ZendFrameworkで作る『イマドキ』のWebアプリケーション

第1回 開発環境の準備(上)

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Eclipse PDT

EclipseはJava/C++の統合開発環境(IDE)として広く利用されていますが,PHP用の開発環境としても利用できます。まだまだ発展途上ですが,本連載ではソースコードのバージョン管理ツールであるMercurialも利用します。

図2 Eclipse PDT

図2 Eclipse PDT

Eclipseは必須ではありません。UTF-8をサポートしたエディタを利用しても構いません。

Firefox

AJAXアプリケーションは基本的にFirefoxで動作検証します。デバックなどもFirefoxで行います。インストール方法は非常に簡単なので紹介しませんが,利用できるように準備してください。

各コンポーネントのインストール

Linuxの例としてCentOS 5をOSとして使用しますが,ほかのLinuxシステムでも大きな違いはありません。Windows/Macでもほぼ同じ手順でインストールできます。異なる箇所は脚注を参照してください。

PostgreSQL One-Clickインストーラのインストール

手順は非常に簡単です。http://www.postgresql.org/(英語)⁠download⁠リンクをクリックして表示されるページの⁠Bianary Package⁠から実行ファイル形式のパッケージをダウンロードして実行するだけです※2)⁠

図3 One-Clickインストーラのページ

図3 One-Clickインストーラのページ
手順:
  1. http://www.postgresql.org/download/⁠Binary Packages⁠に表示されているプラットフォーム(FreeBSD, Linux, Mac OS X, Solaris, Windows)のリンクから利用しているOSのリンクをクリックします。
  2. プラットフォームごとにPostgreSQLの入手方法が記載されています。⁠One-Click Installer⁠の項目のダウンロードリンクをクリックしてダウンロードします。
  3. 管理者権限を持つユーザでダウンロードしたファイルを実行します※3)⁠
※2
PostgreSQLが既にインストールされている場合,まずアンインストールし,postgresアカウントがないことを確認してください。
※3

Linuxの場合,実行権限をchmodコマンドで付与する必要があります。

例:chmod 755 postgresql-8.3.5-1-linux.bin

PostgreSQL 8.3.5 One-Clickインストーラの実行画面

図4 起動直後

図4 起動直後

[次へ]ボタンを押します。

図5 インストール先ディレクトリの指定

図5 インストール先ディレクトリの指定

Linuxの場合は⁠/opt/Postgresql/8.3”,Windowsの場合は⁠c:\Program Files\PostgreSQL\8.3”,Macの場合は⁠/Library/PostgreSQL/8.3⁠が表示されます。

[次へ]ボタンを押します。

図6 データディレクトリの指定

図6 データディレクトリの指定

PostgreSQLサーバのデータを保存するディレクトリを指定します。Linuxの場合は⁠/opt/Postgresql/8.3/data”,Windowsの場合は⁠c:\Program Files\PostgreSQL\8.3\data”,Macの場合は⁠/Library/PostgreSQL/8.3/data⁠が表示されます。

[次へ]ボタンを押します。

図7 データベース管理者のパスワード設定画面

図7 データベース管理者のパスワード設定画面

PostgreSQLの管理者ユーザ名は⁠postgres⁠です。このユーザアカウントはOSのアカウントとまったく別のアカウントです。データベース管理者ユーザのパスワードを設定します。

「Password」⁠⁠Retype Password」にパスワードを入力し,⁠次へ]ボタンを押します。

図8 PostgreSQLサーバのTCP/IPポートの設定画面

図8 PostgreSQLサーバのTCP/IPポートの設定画面

PostgreSQLサーバがリモートクライアントからの接続を待つTCP/IPのポート番号を指定します。デフォルトは5432です。既に利用されている場合は別のポート番号を指定する必要があります。

[次へ]ボタンをクリックします。

図9 ロケール設定画面

図9 ロケール設定画面

ロケールを設定します。⁠defualt⁠のままの場合,文字エンコーディングに⁠utf-8⁠が設定されます。ロケールを指定すると指定したロケールが設定されます。日本語環境で利用する場合,⁠default⁠を選択します。

[次へ]ボタンを押します。

図10 インストール準備完了

図10 インストール準備完了

インストールの準備が完了したことを告げる画面が表示されます。

[次へ]ボタンを押します。

図11 インストール中の画面

図11 インストール中の画面

図12 ⁠Stack Builder」の起動を選択する画面

図12 「Stack Builder」の起動を選択する画面

“Launch Stack Builder⁠チェックボックスを含む画面が表示されます。チェックを付けたままにします。

[Finish]ボタンを押します。

共有メモリ設定が変更される場合があります。変更を反映するために再起動が必要となる場合もあります。

著者プロフィール

大垣靖男(おおがきやすお)

University of Denver卒。同校にてコンピュータサイエンスとビジネスを学ぶ。株式会社シーエーシーを経て,エレクトロニック・サービス・イニシアチブ有限会社を設立。
オープンソース製品は比較的古くから利用し,Linuxは0.9xのころから利用している。オープンソースシステム開発への参加はエレクトロニック・サービス・イニシアチブ設立後から。PHPプロジェクトでは,PostgreSQLモジュールのメンテナンスを担当している。

URLhttp://blog.ohgaki.net/

著書