WebSig24/7通信

第5回 タブレットの“今”を知る――第31回WebSig会議「創り手が意識すべきタブレット,ユーザが使い始めるタブレット」レポート

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

続々と世の中に広まり始めたタブレットデバイスによってWebもまた大きな局面をむかえた今,⁠Webとは何か⁠を考える任意団体WebSig24/7で「創り手が意識すべきタブレット,ユーザが使い始めるタブレット」をテーマとしたイベントを2012年12月1日に開催しました。ここではその当日の様子をレポートします。

第30回に引き続き,株式会社ミクシィセミナールームで開催されました

第30回に引き続き,株式会社ミクシィセミナールームで開催されました

オープニングセッション:タブレットの現状

12月に入り一気に冷え込んだ週末,ミクシィセミナールームにてイベントが始まりました。オープニングセッションでは,WebSig24/7モデレーター足立より,近年のタブレット出荷台数・利用状況の解説があり,それによるツールとしてのWeb・コンテンツとしてのWebについての問題提起から,このイベントにおける考察課題の説明がされました。

「既存コンテンツにおいて圧倒的なタブレット利用のニーズが高まっているのに対して,タブレットならではの使い方の提案が不十分なのではないか」と話す足立

「既存コンテンツにおいて圧倒的なタブレット利用のニーズが高まっているのに対して,タブレットならではの使い方の提案が不十分なのではないか」と話す足立

ファーストセッション:開発者から見た Windows 8,その機能美とポテンシャル

オープニングセッションを受け,ファーストセッションにスピーカーとして登壇したのは,Windowsストア アプリの開発に積極的な株式会社FIXERの代表・松岡清一氏とエンジニアの皆川隆洋氏。

まずは松岡氏から,Windows 8が発売されてからのエンドユーザへの影響や,タブレットに対する注目度,Windowsストアに対してのマーケットの可能性が今まさに考えていくべきポイントであると語られました。

次いで皆川氏から,これまで制作したWindowsアプリの事例をもとにアプリのデザインについての紹介がされました。多くのWindowsアプリがWindows 8で採用されたModern UI Styleをベースとしてデザインされており,その特徴として「線やグラデーションではなく面であること」⁠要素を詰め込みすぎない」といった点があるそうです。

Windows 8とWindowsストアの可能性について松岡氏と皆川氏

Windows 8とWindowsストアの可能性について松岡氏と皆川氏

セカンドセッション:タブレットが与える影響について考える

ゼロベース株式会社の代表 石橋秀仁氏からは,タブレットによってコンテンツを使う側の意識の変化が,コンテンツの見た目や使い心地においてどういう影響をもたらしたかについて,5つの視点から解釈がされました。

まず1つ目に「ユーザインターフェースの進化」⁠CUI(Character User Interface)に始まりGUI(Graphical User Interface)と進んで,現在はNUI(Natural User Interface)という進化をたどってきたということを紹介。これはツールの⁠透明化⁠の変遷だと説明があり,それを実現するために「アーキテクチャの進化」⁠デバイスの多様化」⁠デバイスのフリー化」という視点の提示がありました。

これらは,⁠結果的にはユーザビリティ・アクセシビリティなど,⁠できなかったことが,できるようになること⁠を総称した「アビリティ」を高めることにつながる」と同氏の見解が述べられました。つまり「アビリティ」をいかに推進できるかが,今後のWebデザイン・Web制作における,私たちWebのプロフェッショナルとしての課題とし,プレゼンテーションを締めくくりました。

「IAとITAが相思相愛の関係になれば,みんなが幸せになる」と語る石橋氏

「IAとITAが相思相愛の関係になれば,みんなが幸せになる」と語る石橋氏

コメント

コメントの記入