Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方

第11回 エディタの話[その3]─コード補完

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はじめに

今回から何回かに分けてエディタ操作について説明します。エディタを効率よく使うためにもショートカットキーを覚えた方が良いです。説明するにあたり,いくつかの諸注意(というか心構え)を紹介します。

無理してショートカットキーを覚えなくても良いです

さっき言ったことと真逆なことを言ってますがデフォルトのショートカットキーは覚えなくて良いですよって意味です。

正直言ってAndroid Studioのデフォルトのショートカットキーはお世辞にもわかりやすいとは言えません。直感的とは言えないのも多く,多数のキーコンビネーションを組み合わせるため指が攣りそうになります。無理してショートカットキーを覚えるくらいなら,自分好みにカスタマイズすることをオススメします(はじめから,こんな事を言ってもいいのか?とも思いましたが,ホントの事だからしかたありません)。

ショートカットキーのカスタマイズは「Preferences / Keymap」で行います。前に紹介したカラースキーマ同様,自分用のキーマップを作成してからカスタマイズしてください。

図1 「Preferences / Keymap」設定画面

図1 「Preferences / Keymap」設定画面

キーマップもあらかじめいくつかのセットが用意してあるので,自分が慣れたエディタやIDEのキーマップを使うのも良いでしょう。分かっていると思いますが,Emacsキーマップ,Eclipseキーマップがあるからといって,完全にEmacsやEclipse相当にあるわけではあります。あくまでEmacs風,Eclipse風でしかないです。たとえば,Emacsキーマップですが,生粋のEmacs使いに受け入れられたという話を筆者は聞いたことがありません。

そのあたりを手加減した上で,プリセットしてあるキーマップの出来映えを確認してみてくださいね。

[コラム]キーマップに vi/vim がない

世の中モードレスエディタが主流なので,プリセットのキーマップにEmacsはあっても,vi/vimが無いのは普通です。風の噂に「IntelliJはvi/vimをサポートしてるからAndroid Studioもそうなんじゃないの?」と期待した人もいると思いますが,ご心配なく。vi/vim については別途プラグインIdeaVIMを導入することで対応可能です。このプラグインについては,そのうち説明したいと思ってます。

IdeaVIMにしても,結局のところ「vi/vimモドキ」なので,それなりの気持ちで使いましょう。

Mac版を使っている場合

Android Studioに限らず,マルチプラットフォームで動くアプリケーションとMacはショートカットキーの相性が悪いと思ってます。Mac OSがもともと持っているショートカットキーと競合するケースが多々ありますので,OS側か対象とするアプリケーション側のどちらかで折り合いをつける必要があります。

筆者が主に行っている折り合いの付け方を紹介します。好みの問題でもありますが,参考までにどうぞ。

OS側のショートカットキーをなるべく無効にする

  • 「システム環境設定 / キーボード / キーボードショートカット」でほぼ全てのショートカットキーを無効にします。
  • 特にSpotlightの「^スペース」(Ctrl+スペース)が大敵です。

図2 「システム環境設定 / キーボード / キーボードショートカット」画面

図2 「システム環境設定 / キーボード / キーボードショートカット」画面

ファンクションキーをFnキーと組み合わせなくても使えるようにする
  • 「システム環境設定 / キーボード / キーボード」「F1,F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」をONにする
  • Android Studioのショートカットキーはファンクションキーを使うモノが多いです。なるべくキーコンビネーションを少なくするため,この設定を有効にします。

さらにアクセント記号や数学記号などの特殊文字にいくつかのショートカットキーが割り当てられています。この辺りについては,いずれキーカスタマイズの方法に触れたときに改めて説明します。

Linux版はよく知らないのですが,インプットメソッドの切替に「Ctrl+スペース」を使っている場合はMacと同じようにショートカットキーの競合が起きるのでは?と思っています。

この手のショートカットキーにまつわる話はWindows版がもっとも問題が少ないです。

[コラム]Macのこのキー,どれのことなの?

Mac版のショートカットキーとしてメニューに表示されている不思議な記号。どうやってキータイプするのでしょうね? と筆者もよく悩むので,良い機会なので一覧にしておきます。

表1 Mac版のショートカットキーで見かける不思議な記号

記号意味/入力方法
エスケープキーです
タブキーです
Deleteキーです
Backspaceキーです。「fn+delete」キーを押します
Homeキーです。「fn+←」キーを押します
Endキーです。「fn+→」キーを押します
PageUpキーです。「fn+↑」を押します
PageDownキーです。「fn+↓」を押します

なんとなく想像がつくかと思いますが,キーコンビネーションで出てくる次の記号は左から順に「Controlキー(Ctrl)」「Optioinキー(opt)」「SHIFTキー」「Commandキー(cmd)」です。

図3 Mac版のControlキー,Optionキー,SHIFTキー,Commandキーのシンボル

図3 Mac版のControlキー,Optionキー,SHIFTキー,Commandキーのシンボル

著者プロフィール

今井勝信(いまいまさのぶ)

システムエンジニア。日本ユニシス株式会社所属。仙台在住。

Android開発はまったくやったことがないけれどIntelliJ IDEAが大好き。

Twitter: @masanobuimai

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