雑誌の「ディスプレイ読み」
深夜,他人のブログを見て,紹介されていた本を無性に読みたくなることがある。おもわず,Amazonで買ってしまうことも少なくないが,内容によってはデジタルでも良いと思うようになってきた。デジタル化された本なら,買ってすぐにダウンロードして読めるからだ。最近,大型のPCディスプレイを購入したことも影響している。もちろん,小説など活字中心のものをディスプレイで読むのは辛いが,ビジュアル要素が含まれている雑誌などはそれほど苦にならない。
XGA(1024×768ピクセル)程度の解像度ではズームの操作が必須となり,落ち着いて読む気になれないが,UXGA(1600×1200ピクセル)くらいあれば一覧性が確保されるため印象が変わってくる。あとは「慣れ」の問題だろうか。いずれにしても,デジタル化された本や雑誌を読むことに以前ほど抵抗がなくなってきている。
人間の欲求には際限がない。利便性に満たされてくると,また新たな欲求を求める。ブロードバンドで大型ディスプレイという環境が整っているなら,「今,読みたい」という欲求が強いほど「ディスプレイ読み」の動機につながっていくはずだ。このようなスタイルの定着はそれほど先の話ではないような気がする。
デジタル化された雑誌の販売
株式会社富士山マガジンサービスは2月,デジタル化された雑誌の取り扱いを開始した。提携雑誌は「ダカーポ(マガジンハウス)」「ニューズウィーク日本語版(阪急コミュニケーションズ)」「FQ JAPAN(アクセスインターナショナル)」「毎日ウィークリー(毎日新聞社)」など28誌あり,発売日に購読することが可能だ。内容は紙媒体の雑誌とまったく同じ,丸ごとデジタル化されたものである。
雑誌のページを開くと,基本情報[A],詳細情報[B],立ち読みコーナー[C],読者のレビュー[D]などが掲載されている。立ち読みできるのは最新号ではないが,Flash形式になっているためWindowsだけではなくMac OSでも閲覧でき,印刷も可能だ。無料の見本誌も用意されているが,閲覧には後述する「Fujsan Reader」が必要となる。
富士山マガジンサービスは2002年,雑誌の定期購読をオンラインで受け付ける総合窓口としてスタート。現在,提携雑誌は2400誌を超えている。同社の西野伸一郎社長はAmazon日本法人の創業者の一人である。

