知りたい!サイエンスシリーズ大気の進化46億年 O2CO2
―酸素と二酸化炭素の不思議な関係―

[表紙]大気の進化46億年 O2とCO2 ―酸素と二酸化炭素の不思議な関係―

四六判/232ページ

定価(本体1,580円+税)

ISBN 978-4-7741-4784-0

電子版

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書籍の概要

この本の概要

酸素と二酸化炭素,この2つの物質は,地球と生命の歴史に深いつながりがある。生物によって生み出され蓄積される酸素,地球黎明期から存在する二酸化炭素。地球と生命は,この2物質によって振り回されたといっても過言ではない。

酸素と二酸化炭素に隠された46億年の歴史とは? そして地球と生命の運命は?

こんな方におすすめ

  • 地球と生命の歴史に興味のある方
  • 地球大気の歴史に関心のある方
  • 未来の地球の姿を知りたい方

目次

第1章 地球大気の不思議―酸素と二酸化炭素,その起源~

  • 1-1 酸素はどこからきてどこへいくのか
  • 1-2 二酸化炭素はどこからきてどこへいくのか
  • 1-3 大気はいつどうやってできたのか?
  • 1-4 地球の誕生と大気の起源

第2章 二酸化炭素からみた気候変動史

  • 2-1 気候はどのように決まるのか
  • 2-2 温室効果がないと地球は凍りつく
  • 2-3 太陽と地球と二酸化炭素
  • 2-4 炭素循環のシステム
  • 2-5 炭素循環と二酸化炭素濃度
  • 2-6 温暖期と氷河期

第3章 酸素からみた生命進化史

  • 3-1 酸素は生物がつくった
  • 3-2 酸素発生光合成はいかに獲得されたのか?
  • 3-3 酸素はいつから増えたのか
  • 3-4 シアノバクテリアが酸素をつくった
  • 3-5 酸素嫌いの生物と酸素なしには生きられない生物
  • 3-5 動物の誕生

第4章 全球凍結と酸素濃度上昇の謎

  • 4-1 全球凍結イベントとは何か?
  • 4-2 全球凍結と生物進化
  • 4-3 全球凍結直後に酸素濃度が上昇?
  • 4-4 全球凍結と酸素濃度上昇の深まる謎

第5章 酸素と二酸化炭素の変動史

  • 5-1 酸素と二酸化炭素の関係
  • 5-2 生物の陸上進出
  • 5-3 酸素濃度の増加と昆虫の巨大化
  • 5-4 酸素濃度の低下と恐竜の出現
  • 5-5 恐竜の時代は超温暖だった

第6章 地球の運命と第二の地球

  • 6-1 地球環境はどうなるのか?
  • 6-2 太陽系外惑星系とハビタブルゾーン
  • 6-3 暴走温室効果とは何か?
  • 6-4 二酸化炭素の雲
  • 6-5 二酸化炭素と海
  • 6-6 酸素と生命の存在
  • 6-7 宇宙に第二の地球はあるか?

著者プロフィール

田近英一(たぢかえいいち)

東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻教授。理学博士。1963年東京生まれ。1987年東京大学理学部地球物理学科卒業,1992年東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻博士課程修了。東京大学気候システム研究センター研究員(日本学術振興会特別研究員),東京大学大学院理学系研究科地質学専攻助手,東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻准教授を経て,2010年から現職。専門は地球惑星システム科学,比較惑星環境進化学。地球環境の進化や変動,地球と生命の共進化,惑星環境の進化や安定性について,おもに理論的な立場から幅広い研究を行っている。一方で,全球凍結イベントや大量絶滅イベントに関する学術調査プロジェクトも推進している。2003年第29回山崎賞受賞,2007年日本気象学会堀内賞受賞。おもな著書に『地球環境46億年の大変動史』(化学同人),『凍った地球―スノーボールアースと生命進化の物語』(新潮社),『進化する地球惑星システム』(東京大学出版会,共著),『地球惑星科学講座13 地球進化論』(岩波書店,共著) などがある。