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第38回 デジタルカメラタグづけ支援

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写真とキャプションは常に一体

デジタルカメラでタグづけを,どのようにかんたんに行うか。

デジタルカメラで写真を容易に扱えるようになってからというもの,それをもっと活用するための方策として,このタグづけ機能はいろいろと考えられてきました(GEOタグ,顔認識など)⁠

写真にはコメント(キャプション)がつきものです。つきものであるにもかかわらず,既存のデジタルカメラでは,なかなかかんたんにはそのタグづけを行うことができません。すっきりとこれで決定打というのがないのです。いっそデジタルカメラではなく,曲がりなりにもキーボードをもつ携帯電話のほうが,タグづけには適しているかもしれないと感じることもあります。

筆者が主として考えてきたのは,タグづけのためにモードをもたないことで紙のようにコメントをキーボードから書き込めることや,テキストファイルから自動的にコメントを書き込む機能の実現でした。

写真とキャプションを一体化するアプリケーション

写真とキャプションを一体化するアプリケーション

筆者の作ったPictureViewやSmartCalendarは,写真とキャプションを一体化することを念頭において設計しています。写真を表示すると,タグを同時に読み込んで表示します。

この点で,たとえば既存の写真サイトが,コメント用の枠を設けてコメントを書くという方向性とは,ぜんぜん違う方法を模索しているといえます。

たとえばFlickrの場合

たとえばFlickrの場合

写真をアップロードするのはフォルダツリーを辿る必要があったりします。サムネイルを見ながらのアップロードには別途ツールが必要なようです。

たとえばFlickrでタグづけ

たとえばFlickrでタグづけ

Flickrでタグづけするには,アップロード後に小さな枠にフォーカスしてキーボードから入力する必要があります。書き込み(保存)にはADDボタンを押す必要があります。

FlickrのTagとDescription

FlickrのTagとDescription

Flickrには,TagとDescriptionがあり,使いわけないとだめみたい。タイトル枠もあります。書き込み(保存)にはSAVEボタンを押す必要もあります。

タグづけをすることは文章を書くことであり,普通に考えればコンピュータやキーボードが必須です。コンピュータは必須であるとしても,タグづけのためにめんどうなことをしたくないわけです。メニューを開いたり保存操作をしたり確認ボタンを押したりしたくないのです。

そういうさまざまな不都合はモードによって発生していると考え,モードの全廃を目標として掲げました。モードがなく使い勝手さえよければ,キーボードから文章を打つのは筆者の場合苦にならないので,自動でタグづけすることは無理でも,タグづけを継続的に行えるだろうと考えました。

著者プロフィール

美崎薫(みさきかおる)

夢想家,未来生活デザイナー,『記憶する住宅』プロデューサー,記憶アーティスト。住宅,書斎,机をはじめ,ハードウェア,ソフトウェアの開発をプロデュース。著書『デジタルカメラ2.0』(技術評論社)など多数。

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