目指せ!iPhoneアプリ開発エキスパート
第2回 iPhone SDKの入手と設定
今回は,実際のiPhoneアプリ開発に必要なSDKの入手方法,さらにその基本設定を中心に解説します。
iPhone SDKとは
第1回では,iPhoneの開発環境であるXcodeについて説明しました。そもそもXcodeは,基本的にMac向けのアプリケーションを開発するためのツールです。そこで,これを使ってiPhoneアプリを開発するために「iPhone SDK」という開発キットを追加でインストールする必要があります。iPhone SDKをインストールすることで,XcodeからCocoa Touchを使ったり,開発中のアプリをMac上で動かすための「iPhone シミューレータ」を使ったりできるようになります。
また,あらかじめXcodeがインストールされていない場合でも,iPhone SDKをインストールする際にXcodeを一緒にインストールすることができます。まずはiPhone SDKの入手から始めましょう。
iPhone SDKの導入
iPhone SDKはアップルのiPhone開発者向けWebサイトで配布されており,ダウンロードするためには「Apple ID」の登録(無料)が必要です。iTunesを使って音楽などをダウンロードしたことがある方や,オンラインのApple Storeで商品を購入したことがある方など,既にご自身のApple IDをお持ちの方はそれをそのまま使うことができます。持っていない方はこの機会にApple IDを取得しましょう。
Apple Developer Connectionへアクセス
まずは,アップルの開発者向けウェブサイトである,Apple Developer Connectionへアクセスします。
- Apple Developer Connection (日本語)
http://developer.apple.com/jp/
iPhone Developer Programの中から,iPhone SDKのダウンロードリンクを探してクリックします。
ここから先は英語のページになりますが,書かれていることのすべてを理解する必要はありません。あせらずに進みましょう。
Apple IDの登録
すでに持っているApple IDを利用する場合は Log in(ログイン)を,新しくApple IDを作成する場合は Create Apple ID(Apple IDの作成)をクリックします。
必要事項を入力します。Apple IDを持っている場合でも,連絡先などの情報が追加で必要な場合があります。取得済みのApple IDで日本語の名前などを使用している場合,その部分が「??」などと表示される場合がありますが,気にせずに先へ進んでください。既存のApple IDでうまく登録できない場合は,新しいApple IDを作成しましょう。Apple IDは通常メールアドレスを使いますが,すでに他のアカウントを取得している場合はメールアドレスではない任意の名前でもかまいません。
先に進むといくつかの質問と選択肢が用意されていますが,わかる範囲で回答してください。規約に同意(チェックを入れて「I Agree」をクリック)すると,iPhoneアプリ開発者としてのApple IDが仮登録されると同時に,登録したメールアドレスに確認メールが届きます。メールの本文中に「Download Free SDK」のリンクがありますので,クリックして登録を完了してください。
iPhone Dev Centerへログイン
無事登録が完了すると,登録したApple IDを使ってiPhone Dev Centerにログインできます。上記メールのリンクをクリックすると,ログインされた状態でこのページが開きます。
- iPhone Dev Center
http://developer.apple.com/iphone/
ログインできていない場合は,右上の「Log in」をクリックし,Apple IDとパスワードを入力してログインします。
iPhone SDKのダウンロード
ログインしたら,ページの中からiPhone SDKのダウンロードリンクを探し,クリックしてダウンロードしましょう。iPhone SDK for iPhone X.X(X.XはiPhone OSのバージョン)のようなリンクがそれです。iPhone SDKにはXcodeも含まれているため,それなりにサイズが大きくダウンロードに時間がかかります。他にもいくつかのリンクが用意されていますが,今回ダウンロードするものはこの1つだけです。
iPhone SDKのインストール
ダウンロードが完了すると,いよいよインストールです。ダウンロードしたイメージを開き,中にある「iPhone SDK.mkpg」をダブルクリックして実行します。
「iPhone SDK のインストール」が表示されたら,画面の指示に従って先に進みます。途中,インストールの種類を選択するステップがありますが,何も変更せずに「続ける」をクリックしてインストールを進めてください。Xcodeなど必要なツールがインストールされていない場合でもすべて一緒にインストールされますので安心してください。
インストールは成功しましたか? それではさっそく,Xcodeを起動してみましょう。


