[自転車イラスト紀行]徒然走稿

第二十二回「河口へ・そして穴子丼」

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ある日突然,穴子丼が食べたくなった。

鰻丼,ではなく,穴子丼である。

なんで?と聞かれると確固たる理由は思いつかない。

テレビで見た,のかもしれない。

本で読んだ,のかもしれない。

ともかく穴子丼なのだ。

と,いうようなことってありませんか?

なんだか知らないけど,吉野家の牛丼が食べたい,とか,なにはともあれサッポロ一番塩ラーメンに玉子とネギを入れて,ごま油を加えて,さらに切りゴマもプラスしたのをすすりこみたい!とか。

吉野家なら駅前に行けばあるし,サッポロ一番はコンビニで手に入る。

でも,穴子丼はご近所で簡単には食べられない。

「いや,行きつけの寿司屋に行けばいつでも作ってもらえるよ」という人はそうしてください。私なぞはまず近所に,行きつけの寿司屋,なるものを作るところから始めなくてはいけないのだ。

ではどこへいけばいいのか?

そう,行きつけの寿司屋は無くても,おなじみの東京湾がある。

穴子の本場は羽田沖。

羽田沖なら,これまたおなじみの多摩川を下っていけば辿りつくことが出来るではないですか(沖まではいけないけど)⁠

そうと決まれば善は急げ(善かな……殺生をしにいくような気もするが)⁠

穴子丼を求めて多摩川を下っていくことにした。

今回はいてもたってもいられず穴子丼,の気持ちが先走って,本文がエッセイになっていないような気がするが,そんな場合ではない。

一刻も早く多摩川を下らなくてはいけません。早速,コースガイドに取りかかります(いつもよりボリュームあります)⁠

著者プロフィール

杠聡(ゆずりはさとし)

イラストレーター,ライター。東京都日野市在住。技術評論社刊の単行本カバーなど広告,出版でのお仕事をベースに,自転車旅行で出会った風景や人を題材にした作品づくりを続けています。

URLhttp://www.yuzuriha.com

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