使ってみよう! Windows Live SDK/API

第7回 Windows Live Writer ―― プラグインの作成 Part I

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Windows Live Writer

Windows Live Writer(WLW)とは,ブログの記事の編集・投稿・管理ができるデスクトップアプリケーションです。MetaweblogやAtomPubと呼ばれるAPIに対応しているブログサービスであれば,Windows Liveスペース以外のブログでも利用可能です。複数のブログの一元管理,オフラインでの編集,Webブラウザ上ではできない高度な編集など便利なアプリケーションです。WLW用のSDKも提供されており,今回はその中のひとつであるContent Source Plugin APIを利用してプラグインを作成します。

プラグインの種類

SDKにより作成できるプラグインは,記事へソースコードを挿入したりWebページのサムネイルを挿入したりといった,編集を手助けするものになり,プラグイン内部の処理としてはHTMLを出力することになります。これらのプラグインはContent Sourceプラグインと呼ばれ,2種類用意されています。プラグインは用意されているクラスを継承して作成します。そのクラスには次のふたつがあります。

ContentSource:

記事にHTMLを挿入するだけの単純なクラスです。

SmartContentSource:

ContentSourceクラスに比べ,SmartContentSourceは記事にHTMLを挿入後にサイドバーを使用した編集が可能になっています図1)。また,画像の大きさ変更などのためドラッグ&ドロップによるHTML部分のリサイズも可能です。

図1 サイドバーによる編集

図1 サイドバーによる編集。点線で囲まれている部分がサイドバー

さらに次の3種類にプラグインを分類することができます。

挿入:

メニューやサイドバー図2から項目を選択して,記事へ画像やソースコードなどを挿入するプラグインです。作成されているプラグインの種類も多く,もっとも一般的なプラグインといえるでしょう。

図2 サイドバーの挿入項目

図2 サイドバーの挿入項目
URL:

URLを記事へ貼り付けたときや,「このコンテンツの引用」図3により引用したときに機能するプラグインの作成も可能です。特定のURLを貼り付け・引用したときに記事へ挿入される内容を,プラグインにより改変ができます。今回はこのタイプのプラグインを作ります。

図3 このコンテンツの引用(Blog This)

図3 このコンテンツの引用(Blog This)
Live Clipboard:

Live Clipboardとは,Webサイト間でコピー&ペーストなどを実現するためのXMLベースの仕組みです。2006年にRay Ozzie氏が発表しましたが,まったく流行っていないのが現状です。Live Clipboard形式のコンテンツを記事に貼り付けたときに機能するプラグインを作成できますが,本連載では扱いません。

以上の3種類の分類はクラスに属性を付けることで行います。

著者プロフィール

松江祐輔(まつえゆうすけ)

日本システムウエア株式会社 勤務。現在,ハードウェア設計・検証業務を担当。大学生・大学院生時代はベンチャー企業 有限会社ミレニアムシステムズにプログラマーとして従事。趣味はプログラミング。好きな言語はVisual Basic。Microsoft MVP for Windows Live Platform(Jul 2010 - Jun 2011),Windows Live(Jul 2011 - Jun 2013)。

URL:http://katamari.jp

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