悪魔の習慣
「なんとなく覚えているから大丈夫だって。昔から記憶力だけはいいと思っているんだ。」
記憶力に自信がある人に限って,こんなことを言って肝心なことを忘れていることがあります。
ヒトは,物事を完全に記憶するのが得意ではありません。例えば,電話番号や暗証番号を記憶しようとするときに,語呂合わせで覚えている人が沢山います。これは言葉のつながりや音のリズムを利用しないと記憶するのが難しいからです。
たった10桁の数字でも簡単に記憶できないのに,日常の大切なことを覚えることはできませんよね。
たとえ覚えた思っていても,それは一時的な記憶なので,時間が経つにつれて記憶が薄れていきます。そして,新しい情報が入ってくると記憶の奥底に埋まってしまい,後から引き出すことが難しくなってしまいます。

「あれ?何だったっけ?」
という言葉をよく言いますよね。これは,一度記憶はしたが,引き出せない(思い出せない)状態です。
「ずーっと考えてたんだが,やっと思い出したよ!」
このように何かのキッカケでふと思い出すことはありますが,キッカケがないと出てきません。
記憶だけに頼ってしまうと,思い出せる保証はありません。時間をかけて思い出した時には,その情報は必要がなくなっているかもしれません。大切なことは,すぐに引き出せないと役に立ちません。
天使の習慣
「記憶せずに記録するんです。」
少しでも気になったことをその場でメモするのです。
気になった時点の記憶は,一時的なものです。その記憶の断片をメモとして残しておくことで,後からそのメモを見ることで記憶を呼び戻せます。
このメモが,記憶の引き出しなのです。

「あーそういえば,あの時はこうだったな。」
とすぐに反応できるようになります。
「他にも,こんなことが考えられるぞ・・・」
記憶から記録へスムーズに転換できれば,考える余裕が生まれてきます。
「そんなの当たり前じゃないか」
と思っているでしょう。でも,当然のことが,当然のようにできていないのも現実です(この記事を読んでメモしている人を除いては…)。
