[改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門

[表紙][改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門

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B5変形判/448ページ/DVD1枚

定価3,520円(本体3,200円+税10%)

ISBN 978-4-7741-8705-1

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書籍の概要

この本の概要

LaTeX入門の定番書,最新改訂版が満を持して登場! LaTeXの基礎はもちろん,「自分で体裁を変更したい」といったある程度高度な知識が必要なところまで幅広く網羅。LaTeXを使うすべての人にオススメの一冊です。
第7版では,最新の環境に合わせて全体を見直したことに加え,XeLaTeX,LuaLaTeXについても触れました。付録DVD-ROMにはTeX Live 2016を簡単にインストールできるセットアップツールを収録(Windows,Mac)。LinuxやFreeBSDなどでもご利用いただけます。

こんな方におすすめ

  • LaTeXを学習しようとしている人
  • 論文をLaTeXで執筆する学生・教師

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2018年度,日本数学会出版賞発表――『[改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門』が受賞
日本数学会は2018年3月7日,14回目となる日本数学会出版賞を発表し,同3月19日授賞式を行った。

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目次

  • 目次

第1章 TeXとその仲間

  • 1.1 TeXって何?
  • 1.2 TeXの読み方・書き方
  • 1.3 LaTeXって何?
  • 1.4 TeXの処理方式
  • 1.5 TeXの出力
  • 1.6 TeXと日本語
  • 1.7 TeXのライセンス
  • 1.8 TeXディストリビューション
  • 1.9 これからのTeX

第2章 使ってみよう

  • 2.1 WebでLaTeXを使う
  • 2.2 TeXworks(Windows)
  • 2.3 TeXShop(Mac)
  • 2.4 コマンドで行う方法
  • 2.5 日本語のテスト
  • 2.6 長い文書に挑戦
  • 2.7 SyncTeX
  • 2.8 TeX2img
  • 2.9 エラーが起きたなら
  • 2.10 texdocの使い方

第3章 LaTeX2eの基本

  • 3.1 LaTeX2eの入力・印刷の完全な例
  • 3.2 最低限のルール
  • 3.3 半角カナや機種依存文字を使うには
  • 3.4 ドキュメントクラス
  • 3.5 プリアンブル
  • 3.6 文書の構造
  • 3.7 タイトルと概要
  • 3.8 入力ファイルに書ける文字
  • 3.9 打ち込んだ通りに出力する方法
  • 3.10 改行の扱い
  • 3.11 注釈
  • 3.12 空白の扱い
  • 3.13 地の文と命令
  • 3.14 区切りのいらない命令
  • 3.15 特殊文字
  • 3.16 アクセント類
  • 3.17 書体を変える命令
  • 3.18 文字サイズを変える命令
  • 3.19 環境
  • 3.20 箇条書き
  • 3.21 長さの単位
  • 3.22 空白を出力する命令
  • 3.23 脚注と欄外への書き込み
  • 3.24 罫線の類
  • 3.25 pTeX以外のエンジンを使う

第4章 パッケージと自前の命令

  • 4.1 パッケージ
  • 4.2 簡単な命令の作り方
  • 4.3 パッケージを作る
  • 4.4 命令の名前の付け方
  • 4.5 自前の環境
  • 4.6 引数をとるマクロ
  • 4.7 マクロの引数の制約
  • 4.8 ちょっと便利なマクロ
  • 4.9 (どこまで)マクロを使うべきか

第5章 数式の基本

  • 5.1 数式の基本
  • 5.2 数式用のフォント
  • 5.3 数式の書き方の詳細
  • 5.4 上付き文字,下付き文字
  • 5.5 別行立ての数式
  • 5.6 和・積分
  • 5.7 分数
  • 5.8 字間や高さの微調整
  • 5.9 式の参照
  • 5.10 括弧類
  • 5.11 ギリシア文字
  • 5.12 筆記体
  • 5.13 2項演算子
  • 5.14 関係演算子
  • 5.15 矢印
  • 5.16 雑記号
  • 5.17 latexsymで定義されている文字
  • 5.18 mathcompで定義されている文字
  • 5.19 大きな記号
  • 5.20 log型関数とmod
  • 5.21 上下に付けるもの
  • 5.22 数式の書体
  • 5.23 ISO/JISの数式組版規則
  • 5.24 プログラムやアルゴリズムの組版
  • 5.25 array環境
  • 5.26 数式の技巧

