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#5⁠株⁠ライブドア 池邉智洋/谷口公一/ma.la(中編) 2700のブログを読むと見えてくること

⁠株⁠ライブドア池邉智洋さん、谷口公一さん、ma.laさんとの対談の中編です。

編集部注)
本対談は2007年1月に行われたものです。

livedoor Reader

池邉智洋さん(撮影:武田康宏)
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弾:そういった意味ではlivedoor Readerの立ち位置はどうだろう? こないだ10万人を超えたそうですけど…。

ま:あれは利用登録者数で、実利用者数のほうはもっと低い。mixiは利用者数が登録者数の70%保ってるっていうんですごいんだろうという気はします。僕個人は2700以上、だいたい個人のブログを中心に読んでて、毎日3、4件は増えてるんですけどそこまで使えば確実にわかるんですよ、あれ(livedoor Reader)がよくできてるなぁっていうのが。まぁわかるように作ってあるんで。

弾:よくできてると思う、あれは。

ま:ただ、読みたいブログが20~30件とか、ネット上にそこまで読みたいものがないい人にとっては、使う必然性がないっていう部分もある。

弾:でもやっぱり、ネットの方向っていうのは、そうやってどっぷり浸かっている人が決めるじゃない。ブログにしてもSNSにしても最初はそういう人たちがひっぱってたわけですよね。

ま:別にライブドアのサービスじゃなくても、もっとネットを使ってほしいなという気がして、要するに、テレビとか雑誌とかの情報ってある意味、提供されてる情報で、友達同士が会ってその話をするときでも、コミュニケーションの話題の幅が限られて、そんなふうに文化ができちゃうわけじゃないですか。でも2700のブログを読んでると、それだけ細分化された人の生活や文化があるっていうのが感じ取れるようになってくる。2年前くらいにBloglinesを使って、とにかく大量にブログを読み始めて、それでなんか、人同士の関係とか見えてくるんですよ、ネットをたくさん見てると。1人ひとりがネットを通じて動いてるってのをみんなに感じてほしいなという気がしてて。

弾:個人個人が量より質の転換を迎えてほしいというようなことかな?

ま:今、僕のブログだと2000人くらいが読んでくれるんですよ。3日間以内には確実に読んでくれるっていう層がそのくらいいて、弾さんのブログのほうがもっと多いと思うけどそういうふうにブログが個人メディアとして成立していくためには、もっとネットが見られないといけない。でもBloglinesを使ってたときは読むのをためらってて、せいぜい400、500。そろそろ購読数を減らさないとなぁっていう感覚だったんだけどlivedoor Readerを作ってからは、いくらでも読めるかなぁという感じでどんどん読んでる。これは普通の一般的な生活スタイルでは絶対ないけど、もっと個人に注目して、個人のブログだったりそういう情報を発信してる人に対して、サポートできるような、それをライブドアとしてやっていきたいなぁと。

livedoor フレパ

谷口公一さん(撮影:武田康宏)
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弾:谷口さんの仕事は?

谷:私はほとんどフレパっていうSNSを。

弾:一応日本では上位なんだよね。

谷:ただ、完全招待制のと登録制のを同じ土俵に並べるのはちょっとおこがましいような気もするので、人数的には確かに上位につけてるんですけど、アクティブ率ではもしかしたらGREEさんより劣っちゃうんじゃないかなっていうのもある…。ただ、そんなにプロモーションしなくても使って「いいな」って言ってくれてる人の声も実際に届いているので、そういう人が増えるように地道に努力しつつ、あとは、他のライブドアのいろんなサービスと連携を取れる、っていう(ふうにしたい⁠⁠。それはたぶんmixiにもない機能だと思うので。

弾:その連携の部分はもっと強気にいってほしい。今はブログはブログ、SNSはSNS、WikiはWikiっていう感じじゃないですか。ユーザ用のスイートができるとすごくありがたい。実は私はマンションの理事長もやってるのだけど、それ用のブログやWikiがない。たとえばIPで認証してマンションの住人だけが見られるブログのような、簡単なリクエストが全然できない。結局自分でMovable Typeを入れて、自分で認証もやってくださいってなっちゃう。私は本職だからやればできるけど、それじゃ私が理事長を辞めた後に困る。イントラネット的な使い方ができるブログとWikiっていうのは、結構需要があるんですよ。

池:(ライブドアは)サービス提供が、広告前提だったりするじゃないですか。公開してより多くの人にさらされるところにないと、なかなか難しいみたいな。で、そうなると、有料で提供すればいいんでしょうし、まぁ、値段次第では、それなりに買ってくれるのかなとも思うんですけども。それが果たしてどのくらいなのかっていうのが、サービス提供側でいまいち見えていない。

弾:だけどイントラネットものっていうのはちゃんとお金出るんですよ。サイボウズは会社上場させたでしょ?

池:それを現状のコンシューマ向けに展開してるのと同時にやるってのが、今の状況だとちょっと難しいのかな。

ま:あと、金を取るっていうと、それでお金払ってくれる人がどれだけいるかの問題で、みんな無料じゃないと…。本当はお金払うだけの価値があるものであっても、お金を払ってくれないっていうことは多々ある。

弾:でもそこは売り方次第ってところはあるんだよね。

ま:ちょっと有料にします!とかあるいは広告つけます!とかいうと乗り換えます乗り換えますって(笑⁠⁠。

小飼弾さん(撮影:武田康宏)
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弾:でも営業力がすごいということがどれだけすごいかっていうのが、弥生会計売ってる会社に「釈迦に説法」なのだけど…。SAPという会社がありますね、ドイツの。あそこは、客を自分たちの会社に合わさせるんですよ。何億円も取っておいて。そういうことも売り方によってはできるよというお話。そこまでいくと、本来エンジニアの考えることではないというふうに言う人もいるけれども、やっぱりみなさん、コマーシャルエンジニアだから、ちゃんと銭儲けになることっていうのを考えてほしいんだよね。

ま:グーグルがアドセンスとか、あるいはヤフーがヤフオクで儲けちゃって、要するにその他の部分に対してグーグルは儲けなくてもよくて、本当にボランティアとして提供できるサービスがあって、ライブドアは前は金融部分があって似たような状況ではあったけども、今後はそうでもなくなってくる。要するに、エンジニアがある程度まじめに金儲けのことを考えられる状況になってる。逆にいうと、そういうビジネスモデルをこっちから提案してこうしたほうが儲かるよっていうそういう状況にはなってくるかな。

弾:それは楽しいなぁ。

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