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「CentOS入門」発売記念,著者コメント

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新刊「CentOS入門――Linux・サーバ構築徹底活用」の著者,山下寛人氏,末松謙次郎氏,藤崎正範氏から,本書の発売を記念し,コメントをいただきました。

CentOSを体験してみませんか?

CentOSは,数年前くらいからメディアで取り上げられはじめた,まだ新しいLinuxのディストリビューションです。デビュー当時から興味があったのですが,いつの間にか普通にCentOSの名前を目にするようになり,周りの人に聞いてみても,使っているという声が多くなっていました。Linux用ソフトのインストール方法の紹介記事でも,CentOSが使われるケースが増えています。気が付くと,私が契約しているレンタルサーバのOSもCentOSに変わってしまいました。

そんなわけで,個人的に盛り上がっていたのですが,いざ自分の会社でCentOSをメインOSとして使っていこうと決め書店に行くと,CentOSの本が全然見当たりません。Fedora Coreの本はたくさん平積みしてありますから,同じくらいCentOSの本も売っているに違いないと思っていたのですが,現実にはないのです。Amazonで検索しても,日本語の本はとても少ないのがわかりました。

世の中の評判から考えて,同じような経験をしている人が結構いるのではないかと僕は考えました。幸い,自分の身の回りにLinuxやCentOSに詳しい知り合いもいます。CentOSの本を探している方のために,自分で本を書いてみようと思ったのです。

オーソドックスなLinuxサーバの入門レベル記事から,Fedora Coreでは難しいOracleのインストール方法をはじめとして,実際にサーバとして活用するための記事を執筆しました。そのほかにも,CentOSならではの使い方も載せてみました。なお,リリース後間もない最新のCentOS 5にもできるかぎり対応させるためにギリギリまで直し,がんばりました。そんな努力もしましたので,ぜひ本書でCentOSを体験していただければと思います。

(山下寛人)

対費用効果が抜群のCentOS

Linuxをビジネスで使う――その際に,候補として真っ先に挙げられるのがRedHat Enterprise Linux(以下,RHEL)です。さまざまなハードベンダがサポートしており,RHELを動作環境としているソフトウェアが数多くあるからです。

ただしRHELのサブスクリプション契約は有償です。「オープンソースなのに結局金がかかるのか……」そう思った人も多いと思います。CentOSはこういった方々に多くのメリットをもたらします。

まずはCentOSを気軽に使ってみてください。サポートこそないもののRHELのようにサブスクリプション契約をする必要はありません。オフィスの隅に転がっているPCやサーバで十分です。わざわざ稟議書を書く必要はなく,無料で「ほぼRHEL」の環境が手に入ります。本書付録のDVDにはCentOS 5.0が収録されていますのですぐに始めてみましょう!

そして,すでにRHELを使い慣れている人はCentOSがほとんどRHELと変わらないことに気が付くでしょう。Linux自体がはじめての人はエンタープライズ向けのLinuxはこういうものなんだということを体験し,今後のビジネスに生かすことができるのではないでしょうか。

たとえば「Webサーバは簡単な動作だけなのでCentOSで,データベースサーバはサポートが必要だからRHELで」というようにビジネス上で実際に使う場合でも,コスト適正化に向けてさまざまな可能性が広がります。

(末松謙次郎)

RedHatクローンの代表ディストリビューションCentOS

安定稼働,長期稼働を前提に無償ディストリビューションを探すと,選択肢としてはdebianもありましたが,私がredhat系クローンを選択した理由はディストリビューションに依存するノウハウが使えること,また,サポート期間が明確かつ長期なことも要因でした。

WhiteBoxという選択肢もありましたが,当時ディストリビューターの人手不足という深刻な問題があり将来性を考えCentOSへ乗り換えを決断したということもありました。

CentOSを使うようになって3年

今では,RHELの導入コストに悩むお客様にご紹介し,了承を得た場合導入をしています。またCentOS5からは,tomcat5.5,php5系,MySQL5系,PostgreSQL8系とrpmで利用できるようになり,新しいものを使いたいという開発者のニーズと,安定して運用をしたいという運用担当者のニーズが両立するため,より導入機会が増えていくこととなると思っています。

今までCentOSを使ったことがない方も,本書を機会にCentOSに触れていただきRHELとほぼ違いのないことを実感して頂ければと光栄です。

(藤崎正範)

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