Android Weekly Topics

2014年5月第3週 新進気鋭のAndroid端末メーカたち

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Android端末と言えば,SonyやSamsung,Googleの端末ばかりに目が行きがちです。近年は,中国メーカが力を付けはじめており,先のメーカと比較しても,デザイン・スペック共にヒケを取らない端末をリリースしています。

中国メーカと言えば,LenovoやHuaweiを思い浮かべるかもしれませんが,今回は,新進気鋭のメーカとその端末を取り上げます。

小米科技(Xiaomi)

2010年に設立の通信機器・ソフトウェアメーカで,中国の北京に本社を置きます。創業から4年目の若いメーカで,中国国内でしか端末を販売していませんが急成長中です。2013年上半期の販売台数は,703万台に達しており,Appleのシェアを抜き去るほどです。また,Googleの元Androidプロダクトマネジャー「Hugo Barra」氏の移籍先としても話題になりました。

小米科技(Xiaomi)のフラッグシップ端末は,昨年9月に発表された「Xiaomi Mi 3」です。簡単にスペックを紹介しておくと,Qualcomm Snapdragon 800 8274AB 2.3GHz CPU,2GB RAM,16GBストレージ,ディスプレイは,フルHDの5インチIPS,通信関連は,Wi-Fi,Bluetooth,GPSに対応しています。

端末デザインは,他の中国製スマートフォンとは,一線を画す仕上がりで,ひとめでXiaomiの端末と分かる特徴を持っています。

Xiaomi Mi 3。端末のデザインは,iPad nanoにも似ている

Xiaomi Mi 3。端末のデザインは,iPad nanoにも似ている

もうひとつの特徴は「MIUI V5」と呼ぶ,Android 4.1.2ベースのカスタムROMを搭載していることです。MIUI V5は,小米科技(Xiaomi)の端末だけではなく,GoogleやHTC,Samsungの端末にもインストールすることができます。

MIUI V5は,Android OSの面影はほとんどなく,いま風でシンプルにまとめられています。とは言え,もの真似で終わっていません。メジャーメーカのカスタマイズと比較しても遜色なく,使い勝手の良いものに仕上がっています。ROMは,サイトからダウンロードできるので,試してみることもできます。

魅族(Meizu)

2003年に設立された電子機器メーカで,珠海市に本社を置きます。

独自OSを搭載した端末を販売していた頃もありましたが,Android OSに切り替えてから,使いやすいと好評を得ており,多くの支持を得るようになりました。Meizuの人気は,中国だけにとどまらず,香港やシンガポールにも広がっています。

魅族(Meizu)のフラッグシップ端末は「Meizu MX3」です。

こちらも簡単にスペックを紹介しておきます。Exynos 5410 8-core CPU,2GB RAM,16/32/64GBストレージ,ディスプレイは,5.1インチ(1800×1080ピクセル)⁠通信関連は,Wi-Fi,Bluetooth,GPSに対応しています。

Meizu MX3は,ディスプレイのベゼルが非常に狭いのが特徴です。しかし,これ以外は見所が少なく,見た目は,SamsungのGALAXY S3のようです。

Meizu MX3。特徴的なデザインではないが,非常に狭いベゼルが印象的

Meizu MX3。特徴的なデザインではないが,非常に狭いベゼルが印象的

これにも「Flyme OS 3.0」と呼ぶ,Android 4.2ベースのカスタムROMが搭載されています。こちらは,MIUI V5のように試せないので,ウェブサイトで公開されている情報だけですが,フラットデザインが採用されており,スワイプだけで操作が完結するところなどは,いま風のデザインです。

ともにPlayストアが非搭載で,カスタムROMを搭載

いずれのフラッグシップ端末も,SonyやSamsungのハイエンド端末と遜色ないスペックです。また,ともにカスタムROMを搭載して,特徴を持たせています。Android OSに関しては,フラグメンテーション問題が取り上げられていますが,市場の大きな中国では,そんなことはどこ吹く風のようです。

唯一違う点は,両方ともPlayストアアプリを搭載しておらず,独自のストアアプリを搭載しています。これも中国の国内向けの端末と考えれば,必要ないのかもしれません。

小米科技(Xiaomi)と魅族(Meizu)と共に,日本では展開していません。

ともに,グルーバル市場へ出て行くことは前向きなので,近い将来,日本でも端末を手にできるかもしれません。

今週は,このあたりで,また,来週。

著者プロフィール

傍島康雄(そばじまやすお)

5月30日生まれ。

モバイルデバイスが大好物。それで動くアプリの開発に喜びを感じている。スマートフォン前夜のWindows Mobile,PalmOSのアプリに情熱を傾けていたが,最近は停滞気味でコードを書くよりも文章を書く機会が多くなっており,文章を書くのも,プログラミングと同じくらい奥深い作業だと感じている。

ブログ:http://yasuos.com/blog/

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