ケータイで24時間Life Hacks! ~今こそ使い倒したいツール・サービス活用術

第9回 トラベルハック[前編]

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普段と違う環境だからこそ,ケータイは必需品

これまで本連載で紹介してきたように,日本でとても便利に使えるケータイは,普段と違う環境に置かれる海外渡航時において,最新情報を調べたり,地図を確認したり,現地で連絡を取り合う事で,普段より一層重要な情報ツールになります。

海外で利用するにあたって注意すべきなのは,通信方式の違いや料金体系などが国内での利用時と異なることです。この点をしっかり認識しておかないと,帰国してから高額の利用料金を支払うことになり得ますので,事前に確認の上注意する必要があります。

海外でケータイを利用する3つの方法

海外でケータイを利用するには,大きく分けて3つの方法があります。

利用方法端末入手のし易さ現地での通信料手軽さ
ローミング対応端末を購入し,ローミングサービスを利用する
最新機種の多くがGSM対応機
×
ローミング料金

複雑な設定を行う事無く,普段使っている端末が利用可
ローミング対応端末をレンタルする
空港などでレンタル可能
×
ローミング料金

普段と違う端末を使う
SIMロックフリー端末 + 現地キャリアのSIMカードを利用する
日本語環境が整ったSIMロックフリー端末の流通は数少ない

現地の料金で利用可能

端末の調達,SIMカード調達に手間がかかる

1.ローミング対応端末を購入し,ローミングサービスを利用する

海外でケータイを利用するにあたって,最も簡単なのはローミングサービスを利用する事です。ローミングサービスのメリットは何と言っても,海外でも日本にいるときと同じ電話番号,メールアドレスが利用できることで,ローミングサービスを利用する側も,相手側からも日本に居る時との違いを全く意識する事無く利用できる点です。

かつては通信方式の違いから,日本で購入して使っている端末をそのまま海外に持っていっても使えない事が多く,海外旅行の際には多くの日本人が不便を感じていた事と思いますが,近年発売されるケータイでは,日本・韓国など一部の国を除き世界のデファクトスタンダードとなっている,GSM方式のサポートが標準的になるなど,ローミング対応が進んでいます。

また海外でも,W-CDMAを中心とした3Gネットワークが拡張されていますので,仮にGSM対応端末を所持していない場合でも,3Gでのローミングサービスを利用するための環境が整っています。

このようにローミングサービスは,日本と海外の違いを意識する事無く,普段使っている端末をそのままにサービスの利用が出来とても便利なのですが,最大の弱点は料金が高いことです。

例えば,docomoのローミングサービスを例に挙げると,アメリカでローミングサービスを利用して受信した場合のiモードメールなどの受信にかかる費用は,

  • 50パケットまで  → 50円
  • 50パケットを超える部分 →  0.2円/パケット

となっています。たとえば1日10通のメールを受信すると,

  • 50円 * 10通 = 500円/1日

に,メールのパケット料金を加えた料金が発生します。

もちろん,ローミングサービスで発生するパケット通信料は,パケット定額サービスの対象外になりますので,日本と同じ使い勝手だからと言って,普段と同じ感覚で使ってしまう事はオススメしません。

通信料をおさえるためのパケット節約術

海外でのメールのパケット通信料を抑えるための節約術としては,メールの受信方式を『メール選択受信』に設定する事をオススメします。メール選択受信にする事で,届いたメールを1通ごとに端末にPUSH配信せずに,サーバ側にあるメールを端末からPULLする事になり,通信回数を減らすことでパケット通信料を削減する事が出来ます。

メール以外では,ブラウザの画像読み込み設定をOFFにしたり,マルチタスク対応のケータイではブラウザを立ち上げて接続を確立させた後,メールを受信し,そのまま返信したり,タスクを切り替えてブラウザの操作を続ける事などで,『接続回数』を減らし,パケット通信料を節約することが可能です。

その他の節約術として,docomoでは,基本使用料に含まれる無料通信が,海外での電話料金にも適用されますので,渡航までの間にある程度時間があれば,予め料金プランを普段よりも高めのプランに変更し,無料通信を蓄えておくことで通信料を安く済ませることも可能です。

2. ローミング対応端末をレンタルする

ローミング対応端末を所有していない場合や,ローミング対応端末はあるものの何らかの理由により持っていかない場合には,ケータイのレンタルを行っている業者から,ローミングに対応した端末をレンタルする事が出来ます。

専門の業者による端末のレンタルですので,自分が行く都市名や渡航先を告げると,現地で使える端末を貸してくれるなどの気軽さはありますので,いちいち自分で調べるのは面倒くさい。という方にとって有難いサービスと言えるかもしれません。

費用はレンタル費用の基本料金0円~数百円/日に,現地で利用した通信料の負担が必要となるため,料金的には割高になってしまう点と,自分が利用している電話回線のSIMカードではなく,レンタル事業者の回線を利用する場合は,連絡先の電話番号やメールアドレスが変更となる点,普段使い慣れた端末とは別の端末を操作する事になる点に注意する必要があります。

どんなレンタル事業者を選べばいいか

レンタル事業者は数多く存在していますが,

以下のようなポイントを中心に選定すると良いでしょう。

  • 利用料金(端末レンタル料と通話料)
    ⇒通話料金について分単位での課金か,秒単位での課金か。
  • 現地でのサポートが受けられるかどうか
    ⇒現地で日本語でのサポートが可能か,24時間受付が可能か,料金は無料か。
  • 端末の受取・返却が簡単か
    ⇒受取は空港内でも可能か,空港での受取・返却に費用が発生しないか,受取別の空港での返却が可能か。

後編では,ローミングサービスとは異なり現地のオペレーターとの契約を行う事で,ローミングと比較して通信料金を格安にする,SIMロックフリー端末 + 現地キャリアのSIMカードでの利用について紹介予定です。

著者プロフィール

島田純(しまだじゅん)

晴海総合高校,明治大学を卒業後,jig.jpに入社し,jigブラウザなど,jig.jpの各種サービスの立ち上げに関わる。

PC,PDA,ケータイ辺りを守備範囲とする,典型的なデジタルガジェット好き。特に携帯できるガジェットが好きな,自称『ケータイ系デジタリアン』。今まで購入したデジタルガジェットで最も愛着があるのは,CLIE T650C。最近のお気に入りガジェットは,Advanced/W-ZERO3[es]

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