週刊Webテク通信

2016年6月第1週号 1位は,日本のWebデザインから学ぶ5つの教え,気になるネタは,360度動画のテレビ局を目指す--コロプラ子会社の「360Channel」が本格始動

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ネットで見かけたWebテク(Webテクニック・Webテクノロジー)記事から,Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は,2016年5月23日~5月29日の間に見つけた記事のベスト5です。

1. 5 Lessons We Can Learn From Japanese Web Design @speckyboyhttps://speckyboy.com/2016/05/27/japanese-web-design/

「日本のWebデザインから学ぶ5つの教え」といったタイトルの記事です。情報,細部,色,間隔,単純さの5つの項目に分けて,事例とともに解説しています。

楽天やヤフージャパンを代表とした,ごちゃごちゃした日本のWebデザインを否定的にとらえる声は国内でもよく見かけますが,この記事は嫌味ではなく良い点に目を向けているようです。

「日本のWebデザインは⁠less is more(より少ないことは,より豊かなこと)⁠の考え方を受け継いでいない」と書いてあるのを見て,苦笑いしつつもちゃんと日本のWebデザインについて分かってるんだなと感心しました。

図1 日本のWebデザインから学ぶ5つの教え

図1 日本のWebデザインから学ぶ5つの教え

2. Essential design trends, May 2016 | Webdesigner Depothttp://www.webdesignerdepot.com/2016/05/essential-design-trends-may-2016/

Webデザインの最近のトレンドを3点紹介しています。

  1. 1つの大きな写真
  2. サイドバーナビゲーション
  3. インタラクティブ性の高い体験型

サイドナビゲーションは,昔ながらの2カラムレイアウトでのサイドメニューではなく,サイドから出現するタイプのものです。

いわゆるハンバーガーメニューですが,ほぼ全画面までメニューが広がり,ロールオーバー時に背景画像が変わるなど大きな効果が加えられています。

図2 Webデザインの最近のトレンド

図2 Webデザインの最近のトレンド

3. Working With 3D Visuals in Web Design: A Primer | Design Shackhttps://designshack.net/articles/graphics/primer-to-working-with-3d-visuals/

3D的な効果を活かしたWebデザインについてまとめています。デザインに3D的な効果やスタイルを使用することが流行ってきているそうです。

紹介されている事例を見ると,基本的にはシンプルでフラットデザインがベースなものに,ちょっとした奥行きを感じられる効果が追加されています。マテリアルデザインの方向性ですね。

図3 3D的な効果を活かしたWebデザイン

図3 3D的な効果を活かしたWebデザイン

4. Mobile UX Design: The Right Ways to Ask Users for Permissions — UX Planethttps://uxplanet.org/mobile-ux-design-the-right-ways-to-ask-users-for-permissions-6cdd9ab25c27#.syc4ex1eu

モバイルアプリでの,ユーザーに許可をもらう際のUXデザインについて解説した記事です。

位置情報や住所録,カメラなどへのアクセスを許可してもらうため,いつどのように許可をもらうかについてUXデザインの観点から考察しています。

図4 モバイルアプリでのユーザーに許可をもらうUXデザインについて

図4 モバイルアプリでのユーザーに許可をもらうUXデザインについて

5. 日本の90年代テレビゲームからUXデザインについて学ぶ | TechCrunch Japanhttp://jp.techcrunch.com/2016/05/31/20160528what-ux-designers-can-learn-from-1990s-japanese-video-games/

こちらも日本から学ぶ記事です。90年代の日本のテレビゲームのUXデザインから良い部分と悪い部分について解説しています。

現在のサイトやアプリのUXデザインに通じる部分があるということで,興味深い内容でした。

なお,原文の英語版は以下です。

図5 90年代の日本のテレビゲームのUXデザインの考察

図5 90年代の日本のテレビゲームのUXデザインの考察

そのほか,最近の記事の中から,気になるニュース記事を紹介します。

先週の気になるWebサービス

Flex Layout Attribute (FLA)http://progressivered.com/fla/

厳密にはWebサービスではないのですが,Flexboxのレイアウトをインタラクティブに確認できるツールを紹介します。

Flexboxのレイアウトビルダー的なツールはこれまでもいろいろありましたが,このツールが一番分かりやすいと思います。ツールだけではなく細かい解説もあり,Flexboxのリファレンスとして役立つはずです。

「Snippets」としてレイアウト例もあり,レイアウト例をクリックするとツール上で確認できるところも便利です。

図6 Flexboxのレイアウトをインタラクティブに確認できるツール

図6 Flexboxのレイアウトをインタラクティブに確認できるツール

今週の気になるWebネタ

360度動画のテレビ局を目指す--コロプラ子会社の「360Channel」が本格始動 - CNET Japanhttp://japan.cnet.com/news/service/35083207/

360度全方位へ自由に視点を動かすことができる360度動画専門の配信サービスが登場しました。バラエティ番組や旅行番組,アイドルのライブやドキュメンタリーなどを無料で観られます。

パソコンでもスマホでも観られますし,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)型のVRシステムにも対応しています。コンテンツが充実してくると,HMDの売れ行きアップにつながるかもしれません。

360度の良さを活かせるのは,旅行番組のようなその場に行っている感覚を味わえるものなんでしょうね。将来的には生放送も計画しているとのことで,視聴者からの要望にリアルタイムに応えながら街をぶらぶらする番組なんか面白そうです。

著者プロフィール

芦之由(あしのよし)

Webデザインやサイト制作に役立つブログ記事やニュースをほぼデイリーでお届けするメルマガ「デイリーWebテク」発行人。フリーのWebデザイナー兼イラストレーター&ライター。シャープMZ-80Bからのパソコンユーザーで,Macintosh IIciからのMacユーザー。嫌いな言葉は「IEで見ると表示が崩れてるよ」。

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