第6章 高度な数式

  • 6.1 amsmathとAMSFonts
  • 6.2 いろいろな記号
  • 6.3 行列
  • 6.4 分数
  • 6.5 別行立ての数式

第7章 グラフィック

  • 7.1 LaTeXと図
  • 7.2 LaTeXでの図の読み込み方
  • 7.3 graphicxパッケージの詳細
  • 7.4 \includegraphicsの詳細
  • 7.5 おもな画像ファイル形式
  • 7.6 PostScriptとは?
  • 7.7 EPSとは
  • 7.8 PDFとは
  • 7.9 SVGとは
  • 7.10 文字列の変形
  • 7.11 色空間とその変換
  • 7.12 色の指定
  • 7.13 枠囲み

第8章 表組み

  • 8.1 表組みの基本
  • 8.2 booktabsによる罫線
  • 8.3 LaTeX標準の罫線
  • 8.4 表の細かい制御
  • 8.5 列割りの一時変更
  • 8.6 横幅の指定
  • 8.7 色のついた表
  • 8.8 ページをまたぐ表
  • 8.9 表組みのテクニック

第9章 図・表の配置

  • 9.1 図の自動配置
  • 9.2 表の自動配置
  • 9.3 左右に並べる配置
  • 9.4 図・表が思い通りの位置に出ないとき
  • 9.5 回り込みと欄外への配置

第10章 相互参照・目次・索引・リンク

  • 10.1 相互参照
  • 10.2 目次
  • 10.3 索引とMakeIndex,mendex,upmendex
  • 10.4 索引の作り方
  • 10.5 索引スタイルを変えるには
  • 10.6 索引作成の仕組み
  • 10.7 入れ子になった索引語
  • 10.8 範囲
  • 10.9 ページ数なしの索引語
  • 10.10 ページ番号の書体
  • 10.11 \index命令の詳細
  • 10.12 ハイパーリンク

第11章 文献の参照と文献データベース

  • 11.1 文献の参照
  • 11.2 すべて人間が行う方法
  • 11.3 半分人間が行う方法
  • 11.4 citeとovercite
  • 11.5 文献処理の全自動化
  • 11.6 文献データベース概論
  • 11.7 BibTeXの実行例
  • 11.8 文献スタイルファイル
  • 11.9 文献データベースの詳細
  • 11.10 並べ替え順序の制御
  • 11.11 BibTeXのこれから

第12章 欧文フォント

  • 12.1 TeXでのフォントの仕組み
  • 12.2 フォントの5要素
  • 12.3 フォントのエンコーディングの詳細
  • 12.4 ファイルのエンコーディング
  • 12.5 ギリシア文字・ロシア文字
  • 12.6 Computer Modern
  • 12.7 Latin Modern
  • 12.8 欧文基本14書体
  • 12.9 欧文基本35書体
  • 12.10 TeX Gyreフォント集
  • 12.11 その他のフォント
  • 12.12 数式用フォント
  • 12.13 XeTeX,LuaTeXの欧文フォント
  • 12.14 仮想フォントの作り方

第13章 和文フォント

  • 13.1 おもな和文書体
  • 13.2 和文フォントの設定
  • 13.3 和文フォントを切り替える命令
  • 13.4 pTeX・upTeXの和文フォントの仕組み
  • 13.5 縦組
  • 13.6 日本語の文字と文字コード
  • 13.7 OpenTypeフォントとAdobe-Japan
  • 13.8 otfパッケージ
  • 13.9 otfパッケージの新しいフォントメトリック
  • 13.10 プロポーショナル仮名,極太フォント
  • 13.11 jis/otfフォントメトリックの詳細
  • 13.12 もっと文字を
  • 13.13 XeTeX,LuaTeX

第14章 ページレイアウト

  • 14.1 ドキュメントクラス
  • 14.2 ドキュメントクラスのオプション
  • 14.3 ページレイアウトの変更
  • 14.4 例:数学のテスト
  • 14.5 geometryパッケージ

