2019年1月第3週号 1位は、2019年のデザインにおける重要な傾向、気になるネタは、世界初の折りたたみスマホ「FlexPai」、中国メーカーのRoyoleから登場

ネットで見かけたWebテク（Webテクニック・Webテクノロジー）記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2019年1月7日～1月13日の間に見つけた記事のベスト5です。

2019年のデザインにおける重要な傾向についてまとめた記事です。

コード共有サイトCodePenが、2018年に多くの「いいね」を集めたコードのランキングを発表しています。

100位から10個ずつ複数ページに分けて発表していて、なかなか上位にたどり着けません。1位はCSSで描いたアニメーションするイラストでした。ベスト10のページはこちらです。

2019年に学びたい、JavaScriptフレームワークを8つ紹介しています。

今年は、React、Vue.js、Angularあたりを学んでみたいと個人的に思っていたので、同じように思ってる人もいるはずと考えて取り上げました。

UI／UXツール市場を現在支配しているSketchとInVisionに対抗し、Adobe XDが天下を取れるのかを推察しています。

昨年10月のアップデートで、プラグイン対応、音声プロトタイピング、自動アニメーション、リンクシンボル、ドラッグジェスチャーといった新機能が付いたことで、Adobe XDが無視できない存在になったとのことです。

そのほか、見逃せないXDの機能は以下の6つ。

また、XDは1つのソフトウェアでワイヤーフレームから高精度のプロトタイピング、開発者への受け渡しまでできることも大きな利点になると解説していました。

デザインのインスピレーションとなる作例をたくさん集めたサイトです。

UI/UXデザイン、モーショングラフィック、イラストなどの参考になる作例をまとめたギャラリー記事を随時アップしています。

そのほか、最近の記事の中から、気になるニュース記事を紹介します。

「Google Chrome」の迷惑広告ブロック機能、7月9日から世界で展開へ - ZDNet Japan
ブロックされる対象の広告かどうかを「Ad Experience Report」というダッシュボードで確認できるそうです
朗報、GitHub無料ユーザーも無制限にプライベートリポジトリを使えるようになる | TechCrunch Japan
無料ユーザーでも、最大3人の共同編集者と無制限にプライベートプロジェクトを構成できるようになります
デザイン誌「MdN」休刊、Webに移行「⁠ニーズに合った情報、紙で届けることが難しい⁠」⁠ - ITmedia NEWS
隔月刊に移行するも2号で断念し、Webへの完全シフトを決めたそうです

先週の気になるWebサービス

モバイルアプリの紹介画像などに使える、モックアップ画像（ハメコミ合成写真）を作るサービスです。iPhoneやPixel 2などの画面に、手持ちのキャプチャ画像などを合成できます。

カスタマイズ性はそれほど高くないですが、用意されているテンプレートのままで、シンプルに見映えの良い画像を作れます。

無料でも使えますが、無料版はお試し版的な意味合いのようです。高解像度の画像をダウンロードする、背景色を自由に変えるなど、多くの機能は有料版でのみ使用可能となっています。

世界初の画面ごと折りたためるスマートフォンは、中国のRoyole（ロヨル）社より登場しました。あまり聞き慣れない会社ですが、フレキシブルディスプレーをコンシューマの手元に届けた世界初の会社で、わずか5年で企業価値が50億ドルに急成長したユニコーン企業だそうです。

写真や動画で見る限り、二つ折りにしたときの厚みが結構あるなと思いましたが、折れ目が付いたりはしないようでなかなかの完成度だと感じました。ただ、これが未来のスタンダードになるかというと疑問を覚えます。

フレキシブルなディスプレイといえば、LGが発表したスクリーンを巻き取り収納できるテレビは良いアイデアだと思いました。これは追随するメーカーもいるはずですし、一時的にかもしれませんが流行りそうな予感がします。