使ってみよう! Live Framework

第7回 Mesh-Enabled Web アプリケーション ―― Hello, world!

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Application Self-Linkの取得

アプリケーション パッケージのアップロードが完了すると,SummaryのページにApplication Self Linkという項目が追加されています。

アップロードしたにも関わらず表示されていない場合は一度ページを更新してみてください。Self-Linkの値,https://user-ctp.windows.net/V0.1/Mesh/Applications/~という部分をコピーします図16⁠。

図16 Application Self-Linkのコピー

図16 Application Self-Linkのコピー

Visual StudioのApplication Self-Link入力ウィンドウに戻り,コピーした値を3番の項目のテキストボックスに貼り付けます図17⁠。

図17 Application Self-Linkの貼り付け

図17 Application Self-Linkの貼り付け

アプリケーションの実行

OKボタンをクリックすると処理が進行し,Live Framework Developer Sandboxへ移動します。最終的にLive Desktopが開きアプリケーションが実行されます図18⁠。

図18 Live Desktop上でのアプリケーションの実行

図18 Live Desktop上でのアプリケーションの実行

無事に実行されたでしょうか。アプリケーション パッケージのアップロード処理などの進行の途中でエラーが起きた場合は,パスやリンクのコピーに間違いがないかなど,もう一度手順を確認してみてください。また,たまたまサーバー側に一時的な問題や通信に問題があった可能性もあります。確認後に再度上記手順を行ってみてください。

Live Framework Clientが動いている場合,PCのデスクトップ上に実行したアプリケーションのショートカットが作成されたかと思います。これを実行するとPC上でアプリケーションが実行できます図19⁠。もちろん,このときオンラインである必要はありません。

図19 PCのデスクトップ上からアプリケーションの実行

図19 PCのデスクトップ上からアプリケーションの実行

アプリケーションのデバッグ

Visual Studio上から実行すると,ブレークポイントを設定したデバッグも可能です。少しだけコードを変更してデバッグ方法を確認してみましょう。ボタンをひとつ配置し,クリックすると「こんにちは世界」とメッセージボックスを表示する単純なアプリケーションに書き換えます。

SilverlightプロジェクトのPage.xamlを開き編集します。前述の手順でアプリケーションを実行している場合は,一度終了してください。XAML部分を以下のように変更します。

<UserControl x:Class="MeshApp1Silverlight.Page"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation" 
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml" 
    Width="400" Height="300">
    <Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White">
        <Button Content="クリック" Click="Button_Click" />
    </Grid>
</UserControl>

続いてPage.xaml.vbのコードにボタンのクリックイベントの処理を追記します。

Private Sub Button_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.RoutedEventArgs)
    MessageBox.Show("こんにちは世界")
End Sub

ブレークポイントが有効であることを確認するため,MessageBox.Show部分にブレークポイントを設定します図20⁠。

図20 ブレークポイントの設定

図20 ブレークポイントの設定

先ほど実行時に設定したApplication Self-Linkの設定は再度必要ありません。デバッグ実行を行うと,Live Desktop上でアプリケーションが実行されるまで進みます。

実行されたアプリケーションのボタンをクリックしてみましょう。ブレークポイントを設定した行で処理が中断し,通常の.NETアプリケーションと同様にデバッグが可能であることがわかります図21⁠。

図21 アプリケーションのデバッグ

図21 アプリケーションのデバッグ

実行を再開するとメッセージボックスが表示されます図22⁠。

図22 アプリケーションの実行

図22 アプリケーションの実行

今回はここまでです。いかがでしたでしょうか。Live Framework Toolsを利用すると,これまでの .NETアプリケーション開発と同様に,そして簡単にMesh-enabled Web アプリケーションの開発ができることを感じたのではないでしょうか。

次回からはさらにLive Frameworkを利用したMesh-enabled Web アプリケーションの開発と特徴を紹介していく予定です。

著者プロフィール

松江祐輔(まつえゆうすけ)

日本システムウエア株式会社 勤務。現在,ハードウェア設計・検証業務を担当。大学生・大学院生時代はベンチャー企業 有限会社ミレニアムシステムズにプログラマーとして従事。趣味はプログラミング。好きな言語はVisual Basic。Microsoft MVP for Windows Live Platform(Jul 2010 - Jun 2011),Windows Live(Jul 2011 - Jun 2013)。

URL:http://katamari.jp