tanQブックスシリーズ温暖化論のホンネ
「脅威論」「懐疑論」を超えて

[表紙]温暖化論のホンネ―「脅威論」と「懐疑論」を超えて

四六判/224ページ

定価(本体1,380円+税)

ISBN 978-4-7741-4103-9

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書籍の概要

この本の概要

地球温暖化は起こっているのか,起こっていないのか,もし起こっているとしたら,我々には何ができるのか,何もできないか,はたまた何をする必要もないのか。これまでも温暖化に関する議論は数多く行われてきましたが,その核心はいったいどこにあるのでしょうか? 本書では,環境ジャーナリスト・枝廣淳子氏,温暖化予測の科学者・江守正多氏,そして環境問題に関連する多くの著作をもつ・武田邦彦氏の三者が,温暖化懐疑論や脅威論という次元を超え,科学的な知見をもとに,温暖化論の本質に迫ります。

こんな方におすすめ

  • 地球温暖化の問題に関心のある方
  • 科学的なものの考え方に関心のある方

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温暖化論の行方
昨年末デンマークで開催されたCOP15(国連気候変動枠組み第15回締約国会議),報道などを通じて見る限り,かなり紛糾していた模様です。

目次

まえがき――鼎談にあたって

  • 1) 武田邦彦
  • 2) 江守正多
  • 3) 枝廣淳子

第1部 温暖化の事実関係――気温は上がっているのか? それは人為的要因か?

Ⅰ 気温上昇とその要因

  • 気温は上がっており,CO2は増えている/気温が上がる要因と都市化の影響/気温を測るとは?/自然の要因か,人為的な要因か?/温暖化説は新学派/両論併記の難しさと査読/未来の気温上昇を予測することの難しさ/

第2部 温暖化を論じる際の「立場と発言」――科学技術コミュニケーションとリテラシー

Ⅰ 科学者と市民とのコミュニケーション

  • 科学者は社会に向けて発言すべきか?/コミュニケーションの双方向性

Ⅱ 思考停止に陥らないための方法

  • 大学の先生は自由すぎる!?/学問の自由,報道の自由/議論を深めるための次なるステップへ/考える力を付けるためのコミュニケーション/信用すべきなのは誰なのか/環境問題にはウソがまかり通っているのか?

第3部 温暖化の影響と対策――何をするべきか? あるいは,するべきではないのか

Ⅰ 温暖化の影響を考える

  • 温暖化の深刻度/時間遅れという問題/社会体制の変革で乗り切る/生態系への影響

Ⅱ 温暖化の影響についての評価

  • 温暖化に対する幻想がつくりだすイメージ/日本は影響を受けにくい?/温暖化問題の射程/

Ⅲ 温暖化の対策について考える

  • CO2を出さずにイノベーションは可能か?/我慢を強いるのではなく,新しい価値観を/温暖化対策のイメージと矛盾/温暖化に対して何ができるのか?/世界と歩調を合わせるために/社会のコンセンサスをつくるには?

Ⅳ 温暖化論の核心

  • ダブル・デカップリング/CO2だけが悪者か/CO2排出を自然吸収可能な値以下に抑える/何が温暖化を加速させるのか/CO2を減らすために何ができるのか/日本はまず対策や適応策に注力すべき/温暖化が本当の問題ではない/省エネはエネルギー消費の増大につながる!?/社会のグランドデザインが重要に/自分で考え,判断する力を付ける

あとがき─鼎談を終えて

  • 1) 武田邦彦
  • 2) 江守正多
  • 3) 枝廣淳子

著者プロフィール

枝廣淳子(えだひろじゅんこ)

1962年生まれ。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境ジャーナリスト・翻訳家・有限会社イーズ代表。


江守正多(えもりせいた)

1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。国立環境研究所地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室長。


武田邦彦(たけだくにひこ)

1943年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。専門は資源材料工学。工学博士。中部大学 総合工学研究所 教授。