今回から2回にわたりプログラミング言語
生まれはパロアルト研究所
Smalltalkは1970年代にXerox社のパロアルト研究所
- ※1)
- PARCについて詳しく知りたい方は参考文献[1]を一読ください。
ダイナブックの理想のもとに
もともとアルトは,
ダイナブックが成し遂げたかった仕様とは,
- ノート程度の大きさ
- 子供でも持ち運べる
- 絵から楽譜に至るまで,
いろいろな情報を出し入れできる - 直感的な操作ができる
つまりユーザが求める操作に即座に対応できる装置といえます。しかし,
- ※2)
- ダイナブックを含めアラン・ケイについて詳しく知りたい方は参考文献[2]を一読ください。
Smalltalkの誕生
ケイはソフトウェア面からダイナブックにアプローチし,
暫定版ダイナブックは当時もの凄い代物だったにも関わらず,
みんなのSmalltalk
本講座の第3回
この試用では,
Smalltalkのプログラミングをしてみよう
Smalltalkは,
Smalltalkの特徴的な構文を見ていきます。なお,
Smalltalkのプログラムは全てオブジェクトとメッセージから構成します。Smalltalkで特徴的なのは,
array ← #(1 2 3 4 5).
array size.
array at: 3.
array + array.
#(・・・)を使用すると配列のオブジェクトを生成できます。配列はArrayクラスのインスタンスです。←は代入を表しています
- ※3)
- 後編まで待てないという方は参考文献[3][4]を一読ください。
- ※4)
- 標準のSmalltalkでは代入に:=を使用します。Squeakでは代入に_
(アンダースコア) を使用し, 表示は←となります。