第15章 スタイルファイルの作り方

  • 15.1 LaTeXのスタイルファイル
  • 15.2 スタイルファイル中の特殊な命令

第16章 美しい文書を作るために

  • 16.1 全角か半角か
  • 16.2 句読点・括かっ弧こ類
  • 16.3 引用符
  • 16.4 疑問符・感嘆符
  • 16.5 自動挿入されるスペース
  • 16.6 アンダーライン
  • 16.7 欧文の書き方
  • 16.8 改行位置の調整
  • 16.9 改ページの調整
  • 16.10 その他の調整

第17章 LaTeXによる入稿

  • 17.1 LaTeX原稿を入稿する場合
  • 17.2 PDFで入稿する場合
  • 17.3 ファイルとフォルダの準備
  • 17.4 LaTeXで処理
  • 17.5 トンボ
  • 17.6 グラフィック
  • 17.7 若干のデザイン
  • 17.8 PDFへの変換
  • 17.9 その他の注意

第18章 TeXによるプレゼンテーション

  • 18.1 jsarticleによるスライド作成
  • 18.2 Beamerによるスライド作成
  • 18.3 配布用縮刷の作り方

付録A 付録DVD-ROMを用いたインストールと設定

  • A.1 本書付録DVD-ROMの中身
  • A.2 Windowsへのインストールと設定
  • A.3 Macへのインストールと設定
  • A.4 LinuxやFreeBSDなどへのインストール
  • A.5 TeX Liveについて

付録B マニュアルを読むための基礎知識

  • B.1 ディレクトリ(フォルダ)とパス
  • B.2 パスを通すとは?
  • B.3 TeXのディレクトリ構成

付録C 基本マニュアル

  • C.1 tex,latex,ptex,platex
  • C.2 uptex,uplatex
  • C.3 dvipdfmx
  • C.4 ptex2pdf
  • C.5 dvips
  • C.6 updmap
  • C.7 Ghostscript

付録D TikZ

  • D.1 PGF/TikZとは
  • D.2 TikZの基本
  • D.3 いろいろな図形の描画
  • D.4 グラフの描画(1)
  • D.5 グラフの描画(2)
  • D.6 Rで使う方法
  • D.7 gnuplotとの連携
  • D.8 ほかの図との重ね書き

付録E 記号一覧

  • E.1 特殊文字
  • E.2 ロゴ
  • E.3 textcompパッケージで使える文字
  • E.4 pifontパッケージで使える文字
  • E.5 otfパッケージで使える文字

付録F Adobe-Japan1-5全グリフ(+8文字)

付録G TeX関連の情報源

  • G.1 文献
  • G.2 ネット上の情報
  • あとがき
  • 索引

著者プロフィール

奥村晴彦(おくむらはるひこ)

1951年生まれ 三重大学教育学部教授

主な著書:
  • 『パソコンによるデータ解析入門』(技術評論社,1986年)
  • 『コンピュータアルゴリズム事典』(技術評論社,1987年)
  • 『C言語による最新アルゴリズム事典』(技術評論社,1991年)
  • 『ぼくたちはこうして学校をつないできた――校内LAN構築方法と実践レポート』(共著,エーアイ出版,2000年)
  • 『数学とコンピュータ』(共著,放送大学,2003年)
  • 『Javaによるアルゴリズム事典』(共著,技術評論社,2003年)
  • 『LHAとZIP――圧縮アルゴリズム×プログラミング入門』(共著,ソフトバンク,2003年)
  • 『新訂 数学とコンピュータ』(共著,放送大学,2006年)
  • 『子どもたちのインターネット事件――親子で学ぶ情報モラル』(共著,東京書籍,2006年)
  • 『Moodle入門――オープンソースで構築するeラーニングシステム』(共著,海文堂,2006年)
  • 『[改訂第2版]基礎からわかる情報リテラシー』(技術評論社,2014年)
  • 『高等学校 社会と情報』(共著,第一学習社,2013年~)
  • 『Rで楽しむ統計』(共立出版,2016年)
  • 訳書:
    • William H. Press他『Numerical Recipes in C日本語版』(共訳,技術評論社,1993年)
    • Luke Tierney『LISP-STAT』(共訳,共立出版,1996年)
    • P. N. エドワーズ『クローズド・ワールド』(共訳,日本評論社,2003年)

黒木裕介(くろきゆうすけ)

1982年生まれ

訳書:
  • Benjamin C. Pierce『型システム入門――プログラミング言語と型の理論』(共訳,オーム社,2013年)