳
定価
1,738円(本体1,580円+税10%)
発売日
2009.3.24[在庫なし]
判型
四六
頁数
240ページ
ISBN
978-4-7741-3799-5

概要

生き物たちは、さまざまな行動をとりながら暮らしています。一見すると人間には滑稽・理不尽に見える行動もありますが、それら全てには何らかの意味があります。たとえば、あるペンギンは仲間を生贄としてささげます。これは、少数の犠牲を払うことで大多数の個体を生き延びさせる戦略として極めて有効です。本書は、そんな「?」を感じさせる動物たちの行動や生活様式を、イグ・ノーベル受賞のマイヤーロホ先生が面白く解説。海外の人気エッセイを翻訳した、生き物読み物の決定版です。

こんな方にオススメ

  • 生き物の不思議に興味のある方
  • 楽しく読める生き物エッセイをお探しの方
  • イグ・ノーベル賞受賞者に興味のある方

目次

  • Chapter1 その生態には理由がある
  • Chapter2 その行動には理由がある
  • Chapter3 その感覚には理由がある
  • Chapter4 その生理には理由がある
  • Chapter5 その他のことにも理由がある

プロフィール

ビクター・ベノ・マイヤーロホ (Prof. Dr. Victor Benno Meyer-Rochow)

1945年ドイツで生まれ。ドイツのハンブルグ大学を卒業の後、オーストラリア国立大学大学院神経生物学研究所にて視覚生理学を研究し、博士の学位を得る。その後、ニュージーランドのワイカト大学動物学助教授(この間に南極探検隊員になる。その後幾度も南極大陸を訪れ研究を行う)。1983年、日本学術振興会の援助で本書訳者である横浜市立大学の江口英輔教授の元で視覚生理学の研究を行う。研究後は、ジャマイカのウエスト・インデイース大学教授、フィンランドのオウル大学極地医学生物学研究所教授、ドイツのブレーメン国際大学科学技術学部教授となり、現在はドイツのヤコブ大学とフィンランドのオウル大学において自然科学部教授を兼任している。共同研究や学会などで十数回に渡り訪日し、日本での友人も多い。

2005年「ペンギンの腸の排出運動の物理学的研究」によりイグ・ノーベル賞(IG. Nobel Prize)を受賞。