[公式]Evernote API徹底活用レシピ

第13回 [特別編]ETCフォローアップレポート(その1)

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「素晴らしい決断」

2011年8月に開催されたEvernote Trunk ConferenceはEvernote初の技術カンファレンスであった。技術系のセッションや講義を中心に行われたが,著名な投資家を招いてのパネルセッションは起業を志すエンジニアにとっても興味深いセッションとなったようだ。今回はその一幕をご紹介する。⁠素晴らしい決断」⁠“Great Decisions”)とのテーマで開催されたセッションは,ガイ・カワサキ氏が司会となり,セコイアキャピタルのパートナーであるティム・フェリス氏とエンジェル投資家のロエロフ・ボーサ氏へのインタビュー形式で行われた。

まず,それぞれの自己紹介。ガイ氏は,'83~'87年までソフトウェア・エバンジェリストとしてアップルで働いた後,起業したり講演や執筆活動に従事していた。その後,アップルにチーフ・エバンジェリストとして戻って勤めた後,退職してGarage Technology Venturesを設立した。現在は講演や執筆活動を中心に活動している。

ガイ・カワサキ氏

ガイ・カワサキ氏

ティム氏は,ライフスタイル忍者のような存在の人物で,日常生活の効率を上げるノウハウについての「The 4-Hour Workweek」など何冊かの本を執筆。4年ほど前からエンジェル投資家として活動している。

ティム・フェリス氏

ティム・フェリス氏

南アフリカ出身のロエロフ氏は,'98年に米国に来てスタンフォード大学に入学。2000年始めにPayPalチームと出会い,在学中から一緒に仕事をするという幸運にめぐり合った。そのままPayPalのCFOとなり,2002年に上場させた。セコイアのパートナー,マイケルモリッツが当時PayPalのボードメンバーにおり,その縁もあって2003年にセコイアに就職してから8年半,今に至る。

ロエロフ・ボーサ氏

ロエロフ・ボーサ氏

Evernoteの使い方

セコイアもティム氏もEvernoteに出資している。ガイ氏は,第一番目の質問として「Evernoteはどのように使っているか?」と2人に尋ねた。⁠色々なことに使ってる。本を執筆するにあたって,リサーチをしたりデータを集めたりしたりするのに利用した。ワインボトルの写真や名刺,後から読みたいWebコンテンツなどを記録したり,毎日のように使っている」とティム氏。ロエロフ氏もさまざまな用途に活用していると答え,次のような具体例を上げた。⁠イタリア旅行をしたときのこと。1年程前に雑誌にイタリアの素敵なホテルの特集が載っていたので,携帯で写真を取ってEvernoteに保存しておいた。後日,バケーションでどこに行こうかという話になったとき,Evernoteを検索してその資料を見つけた。それがきっかけで実際にイタリアに行ってからっても,かつていいなと思ってEvernoteにたまたま保存したレストランの情報を活用できた。ローマで素敵なメガネを見つけたときも,眼科医で測定した視力の結果をEvernoteに入れてあったので,買うことができた」ガイ氏も,航空チケットの予約でもなんでもかんでもEvernoteに入れておく,僕の人生はEvernoteに入っているんだと語った。

著者プロフィール

松原晶子(まつばらあきこ)

ソフトウェアエンジニアリングおよびテクノロジーマネージメントを専門としたプロフェッショナル。アドビ システムズの米国本社にてソフトウェアエンジニアとして約10年間勤務の経験を持つ。また,シリコンバレーベンチャー企業にてプロジェクトマネージメントにも従事。シリコンバレーで働く技術者を中心とした日本人プロフェッショナルを支援するNPO,Japanese Technology Professionals Association(JTPA)の共同代表も務める。

Twitter: @kokiara

Blog:http://kokiara.blogspot.com/

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