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Webゆえに考える テキスト編集のテクニカルコンセプト

第5回 読ませるためのコピーを書こう

コピーライティングは,サイトパフォーマンスを大きく左右する作業要素の一つです。

書店で本を選ぶとき,棚の橋から順に中身をチェックしていく人はそう多くはいないでしょう。大半の人は,本のタイトルやオビに書かれたキャッチフレーズを見て,何か感じたものだけを手に取る筈です。

Webのユーザーも,外部で見たページタイトルやアンカーテキストを判断材料にしてそのページを訪問するか否かを決め,ページに訪問した後は冒頭の概要文や個々の見出しを流し読みして,本文を読むか否かを決める傾向があります。つまり,コピーのでき映え次第で,サイトのアクセス数やページの定着率が大きく変化する訳です。

「コピーライティング」というと,どうしてもフレーズの美しさを追求することに意識を向けがちですが,まずは,説明の"目次"としてきちんと機能させる,ユーザーの好奇心をくすぐるといった,本文を読ませるための工夫に注力しましょう。

見出しは具体的に書く

単に説明を項目分けしただけの"ラベル"のような見出しでは,説明の目次としてうまく機能しません。並んでいる見出しを読むだけで説明の概要が伝わるような,具体的なコピーを書いておきましょう。

図1 具体的なコピーを書く

図1 具体的なコピーを書く

なお,コンテンツの種類によっては,各ページの見出し名を揃えておく方が,ユーザビリティの面で優れている場合もあります。そういった書式を用いる場合でも,サブコピーを併記して補足できないか検討してみましょう。

図2 サブコピーを追加する

図2 サブコピーを追加する

易しい言葉で書く

コピーは字数の少ないパーツであり,意味のわからない言葉が少しでも混ざると,文意を酌み取るのが極端に難しくなります。記事本文のように注釈をつけるのも無理があるので,ターゲットユーザーが確実に理解できる言葉だけを使って書くようにしましょう。

図3 易しい言葉で書く

図3 易しい言葉で書く

並べたときに区別がつくように

項目がいくつか並ぶとき,それぞれの違いが見えにくいコピーを付けてしまうと,ユーザーをひどく混乱させます。個々の項目の違いがはっきりわかるように言葉を選びましょう。

図4 違いが分かるように書く

図4 違いが分かるように書く

著者プロフィール

松下健次郎(まつしたけんじろう)

Webを中心に活動するフリーランスの編集ライター。自著に"プロフェッショナルWebライティング"(技術評論社)がある。バイクとお酒をこよなく愛する子年生まれの乙女座O型。

ブログ:松下健次郎のブログ

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