Mesh-Enabled Web アプリケーション
今回からはLive Frameworkの特長のひとつでもあるMesh-enabled Web アプリケーションの開発です。今回はHello, World! 的なプログラムの実行まで行います。
Mesh-enabled Webアプリケーションは,本連載の第3回にも少しだけ紹介していますが,Live Framework CTPで登場した新しい形のWebアプリケーションです。Live Mesh上に配置し,データと同様にアプリケーションの同期およびユーザー間での共有が可能な,同じコードでWebブラウザ上およびデバイス上(クライアントのPC上)でも動作するといった特徴を持つアプリケーションです。もちろんLive Frameworkを使用した同期・共有するデータを扱うことが可能です。
Live Framework CTPの利用は,現在招待制になっており,Azure Services Invitation Programの登録やAzure Services Developer Portalの登録作業が必要になります。これらの点については第3回で説明しています。あらかじめ必要な登録作業を済ませておいてください。
サンプルアプリケーションの実行
最初に,CTPで用意されているサンプルのMesh-enabled Webアプリケーションを実行する手順を紹介します。Live Framework Developer Sandboxへ移動しページ上部のタブ「Apps」をクリックします(図1)。
Appsページにある「Browse more applications」をクリックすると,アプリケーションの一覧が表示されます(図2)。Mesh上へ追加したいアプリケーションを選び,そのアプリケーション名の右側にある「Add To Mesh」をクリックします。
まだこの時点でMesh上にアプリケーションは追加されていません。追加しようとしているアプリケーションが行うデータへのアクセスの種類を確認し,許可を与えることで追加完了となります。図3はCorkboardアプリケーションを追加しようとしたところです。Windows Live ProfilesやMesh Devicesに対しての読み取り,Live Contactsへの読み取りと更新,Mesh User Newsに対してはフルアクセスが行われることを示しています。また「Change」をクリックすることでアクセスを許可するMesh Objectを指定できます。「Allow access」をクリックすることでアプリケーションのアクセスを許可します。
アクセス許可後,図4のように「Create New」をクリックし,表示されたウィンドウにアプリケーションのインスタンス名を入力すると,Live Desktop上にアプリケーションのショートカットが作成され,アプリケーションの起動が可能になります。
Live Framework Client(※1)をPCにインストールしている場合は,デスクトップ上に同じようにショートカットが作成されデバイス上での実行も可能です。図にLive DesktopとクライアントPC上から実行した結果を示します。
- ※1
Live Framework Clientのインストールは,Developer Sandboxの「Devices」タブから可能です。リング上の「Add Device」ボタンをクリックしOSを選択後に「Install」ボタンをクリックします。
サンプルのCorkboardへ追加できるNoteデータは同期されているため,片方を編集するともう片方へ反映されることも確認できます。デバイス上のアプリケーションは,オフラインでの実行が可能です。オンラインになった時点でLive Operating Environmentによりデータが同期されます。

