生きる技術!叢書
怒る!日本文化論
──よその子供とよその大人の叱りかた
- パオロ・マッツァリーノ 著
- 定価
- 1,628円(本体1,480円+税10%)
- 発売日
- 2012.11.22[在庫なし]
- 判型
- 四六
- 頁数
- 272ページ
- ISBN
- 978-4-7741-5385-8
サポート情報
概要
近所にいる行儀の悪い子どもも叱れない人に、天下国家を語る資格はありません。千里の道も一歩から。世界をよきものにするためには、迷惑行為をはたらく隣人に対して正しく怒る・叱る姿勢が必要です。政治や国際紛争といった自分から遠い問題でいきがってみせる前に、身近で具体的な問題に対してもう少し怒りを表明しようじゃないですか。世のフラチな輩に怒り、叱り、注意し続けてきた歴ン十年の著者が、怒りたくても怒れない日本人に対して語る、怒りのエネルギーを有効活用する方法。
こんな方にオススメ
- 不快な隣人たちに怒りを感じながらも、それをうまく発散できずストレスをためている現代人
目次
- はじめに むかしから叱れなかった日本人
1 叱りかたの三原則①「まじめな顔で」
2 叱りかたの三原則②「すぐに」
3 叱りかたの三原則③「具体的に」
4 怒りと向き合う
5 怒るのは正義のためではありません
6 注意するのは危険なことなのか
7 電車マナーの近現代史
8 犬とこどもと体罰と
プロフィール
パオロ・マッツァリーノ
イタリア生まれの戯作者。現在、千葉県民。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。父は九州男児で国際スパイ(もしくは某ハンバーガーチェーンの店舗清掃員)、母はナポリの花売り娘、弟はフィレンツェ在住の家具職人のはずだが、本人はイタリア語で話しかけられるとなぜか聞こえないふりをするらしい。ジャズと立ち食いそばが好き。著書に『反社会学講座(正・続)』(ちくま文庫)、『つっこみ力』(ちくま新書)、『コドモダマシ』(角川文庫)、『13歳からの反社会学』(角川書店)、『パオロ・マッツァリーノの日本史漫談』(二見書房)など。