Android Weekly Topics

2017年3月第3週ネット接続のOSの数、AndroidがいよいよWindowsを抜く時代に

Androidが数でWindowsを抜く時代

間もなくインターネットに接続されている機器で、最も多いのがAndroidになるだろうという調査結果をアイルランドのStatCounterが公表しました。

2017年2月の調査では、37.4%がAndroidです。最も多いのは、38.6%のWindowsですが、Androidの伸びが顕著であるために逆転は時間の問題であるとの見方をしています。PCは仕事の道具で、個人の使うコンピュータはスマホという構図が当然となって来ているので、AndroidやiOSに関わらずスマホが大多数を占めるはずです。

ただ、インスタント食品のように安易に使えるスマホから入ると、面倒無しで使えるのがあたりまえとなり試行錯誤する時間がなくなります。こうした過程でコンピュータに可能性を感じる人を減らすことになるかもしれません。これは時代の流れと言えるのかもしれませんが、一方では、PCを使ったプログラミング教育がもてはやされており、現実との乖離がある状況です。

Androidファーストの時代が来るのか?

公表されたグラフを見ると、ちょうど3年前の2014年2月ごろからAndroidが急激にシェアを伸ばしはじめています。

これはアジア地域でのシェア拡大が要因ですが、ちょうどインターネットの普及とスマホの普及が重なった時期でもあります。これだけではなく、ネットへの接続回線とコンピュータが同時に手に入るスマホの方が安価かつ安易だったからとも言えます。

さて、AndroidがWindowsを抜いて50%を超えるようなことになれば、周辺機器の対応の他、アプリやサービスもAndroidを優先することになります。40%越えは目前なので、現実のものになるのも近い将来の話しかもしれません。

日本を見る限りは、iOSに対応していれば問題ないように感じますが、アジアへの展開を検討するうえではAndroidは外せません。開発者にとっては両睨になりますが、これまで2強の時代が続くことはなかったので、面白い時代に開発を行っています。

Googleが予期せぬログアウト問題への声明を発表

先月の24日未明、多くのユーザのGoogleアカウントが強制ログアウトされる事態が発生していました。該当の方もいるでしょうし、多くのメディアでも取り上げられました。

Googleは、予期せぬログアウト問題として翌日にGoogleのCrystal Cee氏がGmail Help Forumに、原因は調査中であるがハッキングではないので心配する必要はなく、再ログインしても構わないと発言しています。

この時点で原因は明らかになっていませんでしたが、最近、新たな声明が発表されて、2月24日に発生した予期せぬログアウト問題は、Google定期メンテナンス中に一部のユーザーに発生したもので、ハッキングや不正ログインによるものではないとされています。

Gmailのヘルプページのトップには、以下のようなメッセージが掲載されています。他のプロダクト、たとえばGoogleカレンダーのヘルプページのトップにも同様のメッセージが掲載されています。

定期メンテナンス中に、Google アカウントから一部のユーザーがログアウトされるという現象が起きました。ログアウトされてしまった場合は、普段お使いのユーザー名とパスワードを使用して https://accounts.google.com から再度ログインしてください。パスワードをお忘れになった場合、または他の何らかの理由でログインできない場合は、こちらからアカウント パスワードの再設定をお願いします。

このメッセージが掲載されたことで問題は収束に向かっています。

メンテナンス中に何があったのかはわかりませんが、AWS S3のUS-EASTが3月2日に4時間近く停止して大混乱を招いたのも、原因はコマンドの実行ミスだったので同様のトラブルなのかもしれません。

事故や故障によるトラブルがゼロになることが理想ですが、こうした状況は絶対にないので、当たり前のように使っている物でも問題なく動作しているか時々確認したり、バックアップを用意して冗長性を持たせることの重要性を認識された事態でした。

今週は、このあたりで、また来週。

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