あれから10年,この先10年~gihyo.jp×LL Decade presents

第4回 8月4日が待ち遠しい!LL Decadeを盛り上げるためのプレパーティー「LLの10年前と10年後」開催

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10回目をみんなで盛り上げよう!

今回のプレパーティーは,これまでgihyo.jpとコラボしてきたLLイベントが10回目を迎えるということで,「記事企画以外の内容でも盛り上げていきましょう」という思いから開催されたものです。10回目の記念企画は8月4日当日にお話するとして,今回は,そこでは触れられないLLイベントの裏話,あるいは当日の見所が何かを,実行委員と私とで紹介することになりました。

元々はRuby書籍との連動がきっかけだった

トップバッターを務めたのは今回の会場を提供してくださったアスキー・メディアワークスの鈴木嘉平氏。プレパーティー開幕の挨拶とともにLLイベント開催の背景について紹介しました。当時のアスキーでは256倍シリーズを中心にRuby解説書の刊行が多く行われていたそうで,「この書籍の販促を兼ねてRubyやLightweight Languageを盛り上げるイベントを開催してはどうか」というのが,LLイベントの第1回目「LL Saturday」開催のきっかけだったとか。その後,社内事情などもあり,アスキーが単独で関わっていく形ではなく,日本UNIXユーザ会などの団体協力を得ながら,実行委員会を設立して開催に至ったとのこと。

LL Saturday終了後,『Lightweight Language Magazine』というムックを刊行し,その後は,LLの分野にもどっぷりと浸っている鈴木氏

LL Saturday終了後,『Lightweight Language Magazine』というムックを刊行し,その後は,LLの分野にもどっぷりと浸っている鈴木氏

その後,実行委員のメンバーを中心に,毎年さまざまな企画を盛り込み,今年2012年,10回目の開催に至ったのです。

LLイベントの10年とメディアの変遷

2番目は私,馮が,メディアの立場から観たLLイベントということで,「過去10年の振り返りから見るイベントとメディアの関係について」と題したプレゼンを行いました。

この10年を振り返ってみると,ソーシャルの登場以降,ユーザサイドの意識が大きく変化する技術革新,状況変化があったように思っています。その中でも,リアルイベントとオンラインによる情報共有,人のつながりがどうなってきたのか,また,どうなっていくのかを各種技術やサービスと合わせて考察しました。

まとめとしては,私自身「オンラインで,人との距離,物質的距離,時間的距離が短くなったように感じられる今だからこそ,リアルイベントで感じられること,ものが重要になっている」と考えていて,8月4日開催のLL Decadeで多くの人と交流し,新しい知識や情報を得られることを楽しみに,プレゼンを終了しました。

私は「Webや動画といったメディアが進化すればするほど,リアルイベントの重要性が高まっていく」と考えています

私は「Webや動画といったメディアが進化すればするほど,リアルイベントの重要性が高まっていく」と考えています

Lightning Talk“s”,誕生秘話

3番手に登場したのはTokyo Perl Mongers(Tokyo.pm)のメンバーの一人でもあり,日本にLightning Talksを持ち込んだ立役者,前田薫氏。当時,イベントでは,数十分や1時間といった枠で発表を行うことが当たり前だった時代に,海外で観たLightning Talks(LT)という新しいプレゼンテーションスタイルを観たときに,前田氏は「これは日本にも導入すべき」と考えたそうです。そして,2001年5月26に開催されたYARPCにて,日本で一番最初のLTが行われました。

ちなみに,一番最初のLTは,世界最大のPerlイベント,本家Yet Another Perl Conference(2000年6月23日)にて,Mark Jason Dominous氏が「つまらない話を45分も聞かされるのは苦痛だ」という辛辣な理由をもとに始まったそうです。

今では技術系イベントの枠を超えて,さまざまなイベントに取り込まれているLT。今回のLL Decadeでは豪華メンバーばかりで1つのプログラムとして準備されており,どんな場になるのか今から期待感が高まります。

日本初のLTのリスト。そうそうたる顔ぶれ。ちなみに「複数の発表が行われるLTを英語表記する際は「Lightning Talks”」と複数表記してほしい」と前田氏は参加者に伝えました

日本初のLTのリスト。そうそうたる顔ぶれ。ちなみに「複数プログラムが行われるLTを英語表記する際は「Lightning Talks“s”」と複数表記してほしい」と前田氏は参加者に伝えました

LLイベントの振り返り

4番手に登場したのは,日本UNIXユーザ会,そして,第1回の企画から関わっている小山哲志氏。小山氏は,第1回のLL Saturdayに関しては,場所決めやプログラム構成から関わっていたにもかかわらず,当日発熱のため参加できなかったという,本人としてはちょっと残念な思い出なども交えながら,各回がどのように企画され開催されたのかについて紹介して行きました。

小山氏はターニングポイントになった部分がいくつかあるとし,「1つ目は3回目のDay&Night。夜の部ができたことで飲食などを含めたスタイルなどへのニーズが高まったと思います。もう1つはLL Ring。まさか本当にプロレス会場(新木場1stRING)で開催するとは。これだけはいまだに他のイベントにも真似されていないですね(笑)」と,それぞれのイベントで感じたことを,当時の思い出を交えながら説明しました。

FutureやTelevisionを開催したなかのZERO大ホールをレンタルする際,「個人名義で申し込みに行ったため,(この規模を個人で開催ですか?と)会場側から何度も確認されました」と振り返った小山氏

FutureやTelevisionを開催したなかのZERO大ホールをレンタルする際,「個人名義で申し込みに行ったため,(この規模を個人で開催ですか?と)会場側から何度も確認されました」と振り返った小山氏

著者プロフィール

馮富久(ふぉんとみひさ)

株式会社技術評論社クロスメディア事業部電子出版推進室室長。

1975年生まれ。横浜市出身。1999年4月株式会社技術評論社に入社。入社後から『Software Design』編集部に配属され,2004年1月に編集長へ就任。同2004年9月に『Web Site Expert』を立ち上げ,同誌編集長に就任,現在に至る。その後,2008年9月に設立したクロスメディア事業部に配属。現在,電子書籍を考える出版社の会の事務局長やWebSig 24/7のモデレーターを務める。過去にIPAオープンソースデータベースワーキンググループ委員やアックゼロヨン・アワード他各賞審査員などの経験を持つ。

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