Titanium Mobileで作る! iPhone/Androidアプリ

第15回 端末ごとにデザインを変更する

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FastDev を使ってみる

JSSについての話は以上にして,ここからは少し毛色のちがうFastDevというエミュレーターへの反映方法について解説します。

FastDevはJSへの変更をリビルドなしにエミュレータに反映できるので,非常に高速に,コードの変更とテストを繰り返すことができます。つまりコードに変更を加えると即座にその変更を確認できるようになります。もしエミュレータがそれなりの速度で動く環境であれば,iPhone開発と近い感覚で(あるいはもっと高速に)開発ができます。

この機能はTitanium 1.7.0からの機能なので,かならずTitanium Mobile SDKを最新にバージョンアップしておいてください。

では実際の使い方です。まず,準備としてtitaniumコマンドをターミナルから呼び出せるようにする必要があります。以下,bashをターミナルで利用している前提で解説していきます。titaniumコマンドはTitanium Mobile SDKのあるディレクトリに含まれているので,次のようなaliasを.bashrcに記載します。

alias titanium='/Library/Application\ Support/Titanium/mobilesdk/osx/1.7.0/titanium.py'

これでtitainumコマンドが呼び出せるようになったので,ターミナルを開いて次のコマンドを入力します

titanium fastdev start &

これでコードの管理を行うサーバーが起動します。次に,通常の方法で開発中のアプリを起動します。つまりTitanium DeveloperのRun EmulaterタブにあるAndroidタブからLaunchをクリックします。そして,無事アプリが起動したら,

titanium run --platform=android --android=/path/to/android-sdk

と入力します。/path/to/android-sdkはこの連載に書いてある手順に従っていれば,/Users/YOURNAME/AndroidSDKになります。かなり時間がかかりますが,もう一度アプリが起動すれば準備完了です。

これ以降はコードに変更を加えると,変更があったWindowを開いたタイミングで新しいコードが読み込まれるようになります。app.jsへの変更や,Ti.includeを使って読み込んだファイルの変更は読み込まれないので,

titanium fastdev restart-app

というコマンド入力してリスタートする必要があります。このコマンドでも反映されないときは,再度

titanium run --platform=android --android=/path/to/android-sdk

と入力すると全体がリビルドされるので上手くいく可能性が高くなります。

また,今回の記事の前半で解説したJSSの機能もjavaのソースファイルを書きだすことで実装されているので,残念ながらtitanium runコマンドで再度ビルドしないと反映ができません。

この機能の詳しいドキュメントはhttp://wiki.appcelerator.org/display/guides/Fastdev+Reference+for+Androidにあります。

著者プロフィール

倉井龍太郎(くらいりゅうたろう)

株式会社はてな アプリケーションエンジニア。

スマートフォンアプリからSQLチューニングまで幅広く格闘中。好きな言語はRuby。

URLhttp://d.hatena.ne.jp/r_kurain/
Twitter@kurain

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