Androidケータイの歩き方

第32回Androidケータイをビジネスに活用する(3)

出張中の頼れるおとも

筆者は出張に出る機会が多くあります。

多い時は、週の半分以上は出張に出ているので、ノートパソコンやスマートフォンなどのモバイル機器は欠かすことができません。ハードウェアだけではなくソフトウェアも欠かすことができないアプリが多くあるので、今回は、出張の道中や出先で役に立つアプリをご紹介します。

まずは下準備

出張前の宿泊先や移動手段の確保、予定の管理にはパソコンを使います。

宿泊先や移動手段の確保は、そのサービスを提供するWebサイトから予約を行い、スケジュール管理にはGoogleカレンダーを使います。事前準備に限れば、パソコンだけで事足り、Androidケータイが活躍するのは、出張当日の自宅を一歩出てからです。

訪問先をチェック

よく出向く先であれば下調べの必要はありませんが、始めての場所は地理情報がわからないので、地図で場所を確認しながら移動することになります。下調べを行い印刷した地図を持ち歩くこともありますが、都内の場合は紙の地図を持たずGoogleマップで訪問先の場所を探して、マイプレイスとして保存することもあります。

Androidケータイの「マップ」アプリからは[レイヤー][マイマップ]を選択して、作成したマイプレイスを選択すれば、現在地に重ね合わせて目的地が表示され、迷うことはありません。また、地下鉄で移動する場合は、何番出口から出るのが効率的なのかマップアプリで確認しておけば、遠い出口から出てしまって、随分歩いたといったこともなくなります。

道中は……

目的地までは、大まかには飛行機→電車→徒歩といった流れて移動します。

航空会社はJALを利用する機会が多く、冒頭でも説明したようにフライトの予約はパソコンを使います。外出先では、予約の確認と変更を行うことが多く、それにはJALがリリースしている「JAL 国内線」アプリを使います。ミーティングが予定よりも早く終わった、または、長引いた場合は「JAL 国内線」アプリで予約の変更を行います。Androidケータイであれば、移動中やちょっとした合間でも使えるので重宝します。

飛行機の次は電車での移動です。空港から目的地までは「乗換案内」アプリを使って経路検索を行います。説明の必要がないメジャーアプリなので、利用されている方も多いはずなので詳細は割愛します。

「乗換案内」の経路検索機能の他には、利用者が投稿した運行状況や混雑度が確認できる[ライブ!]や交通機関の運行状況が確認できる[運行情報]機能を活用しています。時間に余裕がない予定で移動しているときは、電車の遅れが10分程度でも致命的になるので、別経路を検索して、それでも約束の時間に到着できないと判断した場合は、電話で断りを入れるなどの判断材料として活用しています。

また、前回のミーティングの内容を確認する必要があれば「Evernote」に書き溜めたミーティングメモを確認します。⁠Evernote」も説明の必要がないと思いますが、MacBook ProとAndroidケータイを使い分けている者にとっては、データがクラウドで管理されており分散してしまうことがないので重宝しています。車中では「乗換案内」で検索したルートと乗り換え駅を確認しつつ、耳ではポットキャストを聴いて目的地を目指します。

目的地付近

Googleカレンダーの約束の時間を再確認し余裕がある場合は、カフェで時間を潰すか食事をとります。コーヒーは、たいした拘りはありませんが、Wi-Fiスポットを提供しているお店があるので、そうした店を選びます。Wi-Fiスポットの検索には「あぐらいふ」を使います。⁠あぐらいふ」は、Wi-Fiスポットに追加して飲食店の検索もできるので、Wi-Fiスポットと飲食店のアイコンが重なって表示されている場所が目的地となります。

「あぐらいふ」でWi-Fiスポットを探している様子。地図上にマッピングされるのでわかりやすい。
「あぐらいふ」でWi-Fiスポットを探している様子。地図上にマッピングされるのでわかりやすい。

また、MacBook Proのバッテリーが心もとない時は「電源検索 Lite」を使い、コンセントが利用可能なお店を探します。検索結果にマクドナルドなどが含まれることがあるので、Wi-Fiスポットが同時に検索されることもあります。お昼近くなら、食事のために「ぐるナビ」で付近の飲食店を検索します。地方であれば、名物を事前に調べておき、それが食べられるお店を選択します。時間に余裕がある場合は、ネットのグルメ情報に頼ることなく、付近を散策してみて、ここはというお店を見つけることができれば、そこへ入るようにします。

いかがでしょうか?

今回は、出張の道中や出先で頼りになるアプリをご紹介しました。

筆者の場合、特筆するような使い方ではないかもしれませんが、十人十色で様々な使い方があると思います。私の使いこなしは、こんな感じという方がいましたら、Twitter経由で教えてください。

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