実践Web Standards Designのススメ

第2回 ブラウザ毎のサイトチェック環境を構築しよう

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Firefoxでの表示チェック

Firefoxの場合は,インストール時にカスタムインストールを選択し,インストール済のフォルダと異なるフォルダを指定することで,最新版と以前のバージョンを分けてインストールすることができます。 ただし,最新版と同じプロファイルで以前のバージョンのFirefoxを起動すると不都合が起きることがありますので,テスト用のプロファイルを別途作成する必要があります。

-pオプションをつけて起動することで,起動時にプロファイルマネージャが表示されますので,必ずバージョンごとにプロファイルを使い分けましょう。

なお,-pオプションだけでは複数のFirefoxを同時起動することができませんが,併せて-no-remoteオプションをつけて起動することで,複数のFirefoxを起動することができます。

表示テストの場合は-no-remoteオプションを用い,同じページを表示して見比べるようにしましょう。 ちなみに,以前のバージョンのFirefoxはOld Version of Firefox Downloadから入手することができます。

Windowsの場合は,⁠ファイル名を指定して実行」で起動する際に,-pオプションと-no-remoteオプションを指定する形になります。

図2 ファイル名を指定して実行

図2 ファイル名を指定して実行

また,ショートカットを作成して「リンク先(T)」に-pオプションと-no-remoteオプションを指定すると複数起動を簡単に行えます。

図3 ショートカットに-pオプションと-no-remoteオプションを指定

図3 ショートカットに-pオプションと-no-remoteオプションを指定

Operaでの表示チェック

Operaの場合は,インストール時に異なるフォルダを指定することで,最新版と以前のバージョンを分けてインストールすることができます。 また,最新版をインストールする際に,これまでと同じフォルダではなく新規のフォルダにインストールすることで既存のバージョンを残すこともできます。

図4 インストールタイプの選択 - ⁠アップグレード」または「新規インストール」

図4 インストールタイプの選択 - 「アップグレード」または「新規インストール」

Operaの新しいバージョンをインストールする際に,⁠新規インストール」を選択すると,それまでのバージョンを上書きせずにインストール可能です(この例では,Opera 9.62をインストールする画面で,以前Opera 9.61をインストールしていたフォルダではなく新たなフォルダにインストールすることを選択しています)⁠

以前のバージョンのOperaは,Index of /pub/operaからダウンロードすることができます。

Safariでの表示チェック

Safariの場合は,バージョン2.xまではMacintoshにしか提供されていませんでしたので,テストを行う際はMac OS環境が必要となります。 Mac OS環境がある場合は,Multi-Safariから以前のバージョンのSafariをダウンロードすることができます。


今回は,テスト環境を最小限のマシンに導入する方法を説明しました。この連載の次回以降で取り上げるTipsや,⁠実践Web Standards Design』に掲載しているサンプルなどを実際にこれらの環境で確認して,実際のサイト制作にも活用していただければ幸いです。

著者プロフィール

望月真琴(もちづきまこと)

ウェブとの接点がない業界に身を置きながら,趣味でウェブ制作に関する情報を収集。2003年頃からHTML,CSSに興味を持ち,2004年8月に現サイト「hxxk.jp」開設。ウェブに限らず,気になる情報を自分用にまとめあげて記録するようにしている。本書サポートサイト「lh3.jp」の管理も担当。

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