人気ソーシャルゲームベンダーがホンネで語った! グループスがUI/UXチームを新設したワケ

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UI/UXチームが担う大きな役割とは

――グループスでは,そうした課題にどのように対応しているのでしょうか。

児玉: 今回『業界No.1のUI/UXを生み出すこと』を最終目標として,UI/UXグループチームを新規に立ち上げました。このチームの役割としては,UI/UXの品質と生産性の向上,ノウハウの蓄積があります。すでに具体的な取り組みも始めており,まず新規コンテンツを対象にバリバリと設計や実装を始めました。運用中のコンテンツに対しては,専門の検証チームが効果検証を行い,UI/UXを改善するためにPDCAサイクルを回していく予定です。

荒井: デザインの基準を作ることも,UI/UXチームの役割です。たとえばボタンの大きさについて,最低限これだけの大きさを確保しなければならないといったルールを作れば,グループスのゲーム全体で使い勝手を均質化できますよね。あと,社内的に推進しているのは,画像のリクエスト数をどれだけ減らすかという取り組みです。ゲーム内で頻繁にサーバへのリクエストが発生すると,快適に楽しむことができないという状況に陥りかねません。そこで1画面あたりのリクエスト回数は何回までといったルールをUI/UXチームで作り,たとえばCSSスプライトのようなテクニックを活用することによって,サーバへのリクエスト回数を減らすといった取り組みを行っていきます。またUI/UXにまつわるライブラリの作成や既存コンテンツに向けたスタディなどを随時行っていく予定です。

●使いやすさと世界観を両立するUIデザイン

デッキ入れ替え確認の画面を廃止し,オーバーレイで確認ウィンドウを表示することで画面遷移を1つ減らした

デッキ入れ替え確認の画面を廃止し,オーバーレイで確認ウィンドウを表示することで画面遷移を1つ減らした

随所に案内人キャラクターを登場させ,進行ステータスやヘルプ情報などを一目で伝える工夫を施している

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ページ遷移せずストレスフリーを目指している。ロード中にはCSSアニメーションで世界観を演出

ページ遷移せずストレスフリーを目指している。ロード中にはCSSアニメーションで世界観を演出

――UI/UXチームができることにより,グループス内でのゲーム作りはどのように変わるのでしょうか。

荒井: 現状のソーシャルゲームを見ていると,違うゲームでも同じようなインターフェースが使われていることが多いですよね。それがベストという判断なのかもしれませんが,もっと踏み込んで考えることが必要なのかなと思います。今回,UI/UXチームという専門部隊ができたので,これから大きくUI/UXを進化させていきます。

児玉: すでにソーシャルゲームの開発プロセスに踏み込み,改善を進めています。具体的には,従来は設計まで企画側で考えていましたが,ここをUI/UXチームで行うことにしました。企画担当者の話では,画面構成を考えたりワイヤーフレームを作ったりするのに時間がかかっているみたいなんですね。そうすると,デザイナはその作業の間は待つしかなく,また企画担当者は当然UI/UXの専門家ではないので品質にも限界があります。

それであれば,手書きでも構わないので早期にUI/UXチームに投げてもらい,こちらでしっかりとした設計を行おうというわけです。最低限必要な要素と,それぞれの画面の役割,そのソーシャルゲームにおける世界観などを把握することができれば,デザイナとしては十分に作業できますし,柔軟な発想でUI/UXを作り込むことができます。

――最後に,グループスでは現在デザイナを募集中とのことですが,どういったデザイナが求められているのでしょうか。

丸山: 何でもどん欲にやりたいと思える人でしょうか。任せられたことしかやらないというのではなく,もう自分からガツガツと積極的にプロジェクトに関わるような人であれば,グループスで活躍できるのではないかと思います。あとゲームのデザインというところで,アニメーションを考えることが多いんですね。なので,たとえば単純な見た目だけではなく,キャラクターを操作したときにどういう動きをするのかなど,細かなところを考えるのが得意というデザイナも向いていると思います。

児玉: ソーシャルゲームが好きかどうかも重要ですね。グループスでは「作業者はいらない」と言っているんですが,単にデザインするだけ,あるいはコーディングするだけというのではなく,自分が好きなものを作り,それを多くの人に楽しんでもらいたいと考えている人。そういった人に活躍の場を提供できるのがグループスのいいところです。

荒井: 一緒にソーシャルゲームのスタンダードを作っていける人ですね。自分たちが作ったゲームを他社が真似るというのは,ある意味でクリエイターとして光栄だと思います。そういった新たなソーシャルゲームのスタンダードを作りたいという人と一緒に仕事をしたいですね。

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グループスでは,強い好奇心を持ったエンジニアを募集しています。興味があれば,ぜひ以下のWebサイトにアクセスしてみてください!

URL:http://gloops.com/recruit/

著者プロフィール

川添貴生(かわぞえたかお)

株式会社インサイトイメージ代表取締役。企業サイトの構築及び運用支援のほか、エンタープライズ領域を中心に執筆活動を展開している。

メール:mail@insightimage.jp

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